エラーメッセージのデータベース

本セクションでは、数字の小さいほうからエラーメッセージをリストしています。

#1 ~ #99

Error 41

CBAR/CBEAM - Invalid Orientation Vector (zero length or parallel to the element axis)

概要:

モデル内のCBAR/CBEAM要素が無効な方向ベクトルを持っている場合に、このエラーが表示されることがあります。方向ベクトルは、要素のY軸とZ軸を定義するために要素のX軸と一緒に使用されます。したがって、方向ベクトルは、長さが0であってはならず、要素のX軸(GAGBを結ぶ線)と平行であってはなりません。

解決案:
  1. 方向ベクトルはX1/X2/X3またはG0を介して定義することができます。X1, X2, X3の場合、それらがすべて0.0でないことを確認してください。G0の場合、G0GAと同じに設定されていないことを確認してください。
  2. OFFTフィールドに応じて、基本座標系に関して、節点A(GA)の節点座標系および / またはX1/X2/X3の定義を確認します。

#100 ~ #299

Error 114

Preloading in subcase # must come from a static subcase.Specified preloading subcase # is not a static subcase

概要:

OptiStructでは、プリロードは現時点で静的荷重ケースにのみサポートされています。

解決策:

プリロードが静的荷重ケースから指定されているかどうかをチェックします。

Error 115

Preloading not supported for nonlinear subcases

概要:

プリロードは、興味の対象の解析に先がけて構造内で生成されるプリストレスとして定義することができます。

解決策:

プリロードは、線形サブケースについてのみサポートされています。

Error 116

Nested preloading not allowed but encountered in Subcase #.Preloading Subcase # itself has preloading from Subcase #

概要:

プリロードは、興味の対象の解析に先がけて構造内で生成されるプリストレスとして定義することができます。OptiStructではプリロード / プリストレスは、大変位タイプと微小変位タイプ両方の線形静的荷重ケースおよび非線形準-静的荷重ケースでサポートされています。Subcase CがSubcase Bからプリロードを有する場合、ネストされたプリロードはSubcase Aからのプリロードを有します。

解決策:

ネストされたプリロード / プリストレス荷重ケースを回避します。

Error 118

# AMSES/AMLS eigenvalue analysis may error out if preloading is higher than first critical buckling load

概要:

最初の臨界座屈荷重は、座屈が起こる時点での荷重です。プリロードが臨界座屈荷重よりも大きい場合、プリロードによって構造が既に座屈している可能性もあります。

解決策:

モーダルサブケース(モード法による周波数応答解析、ノーマルモード解析)の場合、プリロードは最初の臨界座屈荷重より小さくなければなりません。

Error 153

Exactly zero pivoting encountered during Numerical Factorization

概要:
  1. 十分に拘束されていないモデル
  2. モデル内に剛体メカニズムが存在する
  3. 非常に条件の悪い剛体要素セット
  4. MID2/MID3を持つ非常に薄い(スキンの適用に使用されるような)シェル
  5. 非常に剛性の高いギャップ要素(KA、特にKTまたはMU
解決策:
  1. MECHCHECKを使用して剛体モードを確認できます。このためには、固有値解析となるように入力を変更し、MECHCHECKを追加します。
    警告: MECHCHECKで得られた結果は、モデルが内部的に変更されるため、使用できません。
  2. モデルを確認し、問題を再度実行してください。

Error 156

No mode exists in the interval specified

概要:

モード解析では、周波数の範囲V1およびV2、または必要な根の数を指定できます。指定した範囲が小さい、またはその範囲内にモデルの根が存在しない場合、Error 162が発生します。

解決策:
  1. EIGRLカードで、モデルで指定した下限および上限(V1およびV2)を確認します。

Error 157

Error opening the scratch file <filepath>./filename.rs~.

