CONN2

Connector ElementCONN2では、構造的不連続性を持つNLFE要素を結合できます。

フォーマット

<CONN2
       id       = "integer"
       g1       = "integer"
       g2       = "integer"
       conn     = "string"      
      [graph    = "integer"]/>

属性

id
一意の識別番号。
g1
第1節点識別番号。
g2
第2節点識別番号、 g1 g2
conn
座標間の結合を表す最大12個の文字を含む文字列。4
graph
ポスト処理フラグ。このフラグは、この要素をアニメーションH3Dでどのように表示するかを制御するために使用します。graphのデフォルトは0です。6をご参照ください。

この例は、CONN2要素の定義を示しています。

<CONN2 id="900" g1="521" g2="12" conn="TTTTTTTTTTTT"/> 

コメント

  1. このタイプの要素は、構造的不連続性を持つ要素間を結合するために使用します。タイプCONN2の各コネクター要素には、同じタイプの他のコネクター要素に対して一意の識別番号が割り当てられます。
  2. 節点1と2は、両者の間のオフセットが許可されるため、一致する必要がありません。加えて、節点1の勾配ベクトルを節点2に揃える必要はありません。
  3. 節点2には、全12個の一般化座標を関連付ける必要があります。CONN2は、節点2座標に対する節点1座標の最大12個の運動学的関係を構築します。
    (1)
    r 1 = r 2 + c 0 1 * r x 2 + c 0 2 * r y 2 + c 0 3 * r z 2 r x 1 = c 1 1 * r x 2 + c 1 2 * r y 2 + c 1 3 * r z 2 r y 1 = c 2 1 * r x 2 + c 2 2 * r y 2 + c 2 3 * r z 2 r z 1 = c 3 1 * r x 2 + c 3 2 * r y 2 + c 3 3 * r z 2

    上記方程式内の定数係数は、節点1と2のモデル位置に基づいてMotionSolveによって自動的に計算されます。

  4. 属性conn内の文字‘T’は、シミュレーション中ずっとMotionSolveによって適用される特定の運動学的関係を示します。属性connには、最大12個の‘T’(True)または‘F’(False)の文字を含めることができます。例えば、conn="TTTFFFFFFFFF"の場合、MotionSolveによって、前のコメントの最初の3つの条件は課されますが、残りの条件は課されません。
  5. 属性connのデフォルトは、"FFFFFFFFFFFF"です。また、conn="TTT"とconn="TTTFFFFFFFFF"は等価です。属性conn内の文字数が節点1と2のどちらかの一般化座標の数より多い場合、節点1または2の対応する座標のない文字は無視されます。
  6. graph属性は、このコネクター要素がアニメーションH3Dでどのように表示されるかを制御します。
    • graph ="0"は、CONN2要素がH3Dで表示されないことを意味します。
    • graph ="1"は、この要素で2つの節点をつなぐラインが表示されることを意味します。