Model ElementUserGraphic要素では、独自のユーザー定義の形状を生成できます。
説明
この要素は、関連するユーザー作成サブルーチンを記述または使用することによってのみ作成できます。関連するユーザー関数がユーザー定義のグラフィック要素の節点位置を計算します。
属性の概要
名前 |
プロパティ |
コマンドで変更可能か |
設計可能か |
rm |
Reference(Marker) |
× |
× |
nodes |
Double(count=0) |
faces |
Int(count=0) |
refinement_level |
Int() |
color |
String() |
hidden |
Bool() |
使用法
# Defined in a compiled user subroutineUserGraphic (function=userString, routine=string)# Defined in a Python functionUserGraphic (function=userString, routine=functionPointer)
属性
コンパイルされたDLLで定義されるユーザーサブルーチン
- rm
- Reference(Marker)
出力メッシュの参照フレーム。
- increment
- Int()
- 対応するGRASUBの呼び出し頻度を示す数値。デフォルトは4です。この数値によって、メッシュの時間解像度が制御されます。解像度を上げると、メッシュを生成して処理するためのCPU時間が長くなります。解像度を下げればCPU時間は短くなります。
- function
- 有効なユーザー関数MotionSolve式を定義する文字列。
- データファイルから、UserGraphicが定義されるユーザー定義のサブルーチンに渡されるパラメータのリスト。
- function属性は必須です。
- routine
- 文字列。
- ユーザーサブルーチンの代替名を指定します。この名前は、“∷”で区切られた情報の2つの部分で構成されます。1つ目は、ユーザー定義のVariableの応答を計算する関数を含む共有ライブラリへのパス名です。2つ目は、計算を実行する共有ライブラリ内の関数の名前です。
- 例: routine="/staff/Altair/engine.dll∷myGrasub"
- "/staff/Altair/engine.dllはDLLです。
- "mGrasub"は、計算を実行するこのDLL内の関数です。
- 属性routineは省略可能です。
- 指定しない場合、routineはデフォルトで"GRASUB"になります。
ユーザー作成のPythonスクリプトで定義されたユーザーサブルーチン
- function
- 有効なユーザー関数MotionSolve式を定義する文字列。
- データファイルからユーザー定義のサブルーチンに渡されるパラメータのリスト。
- function属性は必須です。
- routine
- Python内の呼び出し可能な関数へのポインタ。
- 例:routine=myGrasub
- myGrasubは、モデルが存在する場所ならどこからでも呼び出すことが可能なPython関数またはメソッドです。
- 属性routineは省略可能です。
- 指定しない場合、routineはデフォルトでGRASUBになります。
- hidden
- ブーリアン
- H3Dファイルにグラフィックスを書き込むかどうかを指定します。
- Trueは、グラフィックはH3Dファイルに書き込まれないことを意味します。
- Falseは、グラフィックはH3Dファイルに書き込まれることを意味します。
- この属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトでFalseになります。
オプション属性 - すべての記述方法に使用できます。
- color
- String()
- H3Dアニメーションのグラフィックの色。RGB (赤 :緑 :青)として指定されます。
例
カムプロファイルを表すメッシュ形状を生成するための
UserGraphicを定義します。
UserGraphic (function="USER()",routine=cam_grasub)
コメント
- プロパティの概要、使用理由、および拡張方法については、プロパティをご参照ください。