MAT3

Material Property ElementMAT3では、圧縮性Neo-Hookean材料則に従うNLFE要素の超弾性材料モデルを定義できます。

フォーマット

<MAT3
       id       = "integer"
       mu       = "real"       
       nu       = "real"
       rho      = "real"
       YS       = "real"
/> 

属性

id
一意の材料プロパティ識別番号。
mu
要素のせん断係数。
nu
要素のポアソン比。デフォルトは0.49です。
rho
要素密度。
YS
ひずみの弾性限度。デフォルトは0.0です。
YS >= 0.0

この例は、MAT3要素の定義を示しています。

<MAT3 id="1" mu="1.906036" nu="0.499" rho="2.150e-6" YS="0.125"/>

コメント

  1. この材料要素は、ひずみエネルギー密度関数のための非圧縮性Neo-Hookean則に従う超弾性材料を定義します。

    U = μ 2 ( I 1 3 ) μ ln J + λ 2 ( ln J ) 2

    ここで、

    μ はせん断係数です。

    λ = 2 μ v 1 2 v は第2ラメ定数です。

    v はポアソン比です。

    I 1 = t r ( C ) = r x T r x + r y T r y + r z T r z

    J = det ( J ) = r x T ( r y × r z )

    要素ごとに、一意の材料識別番号を割り当てる必要があります。

  2. この材料モデルは、完全にパラメータ化された要素(BEAM12QUAD12TRIA12、およびソリッド要素)でのみ使用できます。
  3. YSでは、コンポーネントで許容される弾性ひずみの最大限度を指定できます。シミュレーション中にコンポーネントひずみ(コンポーネント内の任意の要素で)がこの値を超えると、MotionSolveが警告メッセージを発行します。