概要:

このエラーは、マシンに十分なディスク容量がない場合や、ファイルを開くためのアクセス権が付与されていない場合、またはその他のシステム設定に関連した問題が原因で発生することがあります。別の原因として、ウイルス対策ソフトウェアによるリアルタイム保護も考えられます。

解決策:
  1. TMPDIR入出力オプションエントリ、OS_TMP_DIR環境変数、または–tmpdir実行オプションを使用して、すべての読み取り / 書き込み権限がある場所にあるスクラッチディレクトリを参照します。また、ジョブ実行場所のパスに、許容されるシステムの制限を超えた文字数が含まれないようにしてください。
  2. Windows上で実行している場合は、オペレーティングシステムの更新を試行します。
  3. リアルタイム保護を無効にして、拡張子.rs~のファイルとOptiStruct関連ファイル(.femなど)の例外を追加します。

Error 160

Gram-Schmidt reorthogonalization did not converge

概要:

このエラーは、モデル内に無質量メカニズムが存在している可能性があることを示します。これは、Lanczosランでシフトされたマトリックスの状態が悪いことによって生じます(剛体モードの存在するモデルに対して下限がゼロに指定されているなど)。

解決策:
  1. ノーマルモード解析を実行して、剛体モードの有無を確認します。ノーマルモード解析も正常に実行できない場合は、MECHCHECKを使用してモデルを再実行します(MECHCHECK解析の結果はテスト目的専用であるため、不正確である可能性があります)。
  2. 無質量メカニズムが見つかった場合、モデルを実行するためには、モデルに制約条件を追加するか、それらの無質量メカニズムを削除することが必要な場合があります。

Error 162

No mode exists in the interval specified

概要:

モード解析では、周波数の範囲V1およびV2、または必要な根の数を指定できます。指定した範囲が小さい、またはその範囲内にモデルの根が存在しない場合、Error 162が発生します。

解決策:
  1. EIGRLカードで、モデルで指定した下限および上限(V1およびV2)を確認します。

Error 163

Too many vibration modes exist in the range of interest.

概要:

このエラーは、対象の範囲内で内部的に計算される固有値が500を超えると発生します。希望するモードの対象周波数領域を設定するため、ソルバーでは手動の入力が必要となる場合があります。

解決策:
次の2つの方法を試みます。
  1. 下限および上限を調整して対象範囲を狭めます。
  2. EIGRLカードのSHFSCLエントリに、(推定される)最低周波数モードを入力します。

Error 164

Too many buckling modes exist in the range of interest

概要:

このエラーは、対象の範囲内で内部的に計算される固有値が500を超えると発生します。希望するモードの対象周波数領域を設定するため、ソルバーでは手動の入力が必要となる場合があります。

解決策:
次の2つの方法を試みます。
  1. EIGRLカード内で下限(V1)および上限(V2)を調整して対象範囲を狭めます。
  2. EIGRLカードのSHFSCLエントリに、(推定される)最低周波数モードを入力します。SHFSCLエントリを使用すると、特に適用された荷重が桁違いに最初の臨界座屈荷重と異なる際に、座屈解析のパフォーマンスが上がります。

Error 165

Gram-Schmidt re-orthogonalization did not converge.

概要:

このエラーは、座屈解析時にモデル内に無質量メカニズムが存在している可能性があることを示します。

解決策:
  1. ノーマルモード解析を実行して、剛体モードの有無を確認します。剛体モードが存在する場合は、モデル内に無質量メカニズムが存在しています。
  2. ノーマルモード解析も正常に実行できない場合は、MECHCHECKを使用してモデルを再実行します(MECHCHECK解析の結果はテスト目的専用であるため、不正確である可能性があります)。
  3. 無質量メカニズムが見つかった場合、モデルを実行するためには、モデルに制約条件を追加するか、それらの無質量メカニズムを削除することが必要な場合があります。

Error 166

Three numerical factorizations in a row failed

概要:

