Synchronize Animation

Synchronize Animationダイアログを使って、異なる単位のアニメーション結果、異なるタイムステップで始まるアニメーション結果、またはその両方を含むウィンドウを同期させることが可能です。

このダイアログを表示させるには、ToolsメニューからSynchronize Animationを選択するか、 Animation ControlsパネルまたはイメージプレーンタブのTime Scalesボタンをクリックします。


図 1. Synchronize Window Animationダイアログ
Synchronize Window Animationダイアログには、現在のページ内の各ウィンドウがリストされます。
Synchronization policy アニメーション中に各ウィンドウが表示するタイムステップを決定します。ドロップダウンメニューから次のオプションのいずれかを選択します:
  Closest 各ウィンドウはページ全体について、現在の時刻に最も近いタイムステップを表示します。
  Closest Backward 各ウィンドウはページ全体について、現在の時刻に最も近く、それを超えないタイムステップを表示します。
Synchronization control 複数のアニメーションを同期化するために使用される方法を決定します。ドロップダウンメニューから次のオプションのいずれかを選択します:
  スライダーバーの使用 スライダーバーは、すべてのウィンドウについてのグローバルタイムラインを示します。このバーは、各ウィンドウがアクティブか非アクティブかにかかわらず、すべてのウィンドウのタイムフレームを反映します。各タイムフレームは、スライダーバー上に表わされる範囲のサブセットです。Current timeは、現在のスライダーバーの設定を表示します。


図 2. Synchronize Window Animationスライダーバー

すべてのアクティブなTime A欄およびTime B欄について、スライダーバーを使って時刻を指定します。希望する値が指定の欄に表示されたら、ロックボタンをクリックして値を設定します。すべての欄が定義された後、Applyをクリックすると、アニメーションが自動的に計算、同期化されます。

Applyをクリックすると、各ウィンドウの時刻値についてのスケールファクターが自動的に計算されます。スケールファクターは、各ウィンドウについて、Time BからTime Aを引くことで計算されます。Time Aに指定されたすべてのフレーム内の最終結果がアニメーション表示中に同時に現れます。同様に、Time Bについてすべてのフレームが同時に現れます。その他のフレームはすべて、それに応じてスケーリングされます。

このモードでは、ScalingおよびOffset欄にデータを入力することができません。それらは参照用にのみ使用されます。

  スケーリングとオフセットの編集
Scaling
アニメーションのトータル実行時間を指定の数値倍します。アニメーションはそこで、新しい時間境界内で実行されるよう、スケーリングされます。0秒から10秒まで実行されるアニメーションファイルが係数2でスケーリングされると、0秒から20秒まで実行されることになります。同様に、係数が0.5の場合、アニメーションは0秒から5秒まで実行されるよう調整されます。
Offset
対応するウィンドウをアニメーション表示する前にどれだけ待つべきかを指定します。ページが指定された時間値に達すると、アニメーションがスタートします。
T1-T0
スケールファクターが適用される前に、タイムスケールを確認できます(参照用のみ)。
Scaled T1-T0
スケールファクターが適用された後、タイムスケールを確認します(参照用のみ)。

アニメーション列内のチェックボックスでは、同期化に含めるべきアニメーションを選択できます。アニメーションをすべて選択、全く選択しない、または現在の選択を反転させることが選べます。

マスターアニメーション

Synchronize Window Animationダイアログにリストされるアニメーションのうちの1つは、その他のアニメーションが同期されるマスターアニメーションとして選択が可能です。マスターフレームに割り当てられたタイムスケールは、関係のないステップを飛ばします。アクティブになっているラジオボタンは、どのウィンドウがマスタータイムスケールを含んでいるかを示し、Masterチェックボックスは、マスターウィンドウがリスト内の全ウィンドウの同期化に使用されるべきかを示します。