PLINE

Geometric Properties ElementPLINEでは、関連するラインスプリング要素のプロパティを指定できます。

フォーマット

<PLINE
       id       = "integer"
       k        = "real"
       c        = "real"
       dir      = "integer"
       L1       = "real"
       L2       = "real"
       L3       = "real"
       L4       = "real"
       L5       = "real"
       L6       = "real"
       graph    = "integer"
/>

属性

id
一意のビームプロパティ識別番号。
k
スプリング剛性。
c
減衰係数、デフォルト = 0。
dir

この属性は、スプリング要素の抵抗の方向を指定します。

dir = -1は、圧縮のみのスプリングを意味します。つまり、引張に対する抵抗はありません。

dir = 1は、引張のみに抵抗するスプリングを意味します。つまり、圧縮に対する抵抗はありません。

dir = 0は、スプリングが引張と圧縮の両方に抵抗できることを意味します。

デフォルトはdir = 0です。

L1 - L6
節点1と節点2間の弛緩距離。
graph
この要素をアニメーションH3Dでどのように表現するかを決定するポスト処理フラグ。デフォルトは0です。

この例は、PLINEプロパティ要素の定義を示しています。

<PLINE id="2" k="5.0" c="0.01" dir="-1" />

コメント

  1. このタイプのプロパティカードは、関連するスプリングダンパ要素のプロパティを指定するために使用します。ラインプロパティ要素ごとに、一意の識別番号を割り当てる必要があります。
  2. このプロパティカードは、ケーブルの形状プロパティを定義します。ビームの材料プロパティは、midで指定された材料によって定義されます。
  3. このプロパティカードは、パラメータdirによって指定される抵抗方向も定義します。パラメータがdir=-1の場合は、ライン要素には圧縮抵抗のみがあることを意味します。パラメータがdir=0の場合は、ライン要素には圧縮抵抗と引張抵抗があることを意味し、パラメータがdir=1の場合は、ライン要素には引張抵抗のみがあることを意味します。さらに、パラメータdirのデフォルト値は0(ライン要素は圧縮抵抗と引張抵抗あり)です。
  4. L1L2L6は、要素節点間の弛緩距離です。デフォルト値は、 | r i r j | から計算されます。ここで、 r i は節点iの節点位置、 r j は節点jの節点位置です。
  5. graphは、この要素をアニメーションH3Dファイルでどのように表現するかを決定するポスト処理フラグです。graph ="0"は、この要素がH3Dで表現されないことを意味します。
    • graph = "1"は、この要素が、2つの結合される節点間を結ぶラインとして表現されることを意味します。