このエラーは、座屈解析でモデルに剛体モードが存在する場合に発生します。

解決策:
  1. 小さい負の解は通常、計算上はゼロであり、剛体モードを示しています。有限の負の固有値は、モデルに問題があることを示します。
  2. 剛体モードの抽出では、V1EIGRLカード内の下限)にゼロを設定しないことが推奨されます。
  3. 振動固有値荷重ケースを使用して、剛体モードを確認します。

Error 167

Repeated factorization failure due to panel limitations on pivoting

概要:

このエラーは、デフォルトのパネルサイズがモデルに基づいて内部的に決定されるため、パネルサイズが小さい場合に発生します。アンピボットによる三角化におけるゼロの対角成分は、剛性マトリックス内の特異性によって生じます。

解決策:
  1. カードPARAM, PNLSIZを使用し、モデルに必要な値にパネルサイズを大きくします。パネルサイズが大きいほど、不正定剛性マトリックスの三角化が安定しやすくなります。
  2. MECHCHECKを追加してノーマルモード解析または線形静解析を実行すると、無質量メカニズムを容易に検出できます。

Error 168

Repeated factorization failure encountering exact zero diagonals in unpivoted factorization

概要:

アンピボットによる三角化におけるゼロの対角成分は、剛性マトリックス内の特異性によって生じます。

剛性マトリックスは定式タイプA= LDLTによって解かれます。ここで、L下三角マトリックス、Dは対角マトリックス、LT下三角マトリックスの転置マトリックスです。しかし、剛性マトリックスの対角成分がゼロになると、剛性マトリックスを解くことができません。したがって、剛性マトリックスを解くために使用する消去法で不安定性を除去するにはピボットの手法が使用されます。

解決策:
  1. MECHCHECKを追加してノーマルモード解析または線形静解析を実行すると、無質量メカニズムを容易に検出できます。
  2. モデリングエラーがないか、モデルをチェックします。

Error 169

Improperly posed generalized symmetric eigen problem - matrix specifying norm must be positive (semi-)definite, but it is indefinite

概要:

座屈固有値解析の場合は、剛性マトリックスは正定値である必要があります。

解決策:
  1. プリロード座屈解析の場合、プリロードが構造を座屈させてしまっている可能性があります。
  2. モデリングの問題(結合、拘束、要素品質など)を特定するために、ノーマルモード解析の実行が推奨されます。

Error 173

A dependent d.o.f. defined more than once in rigid element entry

概要:

節点の自由度が、2つの異なる剛体要素によって従属自由度として参照されます。これによって二重依存性が生じます。

解決策:

節点は、同じ自由度を持つ2つの剛体要素に従属することはできません。

ユーザーは、節点を結合する剛体要素ごとに異なる自由度を持つ節点を結合する剛体要素の再作成を試みることができます。たとえば、ある剛体要素が1、2、3方向の自由度を持ち、別の剛体要素が4、5、6方向の自由度を持つ節点を結合します。

Error 174

A dependent d.o.f. defined more than once in an MPC set

概要:

MPCセット(方程式)内の節点が複数回従属自由度として参照される場合に、このエラーが発生します。

解決策:

MPCセットでの二重依存性の問題を回避するため、モデルを実行するには変換が必要な場合に、その従属自由度を独立自由度に変換することができます。この変換は、剛体要素の従属自由度が別の拘束方程式(MPC方程式または別の剛体要素に由来)の従属自由度である場合に使用できます。この従属自由度から独立自由度への変換は、入力データでPARAM, AUTOMSET, YESが指定されると自動的に行われます。

Error 175

A dependent d.o.f. defined more than once in an MPC set and rigid elements

概要:

MPCセット(方程式)内の節点が複数回従属自由度として参照される場合、またはこの節点がMPCセット内で参照されるとともに剛体要素によっても参照される場合に、このエラーが発生します。

解決策:

