2022
本マニュアルは、MotionSolveで使用できるコマンドステートメント、モデルステートメント、関数、サブルーチンインターフェースの一覧とそれぞれの使用方法の情報を提供しています。
MotionSolve 2022の新機能について説明します。
MotionSolve®は、マルチボディシステムの性能を解析、評価、最適化するための統合ソリューションです。
インタラクティブなチュートリアルを使用してMotionSolveの機能について説明します。
MotionSolveは、力学の原理に基づいたシステムレベルのマルチボディソルバーです。
MotionSolve APIステートメントは、以下のスタイル規則に従います。
Model ElementAccgravは、全体座標系のX、Y、およびZ方向の重力加速度を定義します。
Model ElementArc要素では、中心マーカーと参照マーカーまたは半径によって定義された円弧グラフィックを生成できます。
Model ElementArrayモデルステートメントは、変数（他のMotionSolveモデリング要素によって使用される）または定数のリストを指定します。
Model ElementBeamは、2つの異なるパートに属している2つのマーカーIとJの間で作用する一様な断面のまっすぐな質量のないビームを定義します。
MotionSolveベアリングAPIステートメントは、解析ベアリング要素のモデル化を支援します。
Results ElementBodyResultは、シミュレーションからの単一のボディに関連付けられたすべての結果を含むオブジェクトです。
Model ElementBox要素では、矩形のボックスグラフィックを生成できます。これは、中心または角から定義できます。
Model ElementBushingは、2つのマーカー、IとJの間で作用する線形の力とトルクを定義します。
Model ElementCircle要素では、中心マーカーと参照マーカーまたは半径によって定義された円グラフィックを生成できます。
Model ElementContactは、2つのボディ間の3-D接触力を定義します。
Model ElementCouplerは、2つまたは3つのジョイントの自由度間の代数的関係を定義します。この拘束要素は、理想化された平歯車、ラックアンドピニオンギア、および作動装置を、ジョイントセット内の変位同士を関連付ける単純な拘束としてモデル化するために使用できます。
Model ElementCurveは、3D空間でパラメトリック曲線を定義します。
Model ElementCvcvは、高次対偶拘束を定義します。
Model ElementCvsfは、高次対偶拘束を定義します。
Model ElementCylinder要素では、直線状の平行な側面と円形断面で幾何学的図形を表すことができます。
Model ElementDcurveは、MotionSolveで変形曲線を定義します。
Model ElementDeformCurve要素では、モデル内でDeformableCurve要素として定義された曲線を表すことができます。グラフィックは、DeformableCurve参照によって定義された曲線上の頂点をつなぐ直線セグメントの数で定義されます。
Model ElementDeformSurface要素では、モデル内でDeformSurface要素として定義された変形可能サーフェスを表すことができます。グラフィックは、DeformSurface参照によって定義されたサーフェス上の頂点をつなぐ直線セグメントの数で定義されます。
Model ElementDiffは、MotionSolveで単一のユーザー定義の1次微分方程式を定義します。
Model ElementDsurfaceは、MotionSolveで変形可能サーフェスを定義します。これはPTDSFとPTDSFFによって参照されます。
Model ElementDvは、特殊なタイプのソルバー状態変数を定義します。設計パラメータとしての設計感度の評価と計算に使用します。設計感度解析の場合は、この値がシミュレーション中に変更されます。
Model ElementEllipsoid要素では、平面断面が楕円または円の幾何学的図形を表すことができます。
Model ElementEquilibriumは、静解析と擬似静解析の解析制御パラメータを定義します。これらのパラメータは、解析の精度と解析に使用される手法を制御します。
Model ElementExternal要素では、外部ファイルを使用して幾何学的図形を表すことができます。サポートされているファイルタイプは、.x_t（Parasolid）または.femです。
Model ElementFieldは、2つのマーカーIとJの間で作用する力とトルクを定義します。力とトルクは、IマーカーとJマーカー間の相対変位と時間のみの関数となります。6つの成分（3つの力と3つのモーメント）は、Jマーカーの座標系で定義されます。
