MdlLikeMethodの概要
MSOLVEは、MotionSolve用に開発されたPythonインターフェースです。すべての一般的なMotionSolveエンティティをXMLフォーマットと同様にサポートします。ただし、エンティティはMSOLVE/XMLでの原始的な方法でしか定義できず、モデル化には不便です。例えば、ジョイントはiおよびjマーカー上で定義する必要がありますが、実際のシナリオでは、ユーザーは単に2つの異なるパート上にジョイントを作成したいだけです。
モデル化プロセスを簡略化するために、MotionView内部で大幅な改良が行われました。MdlLikeMethodは、MSOLVE内でこれに相当するものです。MdlLikeMethodのヘルパー関数を使用することにより、MotionViewで通常行っているようにモデルを作成できます。
Pythonインターフェースのユーザー
MdlLikeMethodは、主に、MotionViewからのMSOLVEモデルのエクスポートをサポートするために開発されました。MotionViewの開発者は、提供されるヘルパー関数を使用してプロセスを簡略化できます。ただし、MSOLVEを手作業で作成した場合も、必要であればいつでもこれを使用することをお勧めします。一部の関数は、MSOLVEの高度な機能(2D接触を設計可能にする場合など)を使用するときに非常に便利です。
このインターフェースの構成要素
MdlLikeMethodには、3種類の関数が提供されています。
- モデリング関数
モデリング関数は、モデル化のプロセスを簡略化します。例えば、関数createRevoluteJointでは、iおよびjマーカーを明示的に定義しなくても、回転ジョイントを作成できます。
- MDL関数
モデル化プロセスを促進するために、多くのヘルパー関数がmdlで提供されています。これらは、MSOLVEではサポートされません。最も一般的に使用されているものがここで提供されます。
- 設計可能関数
名前が示すように、設計可能関数はモデルを設計可能にするのに役立ちます。モデルを設計可能にするために、Dvが自動的に作成され、モデリングエンティティのプロパティがDvに依存する式で置き換えられます。