ユーザーサブルーチン

どのバージョンのMinGWを使用しているかはどうやってチェックできますか?

MinGW 4.9.2の使用が推奨されます。MinGW 4.9.2を正常にインストールした後、Runターミナルを開きます。


図 1.
MinGWのバージョンをチェックするには、gcc –vまたはgfortran –vと入力します。メッセージは、フリーウェアwin64 Fortranコンパイラーが正常にインストールされていることを示しています。


図 2.

MinGWでStarterおよびEngineファイルをコンパイルするにはどうしたらよいですか?

Starterファイルlecm29.fおよびEngineファイルsigeps29c.fを自身の作業ディレクトリにコピーします。例: D:\99_temp\User_Subroutine_example.


図 3.
スクリプトを使用してコンパイルすることも可能です。例えば、スクリプトscript.batを生成します。このファイル内ではまず環境を定義し、続いてコンパイルコマンドを定義します。
注: ここでは、win64_gfortranが使用されますが、build_userlib_win64_gfortran.batも使用する必要があります。


図 4.
作業ディレクトリ内で、スクリプトscript.batを起動します。


図 5.
StarterおよびEngineが正常にコンパイルされると(図 6)、libraduser_win64.dllファイルが作業ディレクトリに表示されます。


図 6.


図 7.

HyperCrashでのユーザー材料則をインポート。

ユーザー材料(例えば:/MAT/USER2)をHyperCrashにインポートするには、以下の手順に従います:
  1. MF_GenYld_29.cfgHyperWorksインスールディレクトリ: ~\hw\hc\config\CFG\Version\MATにコピーします
  2. ディレクトリ~\hw\hc\config\CFG\Version内のファイルdata_hierarchy.cfgを編集します。
  3. 下記の行を追加します:
    HIERARCHY {
          KEYWORD = MAT_ELASTO_PLASTIC_LAW30;
          TITLE = "Mat User2 (30)";
          FILE = "MAT/Mat_User2.cfg";
          SUBTYPE = USER;
          USER_ID = 30;
          USER_NAMES = (LAW30,USER2);
        }

KEYWORD = MAT_ELASTO_PLASTIC_LAW30;は、新しい材料則がMaterialsパネルで作成された際、編集された材料則がメニュー内でどのようにまとめられるかを定義します。

TITLE = "Mat User2 (30)";は、新しい材料則がMaterialsパネルで作成された際、編集された材料則がメニュー内でどのように命名されるかを定義します。


図 8.

自身のユーザーサブルーチンでのRadiossモデルの起動。

libraduser_win64.dllファイルを、Radiossモデルと同じディレクトリにコピーします。

例えば、RadiossモデルがD:\99_temp\User_Subroutine_example\RADIOSS_RUNにある場合、libraduser_win64.dllファイルをこのディレクトリにコピーします。

ここで、StarterとEngineを起動します。例えば、ここではRadiossモデルはV14.0 SPMで実行されます:
./ s_14.0_win64.exe -i main_TEST4_0000.rad
./ e_14.0_win64.exe -i main_TEST4_0001.rad


図 9.


図 10.