Model ElementFlex_Bodyは、MotionSolve内の弾性体オブジェクトを定義します。このエンティティには、剛体と同様に質量プロパティと慣性プロパティがあります。また、荷重によって変形可能にする弾性プロパティもあります。
FMU（Functional Mock-up Unit）は、MotionSolveで汎用モデリング要素を定義する抽象モデリング要素です。
Model ElementFriction要素は、モデル内の特定のジョイントのジョイント摩擦を指定するために使用します。摩擦は、回転、球、並進、円筒、およびユニバーサルのタイプのジョイントでのみサポートされます。MotionSolveは、摩擦にLuGre（Lundt-Grenoble）モデルを使用します。
Model ElementFrustum要素では、その底面と平行な平面によって上側の部分が切り取られた後に残る円錐の部分、または、そのような2つの平面に挟まれた部分を表現することができます。
Model ElementGCON要素を使用して、ユーザー定義の一般拘束を指定します。拘束方程式には、システムの位置と速度の値を含めることができます。MotionSolveでは、選択肢として多くの拘束が用意されていますが（JOINTを参照）、非標準の拘束が必要になる場合があります。
Model ElementGearは、2つのボディ間のギア拘束を定義します。
Model ElementGforceは、2つのマーカー間で作用する一般的な力とトルクを定義します。
Model ElementGraCurve要素では、モデル内でCurve要素として定義された曲線を表すことができます。
Model ElementGseは、一般的な動的システムを定義する抽象モデリング要素です。動的システムは、入力のベクトルu、動的状態のベクトルx、および出力のベクトルyによって表現されます。状態ベクトルxは、微分方程式のセットを通して定義されます。
Model ElementH3dOutput要素では、H3dOutputファイルを生成するためのさまざまなオプションを指定することができます。
Model ElementIntegratorは、時間領域に基づいた非線形動解析のシミュレーション制御パラメータを定義します。
Model ElementJointを使用して、2つのボディ間の理想化されたコネクターを作成します。
Model ElementJprimを使用して、相対的な並進運動または回転運動が可能となる条件を指定することで、2つのボディ間の自由度を除去します。JprimがJOINTと異なる点は、前者では、後者のように具体的な物理的実現ができない数学的拘束が指定されることです。
Command ElementLinearクラスは、線形 / 固有モード解析のソルバーパラメータを制御するコマンド要素です。
Model ElementLineMesh要素は、空間内の複数の頂点を直線でつなぎます。Outline要素に似ていますが、マーカーが必要ない点が異なります。座標をLineMesh形状に渡すことができます。
Model ElementLseは、線形動的システムを定義する抽象モデリング要素です。
Model ElementMarkerは、MotionSolve内の直交右手座標系と参照フレームを定義します。Markerはパートに属している必要があります。ボディは、任意のタイプ（剛体、弾性体、またはポイント）にできます。
Model ElementMateを使用して、形状プリミティブ間の一般的な嵌合拘束を指定します。MateとJOINTやJPRIMの違いは、嵌合形状間の距離、接触、一致関係に基づいてより一般的な拘束が指定される点です。
Model ElementMatrixは、MotionSolveで使用される一般的な実数値のMxNマトリクスを定義します。
Model ElementMforceは、MotionSolveで弾性体（CMS）上の分布力を定義します。
Model ElementModelは、シミュレーションのすべてのオブジェクトのコンテナーです。
Model ElementMotionは、システムへのモーション入力を定義します。
Model ElementNforceは、多数のマーカー間で作用する力とトルクを定義します。力およびトルクは、さまざまなマーカーの相対変位および速度の線形関数にすることのみが可能です。
Model ElementOptimizerは、最適化に必要なすべての要素を含むオブジェクトです。
Model ElementOutline要素は、指定されたマーカー間でラインセグメントを作成します。
Model ElementParamCurve要素では、モデル内でCurve要素として定義された曲線を表すことができます。グラフィックは、Curve参照によって定義された曲線上の頂点をつなぐ直線セグメントの数で定義されます。
Model ElementParamSurface要素では、モデル内でSurface要素として定義されたサーフェスを表すことができます。
