スクーター - フロントテレスコピックフォーク(従来型)

このサスペンションは主バレルチューブを備えており、このチューブ内部にスライダーチューブが挿入されて、自由に動けるようになっています。その外部には、スプリングとショックアブソーバーが取り付けられています。テレスコピックサスペンションでは、スライダーがハンドルのヨークに結合され、バレルチューブや制動ユニットがホイールに取り付けられています。



図 1. ステアリング機能を備えたフロントテレスコピックフォーク(従来型)

モデルでの使用

フロントテレスコピックフォークサスペンションシステムは、二輪のフルビークルモデルに使用できます。デフォルトの形状と質量は二輪スクーターの形状と質量を近似したものですが、このモデルとデータは任意のサイズの二輪車を反映するように修正できます。
注:
  • ホイールボディは、タイヤおよびリムの質量と慣性を表します。
  • ホイールハブボディは、ブレーキディスクやブレーキドラムなど、回転する他のボディの質量と慣性を表します。ホイールハブとブレーキシステムには、関連するグラフィックスはありません。
  • ホイールおよびホイールハブのパーツでは、重心としてホイール中心の位置が使用されます。

以下の図は、すべてのデータが読み込まれたフロントサスペンションモデルに関するシステムを表示したブラウザです。



図 2. フロントテレスコピックフォーク(従来型)サスペンションのブラウザ表示

ポイント

ポイントによって、サスペンションのボディを互いに結合するジョイントとブッシュの位置を定めます。以下の図は、フロントテレスコピックフォークサスペンションの主要ポイントを示しています。


図 3. フロントテレスコピックフォーク(従来型)サスペンション右側の各ポイント

ボディ

フロントテレスコピックフォーク(従来型)サスペンションは、以下の図に示す各ボディで構成されています。


図 4. フロントテレスコピックフォーク(従来型)サスペンションの各ボディ

ブッシュおよびジョイント

以下の表に、フロントテレスコピックフォークサスペンションのボディ、ブッシュ、ジョイントを示します。
ラベル Type Body 1 Body 2 ポイント
Fork Tube to Rod 並進 ショックロッド ショックチューブ ショック上側重心
Rod to Fork Fix 固定 ショックロッド ステアリングコラム ステアリングコラム下端
Spindle to Fork 固定 スピンドル ショックチューブ ホイール中心
スピンドルのホイール取り付け 回転 フロントホイール スピンドル フロントホイール重心
ステアリング回転ジョイント 回転 ハンドル フレーム ステアリング軸最上部
Handle_st_column 固定 ハンドル ステアリングコラム ステアリング軸最上部
以下の図に、サスペンションでのジョイントとブッシュの位置を示します。


図 5. フロントテレスコピックフォーク(従来型)サスペンションの各ジョイント