RV

Model ElementRvは、特殊なタイプのソルバー状態変数を定義します。応答変数としての設計感度の評価と計算に使用します。

クラス名

Rv

属性の概要

名前 プロパティ コマンドで変更可能か 設計可能か
id Int () × ×
label String ()
ic Double ()
function Function ()
routine Routine ()

使用法

Rv (ic=0.0, function="USER()", routine=self.routine, optional_attributes)

属性

id
整数
要素識別番号を指定します。この番号は、モデル内のすべてのRvオブジェクトの中で一意にする必要があります。
この属性は省略可能です。MotionSolveは、IDが指定されていない場合、自動的にこれを作成します。
値の範囲:id > 0
label
文字列
Rvオブジェクトの名前を指定します。
この属性は省略可能です。指定しない場合は、MotionSolveが代わりにラベルを作成します。
ic
倍精度
Rvオブジェクトの初期条件を指定します。
function
文字列
一般拘束を定義する式(ゼロに設定されます)。
または
データファイルからユーザー定義サブルーチンGCOSUBに渡されるパラメータのリスト。
routine
文字列、またはPython関数へのポインタ。
ユーザーサブルーチンの代替名を指定します。
属性routineは省略可能です。
functionは指定し、routineは指定しない場合、routineはデフォルトでGCOSUBになります。

全体座標系のz軸に沿った変位を測定するRvを作成します。
Rv(ic = 0.0, function = 'DZ({I},{J},{J})'.format(I=marker.id,J=part.cm.id))

応答クラス

Rvは、応答変数を作成するために使用される要素としてMotionSolveで提供されています。下の表は、一般的に使用される応答を作成するために現在使用可能なクラスのライブラリをまとめたものです。これらは、このような応答の作成を簡略化し、最適化実行の際、およびその後で、応答変数を出力 / プロット関数に関連付けます。
DeviationSquared
関数の現在値と目標値の差である応答の計算に使用します。
GenericResponse
最も一般的なケース。Rv要素の上の層であり、関数としてまたはサブルーチンを介して与えられた応答変数をプロットと最適化に関連付けます。
ResponseExpression
応答および応答としての設計変数を含むユーザー定義の代数式を計算するために使用します。
MaxVal
ユーザー指定の関数の最大値を計算します。関数はMotionSolve式またはユーザーサブルーチンにすることができます。
MinVal
ユーザー指定の関数の最小値を計算します。関数はMotionSolve式またはユーザーサブルーチンにすることができます。
RMS2
測定した曲線とターゲット曲線の間の、二乗平均平方根による面積差である応答を計算するために使用します。
Slope2
特定の時点における2つの量の間に描かれる曲線の勾配である応答を計算するために使用します。
Slope2Deviation
2つの量の間に描かれる曲線の勾配の目標値からの偏差を測定する応答を計算するために使用します。
ValueAtG
2つ目の信号が特定の値に達したときの1つ目の信号の値である応答を計算するために使用します。
ValueAtTime
特定の時間における信号の値である応答を計算するために使用します。