MPCセットでの二重依存性の問題を回避するため、モデルを実行するには変換が必要な場合に、その従属自由度を独立自由度に変換することができます。この変換は、剛体要素の従属自由度が別の拘束方程式(MPC方程式または別の剛体要素に由来)の従属自由度である場合に使用できます。この従属自由度から独立自由度への変換は、入力データでPARAM, AUTOMSET, YESが指定されると自動的に行われます。

Error 176

A dependent d.o.f. of rigid elements is constrained in an SPC set

概要:

剛体要素に対して従属自由度が指定されている節点に、SPCが適用されました。

解決策:

独立節点を選択し、剛体要素の従属自由度を回避します。

Error 177

A dependent d.o.f. of an MPC set is constrained in an SPC set

概要:

MPCセットの従属自由度がSPCセットで拘束されます。

解決策:

異なる節点を選択し、MPCセットの従属自由度を回避します。

Error 179

The dependent d.o.f’s of multi-point constraints produces a singular matrix

概要:

MPCセットで、節点1が節点2に依存し、節点2が節点3に依存し、さらに節点3が節点1に依存するようにすると、節点1が自身に依存する、あるいはMPC拘束セット内で循環依存が作成されることになります。

解決策:

MPCセット内での循環依存は、従属自由度を適切に選択することによって回避する必要があります。

Error 273

Available Working Storage Insufficient

概要:

このエラーは、作業用記憶域(RAM)不十分な状態での実行で発生する可能性があります。

解決策:
  1. –core inを使用して、インコアソリューションの強制を試行します。
  2. 動的メモリ割り当てを無効にして、-fixlenを使用して許容可能な合計静的RAMを設定します。

#300 ~ #599

Error 312

In static load case # the compliance is negative or large xxx.Optimization/buckling analysis cannot be performed due to possible rigid body mode

概要:

大きいコンプライアンスは、そのモデルがモデルのサイズに比べて莫大な変位を発生させることを意味します。このエラーは、モデルが拘束不足になっている、または材料特性の定義が正しくない、または接触の定義が誤っているか欠損している際に出されます。

解決案:

負または大きな静的コンプライアンスを生じ得る剛体モードがモデル内に存在する可能性があります。モデルの拘束、割り当てられている材料特性、接触および接触定義が適切に定義されているかを確認します。

Error 326

<cmdname>RBE3</cmdname> element # cannot support a x-force - check element data.

概要:

このエラーは、不適切に拘束されたRBE3要素が含まれたモデル内でX方向に加えられた力を、RBE3の独立自由度によって伝えることができないことを示します。

解決案:
  1. モデル内のすべてのRBE3要素を見つけて、不適切に拘束された独立節点の有無を確認します。
  2. 力がX方向に伝えられない場合は、不適切に拘束されたRBE3上の独立節点の自由度(Ciフィールド)のリストに成分1を追加します。

Error 338

Singularity during Gaussian elimination for rearranging constraint equations in RBE3 element part xxx

概要:

このエラーは、おそらくUM自由度が6つの剛体モードすべてを除去しないことによって発生します。

自由度オプション(RBE3要素の)により、ユーザーはRBE3要素上の従属自由度にSPCを適用します。これを行うには、独立セットから節点を取り、これらをMPCに戻して従属節点を拘束できるようにします。

解決案:
  1. RBE3の手動でのUMオプションではなく、PARAM, AUTOMSET, YESオプションを使用します。
  2. OptiStruct2018.0バージョン以降は、デフォルトでPARAM, AUTOMSET, YESがオンになります。

Error 339

The dependent d.o.f. is constrained by grid or spc data

概要:

剛体要素に対して従属自由度が指定されている節点に、SPCが適用されました。

解決案:

従属節点は、有効でないSPCによって拘束されます。代わりに、独立節点を拘束します。

#600 ~ #999

Error 703

Number of design variables = #, Number of constraints = #, Error code from optimizer = #.The optimizer failed to find a solution of the optimization problem at the current iteration

概要:

これは、最適化エンジン内でのエラーです。

解決策:
  1. DOPTPRM,OPTMETHを用いて別の最適化エンジンに切り替えます。
  2. エラーレポートのコピーと共に、この問題をOptiStructサポートチームに報告してください。

Error:Programming Error - Generic(プログラミングエラー – 一般)

ナンバー:

一般

概要:

このエラーは、OptiStructでプログラミングエラーがある場合に発生します。

解決策:
  1. OptiStructのサポートにご連絡ください。

Error 711

An unconstrained rigid body rotation in the rigid element.

