局所ポスト処理: グラフィック表現(等値図、等値線、矢印)

概要

結果のポスト処理を容易にするために、通常量(きわめて頻繁に使用する量)の表現はデータベースのレベルで事前に記録され*、データツリーから直接アクセスできるようになっています。

したがって、計算ドメイン全体での磁束密度の表現やデバイスの電位の表現などにすばやくアクセスできます。

これらの要素を以降の項で詳細に示します。

重要: *
  • 事前に記録されるということは、計算結果が保存されることを意味しません。
  • 事前に記録されるのは、表現用のサポートに関する情報と局所量です。

事前に記録されたグラフィック表現*: 定義

事前に記録されたグラフィック表現*として以下があります:

  • 事前に定義した空間グループ:

    有限要素計算ドメイン(domain) / デバイス(no_vacuum)

  • 物理アプリケーションに依存する通常局所量: 磁束密度B、電位V、温度Tなど

通常局所量を下の表に示します。

適用分野

1_isoval_domain

2_isoval_no_vacuum

1_isolin_domain

2_isolin_no_vacuum

1_arrow_domain

2_arrow_no_vacuum

等値図 等値線 矢印
Magneto Static

An → 2D平面

2ð.rAn → 2D軸

→ 3D

Transient Magnetic

An → 2D平面

2ð.rAn → 2D軸

Re( ) → 3D

Steady State AC Magnetic Re( )

Re(An) → 2D平面

Re(2ð.rAn) → 2D軸

Re( ) → 3D

Electro Static Ve
Electric Conduction Ve
Steady State AC Electric Re( ) Re(Ve)
Steady State Thermal Temp(TKelvin) Temp(TKelvin) = dFluxTh
Transient Thermal Temp(TKelvin) Temp(TKelvin) = dFluxTh
Steady State AC Magnetic coupled with Transient Thermal(3D) Re( ) Re( )
重要:
  • 事前に記録されるということは、計算結果が保存されることを意味しません。
  • 事前に記録されるのは、表現用のサポートに関する情報と局所量です。

事前に記録された表現の表示

磁気アプリケーションでドメイン全体での等値図として磁束密度のグラフィック表現を表示するには:

ステップ 動作
1

データツリーで、1_isoval_domainをポイントします。

2 コンテキストメニューで、Display isovaluesをクリックします。

主要なコマンド

主要なコマンドを下の表に示します。

コマンド 効果
Display isovalues 選択した等値図の計算と表示:1_isoval_domain / 1_isoval_no_vacuum / isoval_1など
Hide isovalues

アクティブな等値図の非表示

(グラフィックゾーンに表示)

New isovalues

等値図の定義(名前、サポート、局所量)

および計算と表示