Stability Analysis
Stability Analysisイベントを使用して、さまざまな路面を走行する二輪車モデルをシミュレートし、車両のウィーブモードとウォブルモードを評価できます。ユーザー定義の路面プロパティファイルで路面入力を指定します。
二輪車へのイベントの追加
- ブラウザでModelを右クリックし、Add Eventsを選択します。
- Add Eventsダイアログで、TypeドロップダウンメニューからStability Analysisを選択し、Applyをクリックします。
Stability Analysisイベントがモデルに追加されます。
パネルオプション
Event Editor | Event Editorダイアログを表示します。 |
ブラウザのコンテキストメニューのオプション
Run Event | イベントを実行します(XML、ADFのエクスポート、MotionSolveへのソルバー入力ファイルの投入)。 |
Run All | モデルに追加されたフルビークルイベントをすべて実行します。 |
Edit Event | イベント編集のダイアログ / Event Editorを開きます。 |
Build Event | Event Editorダイアログで指定されたパスにソルバー入力ファイルとADFファイルをエクスポートします。 |
Edit XML | テキストエディターでXMLを開きます。 |
Edit ADF | テキストエディターでADFを開きます。 |
Run XML | 生成したソルバー入力ファイルがある場合に、それをMotionSolveに投入します。 |
ダイアログのオプション
Units | 一定の要求速度入力の単位。 |
Velocity | 一定の要求速度入力。 |
Steer release time [s] | Pulse force解析モードとGeneral force解析モードで使用します。 ステアコントロールを解除する時間。
注: Linear analysisの場合は、シミュレーションの終了時にステアコントロールが解除され、線形解析が実行されます。
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Disturbance start time [s] | Pulse force解析モードで使用します。Force inputsタブで設定したパルス状の力による外乱の開始時間。 |
End time [s] | シミュレーションの終了時間。 |
Look ahead time [s] | ドライバーのステアコントローラー(FEEDFORWARD)入力。 |
Prediction step size [s] | ドライバーのステアコントローラー(FEEDFORWARD)入力。 |
Print interval [s] | 結果(.mrf)の出力間隔。 |
Path profile - Straight Line | 車両は直線に追従して走行します。 |
Path profile - Road centerline | 車両は路面のセンターラインに追従して走行します(シミュレーションを開始する前に、DDFファイルに路面のセンターラインを生成します)。 |
Path profile - Curve |
MotionViewのx-yカーブを経路入力として追加するオプション。
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Analysis mode - Linear analysis | シミュレーションの最後でステアコントロールが非アクティブになった後、線形解析を実行するオプション。 |
Analysis mode - Pulse force |
Steer release timeで指定した時間にステアコントロールが非アクティブになった後、Disturbance start timeで指定した時間から適用した外乱を使用して、End timeで指定した時間まで過渡解析を実行するオプション。 この外乱力の対象とするボディ、ポイント、参照フレームをConnectivityタブで設定できます。 力のタイプとしてForce along YまたはTorque about Zを選択できます。このような力は、フレームにかかる横力またはステアリングの回転ジョイントにかかるステアリングトルクによる外乱の典型例です。 Amplitude、Length of pulse、Function typeを設定して、Pulse steerイベントのようなパルス状の力を記述できます。 |
Analysis mode - General force |
Steer release timeで指定した時間にステアコントロールが非アクティブになった後、End timeで指定した時間まで過渡解析を実行するオプション。 この外乱力の対象とするボディ、ポイント、参照フレームをConnectivityタブで設定できます。 MotionSolveの各種の式を6つの方向で使用して、Trans PropertiesタブとRot propertiesタブで外乱を設定できます。 |
Stability Analysisイベントの実行
- Altair Driverを使用してフルビークルモデルを作成します。
- Stability Analysisイベントを追加します。
- Event Editorダイアログを開きます。
- 路面プロファイル(Straight、Road centerline、またはCurve)と解析モード(Linear force、Pulse force、またはGeneral force)の各入力を指定します。
- 外乱の追加を解析し、必要に応じて外乱力を設定します。
- イベント関連の他のパラメータを編集します。
- ソルバー入力ファイルの場所を入力します。
- ドライバー出力設定、シミュレーション設定、シミュレーションの出力オプションを編集します。
- Runボタンをクリックし、シミュレーションを開始します。