概要:

RBARが4、5、6方向の自由度の一部を拘束しません(1、2、3方向の自由度は、結合されるソリッド要素の自由度に依存します)。RBARが2つのソリッド節点を結合する場合、ソリッド要素には1、2、3方向にのみ自由度があるため、RBARはその軸に沿って自由に回転します。

解決策:
  1. 1、2、3方向の自由度のみのRBARを検討します。
  2. ソリッド要素の節点(ソリッド節点)に4、5、6方向の自由度を拘束するSPCを追加します。

Error 712

An unconstrained rigid body rotation in the rigid element.This RBAR is free to rotate about its axis.

概要:

RBARが4、5、6方向の自由度を拘束せず、その軸の周りを回転することができます。

解決策:
  1. 1、2、3方向の自由度のみのRBARを検討します。
  2. 要素の節点に4、5、6方向の自由度を拘束するSPCを追加します。

Error 713

An unconstrained rigid body rotation in the rigid element.This RBE2 is free to rotate about its axis.

概要:

REB2が4、5、6方向の自由度を拘束せず、1、2、3方向のみの自由度の節点を持つ要素に結合されました。

解決策:
  1. 1、2、3方向の自由度のみのRBE2を検討します。
  2. 要素の節点に4、5、6方向の自由度を拘束するSPCを追加します。

Error 723

An invalid rigid element.This RBE2 is not connected with any structural element

概要:

剛体要素の片方または両方の端が、その構造要素に関連付けられている節点に結合されていません。これによって、RBE2要素の1つ以上の端がフリーになります。

解決策:

構造要素に関連付けられている節点に結合されていない端のある剛体要素または剛体要素チェーンを確認します。

Error 811

Buckling analysis with inertia relief not supported

概要:

固有値 / 固有ベクトルは自由度依存で予測不能であるため、慣性リリーフを含む座屈解析は行えません。慣性リリーフ解析では、境界条件は剛体運動を抑制するだけのために使用され、外部荷重は並進および回転加速度の組み合わせによってバランスがとられています。剛性マトリックスは半正定となり、そのため、慣性リリーフを含む座屈では特異性が生じます。

解決策:

慣性リリーフを含む座屈解析を行わないようにします。

Error 814

Solver cannot compute zero eigenvalues for a buckling subcase.The model probably has rigid body mode

概要:

固有値がゼロである場合、座屈荷重はゼロに計算され、これがエラーを出します。

解決策:

モデル内の剛体モードをチェックするためにモード解析を実行します。

Error 831

Optimization problem is too big to be solved by the MFD/SQP optimizer.Number of design variables = #.Number of retained constraints = #.Please, use the 64-bit integer version of OptiStruct by adding "-i64" solver script option.

概要:

設計変数と制約条件の数が多いため最適化問題が大き過ぎになっています。

解決策:

-i64”ソルバースクリプトオプションを追加して、64ビット整数バージョンのOptiStructを使用します。これによって、検討中の大きなモデルや多くの設計変数を解析できるようになります。

#1000 ~ #5999

Error 1813

Buckling responses can only be used in free-sizing or topology optimization of shells with non-zero T0, composites with non-zero DOPTPRM TMINPLY, composites with minimum LAMTHK/PLYTHK, or when the design properties are excluded from buckling analysis through the EXCLUDE command

概要:

