CONN0

Connector ElementCONN0では、単一のNLFE節点の勾配ベクトルを拘束することができます。

フォーマット

<CONN0
       id       = "integer"
       gid      = "integer"
       conn     = "string"
/>

属性

id
一意の識別番号。
gid
節点識別番号。
conn
座標間の結合を表す最大6個の文字を含む文字列。詳細については、コメント2をご参照ください。

この例は、CONN0要素の定義を示しています。

<CONN0 id="1000" gid="101" conn="TTFTFF"/> 

コメント

  1. この要素は、単一グリッドの勾配ベクトルを拘束するために使用します。一般化座標の完全なセットによるNLFE節点は12 DOFという仕様です。マーカーがこのようなNLFE節点に付加されると、その節点はマーカーによって移動および回転が制約され、12 DOFのうち6つが拘束されます(並進の3 DOFと回転の3 DOF)。ただし、節点にはまだ6 DOFが残っています。この要素は、残りの6 DOFのうちのいずれかまたはすべてを拘束するために使用できます。つまり、以下の拘束を課すことができます。

    (1)
    r x T r x = c 1 r y T r y = c 2 r z T r z = c 3 r x T r y = c 4 r x T r z = c 5 r y T r z = c 6
    CONN0要素の別の使い方として、シミュレーション中に慣性主軸が正規直交の状態を維持できるように、CONGM要素に関連付けられた単一節点を拘束することもできます。
  2. 上記方程式の右辺の係数は、初期モデルコンフィギュレーションに基づいてMotionSolveによって自動的に決定されます。conn文字列を使用して、上記拘束の一部を選択的に課すことができます。最初の3つの拘束は、3つの勾配ベクトルの一定の大きさを維持します。後の3つの拘束は、勾配ベクトルの相対方向を維持します。属性conn内の文字‘T’は、シミュレーション中はずっとMotionSolveによって特定の運動学的関係が適用されることを示します。属性connには、最大6個の‘T’(True)または‘F’(False)の文字を含めることができます。例えば、conn="TTTFFF"の場合、MotionSolveによって、大きさの拘束は課されますが、残りの条件は課されません。
  3. 属性connのデフォルトは、"FFFFFF"です。また、conn="TTT"とconn="TTTFFF"は等価です。
  4. 節点には、9個または全12個の一般化座標を関連付けることができます。CONN0は、3または6つの一般化座標しかない節点には適用しないでください。
  5. CONN0が9つの一般化座標のみの節点( r , r x , r y のみの節点など)に適用される場合、 r z を含む拘束は適用しないでください。例えば、conn="TTFTFF"は、 r z を含む拘束を適用しないため、この要件を満たします。