その他のオプション

Altair Radioss陽解法を使用した線形解析。

Radioss Explicitで静的解析を行うことは可能ですか?

静的解析を行うことは可能です; 準静的解析を実行するためのRadiossオプションの使用に関して特別な制限はありません。

非振動ソリューションに収束するには、進行性が高く、十分にスムーズな荷重を使用する必要があります。

Runname_0001.radファイルで使用可能な特定のオプションもあります:
/KEREL
運動学的緩和
/DYREL
動的緩和

タイムステップを増やすために材料密度を人工的に増やすか、オプション/DT/NODA/CSTを使用できます。この場合、運動エネルギーがエネルギーバランスに対してごくわずかなままであることを確認することが重要です。

また、この種の解析にはBelytschkoの代わりにQEPHシェルを使用することが推奨されます(QEPHシェルの方がより正確なため)。

/DYRELオプション。

オプション/DYRELはどのように使用しますか?

これはローパスフィルタです。特定の周波数(オプション/DYRELで指定されている周期 T MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamivaaaa@36CF@ に対応)より高い周波数をフィルタリングするには、計算は T MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamivaaaa@36CF@ より大きい時間で実行する必要があります。

これは、以下の手順で行うことができます。
  • システムの最大周波数をフィルタリングするために、 T ~ Δ t を選択します(短い実行で十分です)。これにより、それ以降の周波数(つまり残りの信号での最大周波数)を特定しやすくなります。
  • 次に、これらの周波数をフィルタリングするように T MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamivaaaa@36CF@ を選択します。システムの最低周波数を特定できるまで、これを繰り返します。

/XREFの推奨事項。

オプション/XREF(参照メトリクス)を使用するための推奨事項は何ですか?

初期応力が高すぎると参照メトリクスは正しく機能しません。アニメーションを時間t=0でポスト処理することにより応力レベルを確認することが推奨されます。

Radioss Starterは同じ規則に従って初期応力を生成します。これは、参照形状(参照ファイルで定義)から初期形状(Runname_0000.radで定義)までファブリックで(/MAT/LAW19 (FABRI))で使用されます。

ファブリックの挙動は弾性であるため、Radioss Engineでの計算の始まりで初期応力は緩和し、ファブリックは参照形状の形状にすばやく戻ります。


図 1.

初期応力が高すぎると、このプロセスは十分にスムーズではなく、インターフェースが振動し過ぎます。

したがって、要素の初期サイズは参照サイズよりも小さい必要があります。また対応するLAW19では、圧縮時に減少係数が使用されます。

この減少係数により、ファブリックの圧縮の低い抵抗力を表すことが可能になり、また参照メトリクスについては、より低い初期応力およびよりスムーズな展開が可能になります。

一方、基準形状に対して要素がいずれかの方向に引っ張られている場合、初期応力レベルは通常は高すぎます(その場合、Radioss Starter V5.1では警告が出力されます)。

また、初期形状でアワグラス内にある要素は参照形状から変形させないことが推奨されます。これは、アワグラスモードは参照メトリクスでは考慮されないためです。


図 2. 要素を対角線に沿って折ることは推奨されません

/SPH/INOUTにおけるItypオプション

/SPH/INOUTの条件のタイプ間の違いは何ですか?

/SPH/INOUTには3つの条件のタイプがあります:
  • 一般的な流入(Ityp=1):

    粒子は、流入サーフェスで指定された質量流束に従って作成されます(粒子の密度および速度によって定義される)が、使用可能な粒子がある場合にのみ作成できます。使用可能な粒子とは、予備として残っている粒子で、流出口で非アクティブとなった粒子です。流入口で粒子が不足すると、計算は停止します。

  • 一般的な流出(Ityp=2):

    非アクティブとなった粒子とは、流出サーフェスを通過し、流出しない粒子と相互作用しなくなった粒子です。つまり、粒子は、粒子の位置およびスムージング長によってhから2hの間でより小さく定義された流出サーフェスからの特定の距離で非アクティブになります。この距離はパラメータDistとは無関係です。Distは圧力が制御されている流出粒子の定義に使用されますが、すべての出力粒子を制御するためには、Distを十分に大きな値にすることをお勧めします。

  • サイレント境界(Ityp=3):

    サイレント境界は流出に非常によく似ています。これら2つのオプションの主な相違点は圧力です。流出では粒子の外側に均一の圧力がかけられ、これは内側と外側の間での圧力の不連続性をシミュレートするために使用されます。サイレント境界は、流出サーフェスと遠距離場の間の圧力の連続的な変化を伴う半無限領域の存在をシミュレートするために使用されます。遠距離場での圧力は、fct_IDpおよびFscalepで定義されます。サイレント境界は、流出サーフェスでの反射波も防ぎます。

/KERELでの節点削除

振動をスムーズにするために/KERELが使用される場合、節点が削除されるのはなぜですか?

/KERELオプション(運動エネルギーの緩和)オプションは、運動エネルギーが最大に達するたびに節点速度をゼロに設定します。運動緩和の挙動は、ローパスフィルタに似ており、初期の低周波をフィルタリングします。最も高い周波数をフィルタリングすると、計算は発散します。この場合、モデルを改善する必要があります。例えば、タイムステップを小さくすると、このような不安定性の問題を解決できる場合があります。

Starterでの“ABNORMAL END”。

エラーABNORMAL ENDでStarterが停止します。モデル内でパートが定義されていないと、RadiossはStarterで下記のような警告メッセージを出し、Starterは“ABNORMAL END”というエラーで停止します。
“WARNING ID:         1114
** WARNING WHILE READING
DESCRIPTION:  
   THERE IS NO DEFINED PART IN INPUT FILE.”

または、要素がモデル内で使用されているがパートを定義してていない場合、Starterは“ABNORMAL END”というエラーで停止します。

モデルで使用されている要素がすべてパートを定義していることを確実にしてください。下に示すものは、Radiossモデルのアセンブリングの典型的な例です。


図 3.