このエラーは、PSHELLバルクデータエントリのT0フィールドでベース板厚値が設定されている場合に、フリー寸法またはトポロジーの座屈最適化実行で発生する可能性があります。

DOTTPRM, TMINPLYは、DSIZE or DTPL設計変数定義によって選択されたPCOMPのすべてのプライについて許容される最小プライ板厚を定義します。
LAMTHK
積層板厚制約条件が適用されていることを示します
PLYTHK
プライ板厚制約条件が適用されていることを示します
解決策:
  1. フリー寸法座屈最適化の場合は、DSIZEバルクデータエントリのT0フィールドでベース板厚値を設定する必要があります。
  2. トポロジー座屈最適化の場合は、DTPLバルクデータエントリのTMIN継続行のT0フィールドでベース板厚値を設定する必要があります。
  3. 複合材は、DOTTPRM, TMINPLYカードに定義されたゼロではない板厚を有していなければなりません。

Error 1832

Blank ATTB on DRESP1 card part xxx.ATTB cannot be blank for responses used in modal frequency response optimization when the number of loading frequencies is not known beforehand (i.e. FREQ3, FREQ4 or FREQ5 cards are used) and when the number of modes on the EIGRL card is not explicitly specified.

概要:

このエラーは、DRESP1カードのATTBがモーダル法による周波数応答最適化において空白となっている際に出されます。

解決策:

荷重周波数が分かっておらず、EIGRLカードのモードの数が指定されていないため、DRESP1カードの値ATTBは指定されなければなりません。

Error 1837

LOWFQ/HIGHFQ options are defined on <name1> card part.10002.Those options are only valid for frequency response and local buckling optimization.For local buckling optimization, only LOWFQ is allowed.

概要:

LOWFQおよびHIGHFQは、設計解析の反復計算の結果である応答または応答のセットを指定するために、DRESP1で使用されます。

LOWFQおよびHIGHFQは、応答が決定される周波数範囲を定義します。また、ATTBフィールドを使って、周波数範囲全体に渡る組み合わされた応答を計算するための関数を指定できます。

解決策:

LOWFQ/HIGHFQオプションは周波数応答および局所座屈最適化にのみ有効であるため、最適化の応答のタイプおよび最適化の対象として選択される特性に問題は無いかモデルを確認します。

Error 1859

Discrete optimization is not available for topology, topography or free-sizing optimization

概要:

離散最適化(離散設計変数)は、トポロジー、トポグラフィー、フリー寸法最適化には使用できません。

解決策:

トポロジー、トポグラフィーまたはフリー寸法最適化には、連続的な設計変数が使用できます。

Error 1862

Reliability-based optimization cannot be used without random design variables or random parameters

概要:

信頼性ベースの設計最適化(RBDO)は、不確定要素を考慮した最適設計を提供するために使用可能な最適化手法です。

OptiStructで構造設計空間を定義するには、ランダム設計変数および / またはランダムパラメータが使用されます。

解決策:
  1. ランダム設計変数が、DESVARバルクデータエントリでRAND継続行を用いて定義されているかをチェックします。
  2. ランダムパラメータがRANP定義を用いて定義されているかをチェックします。

Error 1868

DOPTPRM, BKLOCAL2 has to be non-zero positive value for local buckling optimization feature

概要:

DOPTPRMカードは、デフォルトを無効にすることによって設計最適化パラメータを定義するために使用されます。

DOPTPRM, BKLOCAL2は、局所モードの座屈領域を表すための要素の最大数を指定するために用いられるバルクデータエントリです。

解決策:

DOPTPRM, BKLOCAL2にゼロまたは負の値を使用すると、ソルバー内で入力エラーが起こります。これは、座屈領域を表すための要素の最大数を解釈できないためです。

Error 1908

Case Control data LOAD=** is not referenced by any bulk data relevant for used subcase type.Run terminated because of error(s) in the input data

概要:

参照されるバルクデータが、定義された荷重ステップに適切な荷重を有していません。

解決策:
  1. 解析を実行するために必要とされるすべての荷重コレクターが割り当てられているかどうか、モデルの荷重ステップをチェックします。
  2. 選択されている荷重コレクターがそれらの中に荷重を定義しているか、また、参照されるバルクデータが、定義されている荷重ステップに適切な荷重を有しているかをチェックします。

Error 2790

AMSES/AMLS cannot be used for buckling analysis of subcase #.Please use EIGRL for buckling analysis.

