Steady State Thermal/Transient ThermalとSteady State Magneticの連成シミュレーション

Steady State Magnetic – Steady State Thermal

Steady State ThermalとSteady State AC Magneticまたは(定常状態での)Transient Magneticの連成シミュレーションで実装される内部ステップは次のとおりです。

ステップ 電磁 温度
0 初期温度はユーザーが設定 初期熱源項(損失)はNULL
1 Steady State AC MagneticまたはTransient Magnetic(定常状態)を解析  
2 損失のRMS値 / 平均値をエクスポート  
3   損失をインポート
4   精度を基準として熱源場解の収束を検証*
5   Steady State Thermalを解析
6   温度場をエクスポート
7 温度場をインポート  
8 Steady State AC MagneticまたはTransient Magnetic(定常状態)を解析  
9 損失のRMS値 / 平均値をエクスポート  
10   損失をインポート
11   精度を基準として熱源場解の収束を検証*
12

収束に到達した場合は解析プロセスを停止

それ以外の場合は、結果を消去してステップ5に戻る

*収束は、熱プロジェクトのこの時点で«cosimulation»ボックスを使用して定義します。インポートした熱源場に対し、前回の温度場を比較基準として収束を検証します

Steady State Magnetic – Transient Thermal

Transient ThermalとSteady State AC Magneticまたは(定常状態での)Transient Magneticの連成シミュレーションで実装される内部ステップは次のとおりです。

ステップ 電磁 温度
0 初期温度はユーザーが設定 初期熱源項(損失)はNULL
1 Steady State AC MagneticまたはSteady State Transient Magneticを解析  
2 損失のRMS値 / 平均値をエクスポート  
3   損失をインポート
4   同じステップtiで、精度を基準として熱源場解の収束を検証
5   ステップtiにおいて、Transient Thermalの解析
6   温度場をエクスポート
7 温度場をインポート  
8 Steady State AC MagneticまたはSteady State Transient Magneticを解析  
9 損失のRMS値 / 平均値をエクスポート  
10   損失をインポート
11   同じステップtiで、精度を基準として熱源場解の収束を検証
12

収束に到達した場合は、次の熱時間ステップti+1へ進む

収束していない場合はステップ5に戻り、同じ時間ステップtiで反復

13 熱プロジェクトのすべての時間ステップで解析を完了すれば連成シミュレーションを終了

*収束は、熱プロジェクトでcosimulationボックスを使用して定義する必要があります。時間ステップtiでの検証は、前回インポートした熱損失場との関係で実施します。目的の精度に達していない限り、同じ熱時間ステップで解析ループを繰り返します。目的の精度に達していれば、熱計算は次の時間ステップに進みます。