バイク用テレスコピック – 倒立型:剛体または変形体ストラットロッド

名前が示すように、このサスペンションは、従来型とは正反対の向き(倒立)に取り付けられています。つまり、ハンドルヨークはバレルユニットに結合され、スライダーはホイールに結合されています。従来型のテレスコピックフォークと比べて、この機構では高い剛性が得られます。曲げモーメントに対応できるように、上部の方がチューブの直径が大きくなっているからです。

剛体ストラッドロッド

ボディ(スライダーとフォークチューブ)は、スライド動作を可能にする並進ジョイントとステアリングを可能する回転ジョイントで拘束された剛体ボディエンティティです。


図 1.

変形体ストラッドロッド

ストラットロッドは、PTCVジョイントで拘束された可変形部材です。このモデリング手法では、ロッドに曲がりやたわみなどの挙動を実現できるので、フォークアセンブリにコンプライアンスが得られます。


図 2.