ケーブルバンドルの絶縁と遮蔽

ケーブルバンドルを定義する際、そのバンドルに含まれるケーブルの外側の絶縁と遮蔽を指定できます。

ケーブルバンドルでは、次のシールドタイプがサポートされています：

絶縁され、背景媒質に埋め込まれている（外装 / 外被）

バンドルに含まれるケーブルに外装 / 外被を追加します。ケーブルは、背景媒質（デフォルトでは自由空間）に埋め込まれています。

Note: 外装または外被は、湿気、化学物質、物理的損傷などからケーブルの内部導体を保護し、ケーブルを電気的に絶縁する密着したカバーです。

外装 / 外被は、Insulation thicknessとSheath thicknessを使って指定する。

Figure 1. 外装 / 外被（黒色）で覆われて、背景媒質（赤色）に埋め込まれたケーブルバンドル（それぞれがコーティングされた2本の単一導体）の3D表現。

バンドルに含まれているケーブルを誘電体に埋め込みます。このバンドルは遮蔽されていません（シールドなし）。この誘電体は、Insulation mediumによって指定します。

Figure 2. 誘電体（青色）に埋め込まれたケーブルバンドル（それぞれがコーティングされた2本の単一導体）の3D表現。外側のケーブルバンドルにはシールドは含まれていないことに注意してください。

バンドルに含まれているケーブルを背景媒質に埋め込みます。デフォルトでは、背景媒質は自由空間です。

Figure 3. 背景媒質（デフォルトでは自由空間）内に配線されたケーブルバンドルの3D表現。

バンドルに含まれているケーブルに外側シールドを追加します。内側のケーブルバンドルは誘電体に埋め込まれています。必要に応じて、絶縁層 / コーティングをシールドの上に追加できます。

Figure 4. シールド（グレー）で覆われ、絶縁材（黄色）でコーティングされた、誘電体（青色）に埋め込まれたケーブルバンドル（それぞれがコーティングされた2本の単一導体）の3D表現。