/INIMAP1D/FILE

ブロックフォーマットのキーワード 球体マッピング法、円筒マッピング法、または平面マッピング法を使用して、1次元の速度と熱力学値を2次元空間または3次元空間にマッピングします。マッピングされた結果は/ALE/EULER材料と共に使用されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/INIMAP1D/FILE/inimap1d_ID
inimap1d_title
type                  
node_ID1 node_ID2                
grbric_ID grquad_ID grtria_ID              
Filename

定義

フィールド 内容 SI単位の例
inimap1d_ID Inimap1dブロック識別子

(整数、最大10桁)

 
inimap1d_title Inimap1dブロックタイトル

(文字、最大100文字)

 
type 初期マッピングのタイプ
1
平面マッピング。
2
円筒マッピング。
3
球マッピング。

(整数)

 
node_ID1 節点1の識別子

(整数、最大10桁)

 
node_ID2 節点2の識別子(type=1または2.の場合のみ)

(整数、最大10桁)

 
grbric_ID 初期化が実行される3次元ソリッドグループ

(整数)

 
grquad_ID 初期化が実行される2次元ソリッドグループ

(整数)

 
grtria_ID 初期化が実行される三角形グループ

(整数)

 
Filename /STATE/INIMAP1D/FILEを使用して以前の1D実行で生成されたファイル。

(文字)

 

コメント

  1. このオプションは、外部ソルバーから得られる可能性のある1Dシミュレーションの結果からの2Dまたは3Dシミュレーションを初期化するために使用することができます。
  2. typeパラメータに応じて、3つの異なる初期化タイプが使用できます。
    • type = 1: 平面初期化が行われ、node_ID1からnode_ID2に定義されたベクトルに垂直な平面上に1D結果がマッピングされます。入力関数内の横軸値は、平面の法線ベクトルに沿った距離です。入力関数からの縦軸値は、法線に沿った所与の距離における平面全体の一定値です。図 1および図 2をご参照ください。
    • type = 2: 円筒初期化が行われ、node_ID1からnode_ID2に局所z円筒軸が定義されます。入力関数内の横軸値は、局所z円筒軸からの半径方向距離です。入力関数からの縦軸値は、所与の半径方向距離における円筒サーフェス全体の一定値です。図 3および図 4をご参照ください。
    • type = 3node_ID1によって定義された原点を使用して、球初期化が行われます。入力関数内の横軸値は、原点からの半径方向距離です。入力関数からの縦軸値は、所与の半径方向距離における球サーフェス全体の一定値です。図 5および図 6をご参照ください。
  3. 爆発材料LAW5(JWL)が副材料として使用されている場合は、すべての爆発物が燃焼(燃焼率 = 1.0)されたと見なされてマッピングが進行します。マッピングは、燃焼率が1.0である爆発物のみで行われます。


    図 1. 50 x 50 x 50立方体メッシュへの質量密度(入力関数による)平面マッピング


    図 2. 50 x 50 x 50立方体メッシュへの速度(入力関数による)平面マッピング


    図 3. 50 x 50 x 50立方体メッシュへの質量密度(入力関数による)円筒マッピング


    図 4. 50 x 50 x 50立方体メッシュへの速度(入力関数による)円筒マッピング


    図 5. 50 x 50 x 50立方体メッシュへの質量密度(入力関数による)球マッピング


    図 6. 50 x 50 x 50立方体メッシュへの速度(入力関数による)球マッピング