内容

AMSESとAMLSは、座屈解析ではサポートされていません。

解決策:
  1. AMSESおよびAMLSパラメータは、座屈解析用に定義できません。これらはモーダル法による周波数応答および過渡応答解析に使用されます。
  2. 座屈解析には(LANCZOS法を用いる)EIGRLエントリをご使用ください。

Error 2920

Buckling subcase with MFLUID is not supported because mass effect is not accounted in Buckling analysis.Please remove MFLUID card from the control section.

概要:

MFLUIDコマンドは、パラメータおよび減衰要素の選択、仮想流体質量計算のアクティブ化のために、サブケース情報セクションで使用することができます。MFLUIDは、ノーマルモード、複素固有値、周波数応答または過渡応答解析に要求できます。

座屈解析は、質量による効果を考慮しません。

解決策:

コントロールセクションからMFLUIDカードを削除します。

Error 3002

The first point (X1,Y1) specified on the <cmdname>TABLES1</cmdname> entry is not located at the origin

概要:

このエラーは、MATS1エントリのTYPSTRNフィールドが0に設定されている場合に、原点で開始しないTABLES1エントリがMATS1バルクデータエントリのTIDフィールドで参照されている実行で発生する可能性があります。

解決策:
  1. TYPSTRN=0という設定は、TABLES1エントリのTID曲線によって、全ひずみについての応力-ひずみ曲線が定義されていることを示します。しかし、TABLES1エントリは原点で開始しておらず、これは塑性ひずみの定義に対応しています。したがって、TYPSTRNフィールドを1に設定することにより、塑性ひずみに基づいたデータがMATS1に使用されます。
  2. 代わりに全ひずみデータを使用する場合は、TABLES1エントリで3つ以上のデータペアを使用し、それらのうち1つのエントリは原点で開始するものにします。

Error 3016

Only two pairs of data on <cmdname>TABLES1</cmdname> Bulk Data Entry.The minimum number of entries is 3.(エントリの最少数は3です。)

概要:

このエラーは、MATS1エントリのTYPSTRNフィールドが0に設定されている場合に、2つ以下のデータペアが含まれたTABLES1エントリがMATS1バルクデータエントリのTIDフィールドで参照されている実行で発生する可能性があります。

解決策:
  1. TYPSTRN=0という設定は、TABLES1エントリのTID曲線によって、全ひずみについての応力-ひずみ曲線が定義されていることを示します。しかし、TABLES1エントリでは2つのデータペアのみが定義されており、これは塑性ひずみに対応しています。したがって、TYPSTRNフィールドを1に設定することにより、塑性ひずみに基づいたデータがMATS1に使用されます。
  2. 代わりに全ひずみデータを使用する場合は、TABLES1エントリで3つ以上のデータペアを使用します。

Error 4754

STATSUB(BUCKLING) of subcase ‘x’ points to a nonlinear subcase with large displacement, which is not supported

概要:

サブケース情報セクションの中でSTATSUBコマンドを使用すると、静的ソリューションを選択できます。STATSUB(BUCKLING)は、線形座屈解析に必要な幾何剛性の生成に使用される静的サブケースを参照するために用いられます。

解決策:
  1. STATSUBケースが大変位の非線形サブケースを指していないかチェックします。
  2. 大変位の非線形サブケースには、STATSUB (BUCKLING)での微小変位オプションのみがサポートされています。