積分方程式法(EFIEMFIE、およびCFIE

該当の積分方程式法を使用してモデルを解析すれば、MoMまたはMLFMMを使用したときに、短時間での反復収束または高精度な結果を得ることができます。

完全導電性表面(PEC)で構成した構造を解析する場合は、電界形積分方程式EFIE)または磁界形積分方程式MFIE)を使用して解析を高速化できます。

EFIE法は数値的精度が高く、開いた構造に適用でき、MFIE法は反復収束がきわめて高速で、閉じた完全導電性金属領域に適用できます。

メモリ使用量を抑えながら高精度な解析と高速な反復収束の両方を実現するには混合界形積分方程式CFIE)法を使用します。
Note: CFIE/MFIEは、閉じた完全伝導性金属領域でのみ使用できます。
CFIE係数の指定は、解析を次のいずれにするかを指定することです:
  • 純粋なEFIE解析(CFIE係数 = 1)
  • 純粋なMFIE解析(CFIE係数 = 0)
  • EFIEMFIEの複合法であるCFIE解析(0 < CFIE係数 < 1)。
Note: FekoではEFIEがデフォルトの解析です。