MLFMMの設定

マルチレベル高速多重極法MLFMM)を使用してモデルを解析する際は、いくつかのオプション設定を使用できます。

Note: デフォルト設定を使用することをお勧めします。いずれかの詳細設定を設定すると、精度と実行時間の両方が大きな影響を受ける可能性があります。
Activate additional stabilisation for the MLFMM
このオプションを選択すると、厳しい収束問題を伴うモデルに対して追加の安定化がアクティブ化されます。
Field calculation methods
Near-field
MLFMM手法では、高速な近傍界計算法(デフォルト)を使用できますが、状況によっては、従来の積分法を使用することが推奨されます。
Far field
MLFMM手法では、高速な遠方界計算法(デフォルト)を使用できますが、状況によっては、従来の積分法を使用することが推奨されます。
Box size at finest level
MLFMMは階層ツリーベースのグループ化アルゴリズムに基づいており、ソルバーは、周波数とモデル寸法に応じて、このツリーのレベル数および最も細かいレベルでのボックスサイズを自動的に決定します。
このオプションでは、ボックスサイズを拡大または縮小することで収束の達成を試行できます。ボックスサイズは波長単位で指定します。
Tip: 0.23という初期値を使用することをお勧めします。0.20より小さい値は使用できません。