Model ElementPartは、MotionSolve内の剛体オブジェクトを定義します。このエンティティには、質量プロパティと慣性プロパティがあります。
Model ElementPforceは、MotionSolve式で定義します。
Model ElementPinput要素は、機構システムまたはプラントへの入力を定義します。
Model ElementPlane要素では、単純な平面グラフィックを生成できます。
Command ElementPlantStateは、作用点の周りのモデルの線形表現の生成に使用されるソルバー変数用のコンテナです。
Model ElementPoint_Massは、質量プロパティはあるが、慣性プロパティはないエンティティです。
Model ElementPOUTPUT要素は、機構システムまたはプラントからの出力を定義します。
Model Element2つのボディ間の最短距離を測定します。
Model ElementPtcvは、高次対偶拘束を定義します。一方のボディ上の固定ポイントが、もう一方のボディに固定された曲線上をスライドします。このポイントは、この曲線からリフトオフすることはできません。
Model ElementPtdcvは、変形曲線に対するポイントの拘束を定義します。
Model ElementPtdsfは、変形可能サーフェスに対するポイントの拘束を定義します。
Model ElementPtdsffは、ポイントと変形可能サーフェス間の力を定義します。
Model ElementPTSFは、高次対偶拘束を定義します。一方のボディ上の固定ポイントが、もう一方のボディに固定されたサーフェス上をスライドします。このポイントは、このサーフェスからリフトオフすることはできません。
Model ElementRequestは、MotionSolveで出力要求エンティティを定義します。
Results ElementRequestResultは、単一のRequestに関連付けられたすべてのシミュレーション結果を含むオブジェクトです。
Model ElementRvは、特殊なタイプのソルバー状態変数を定義します。応答変数としての設計感度の評価と計算に使用します。
Model ElementRVResultは、単一のRVに関連付けられたすべてのシミュレーション結果を含むオブジェクトです。
Model ElementSensorは、モデル内のイベントセンサーを定義します。対象のイベントが発生したら、そのイベントに応じてアクションをとることができます。
Model ElementSforceは、2つのMarker間で作用する力またはトルクを定義します。
Model ElementSfsfは、高次対偶拘束を定義します。この拘束の内容は、一方のボディ上のサーフェスが、もう一方のボディ上のサーフェス上をスライドするというものです。サーフェスは、一意の接触ポイントを有している必要があります。
Results ElementSimulationResultsは、シミュレーションの結果を含むコンテナーオブジェクトです。1つのシミュレーションに多数の出力時間ステップを含めることができます。
Model ElementSpdp要素では、スプリングダンパ形状を生成できます。
Model ElementSphere要素は、指定されたマーカー間でラインセグメントを作成します。
Model ElementSplineは、滑らかさの度合いをユーザーが制御する区分的多項式関数です。
Model ElementSpringDamperは、2つのマーカー間に作用するスプリングダンパを定義します。
Model ElementStringは、MotionSolveでユーザー定義のテキスト文字列を定義します。
Model ElementSurfaceは、3D空間でパラメトリックサーフェス要素を定義します。
Model ElementTfsisoは、ラプラス領域内で線形かつ時不変の動的システムを定義する抽象モデリング要素です。
Model ElementTriamesh要素では、一連の節点とフェイスを使用して幾何学的図形を表すことができます。
Model ElementUnitsは、定義するモデルの単位を定義します。
Model ElementUPOST要素では、独自の結果ファイルを生成できます。
Model ElementUserGraphic要素では、独自のユーザー定義の形状を生成できます。
Model ElementUserMsg要素では、MotionSolveメッセージの出力を制御できます。MotionSolveが標準出力に出力するメッセージはをすべて表示されます。
Model ElementVariableは、MotionSolveで代数状態を定義します。
Model ElementVFORCEは、2つのマーカー間で作用する一般力を定義します。
Model ElementMotionSolve式で定義されるトルク