2022
本マニュアルは、OptiStructで利用できる機能やシミュレーション手法の詳細を提供しています。
構造解析セクションでは、次の解析の概要を示します。
OptiStruct 2022の新機能に関する情報。
OptiStructは実績のある最新の構造ソルバーであり、静的 / 動的 / 振動 / 音響 / 疲労 / 熱伝導 / マルチフィジックスの分野にまたがる線形 / 非線形解析について包括的で正確、かつスケーラブルなソリューションを提供します。
OptiStruct機能に関するインタラクティブなチュートリアル。
ここでは、OptiStructの実行について記します。
要素は、形状や変位の変動を構造の変形に基づいて(許容可能な近似に)完全に表現するため、有限要素解析で欠かせない部分となっています。
OptiStructによって提供される材料のタイプは、等方性材料、直交異方性材料、異方性材料です。構造モデルで使用される各材料の特性を定義するには、材料特性定義カードを使用します。
ハイパフォーマンスコンピューティングは、高効率ソフトウェア、メッセージ受け渡しインターフェース、メモリ処理機能と共に、スタンドアロンまたはクラスター形式でコンピューティングパワーを利用して、各種のソリューションでスケーラビリティを高めて実行時間を最少化することを可能にします。
OptiStructには、さまざまなエンジニアリングフィールドおよびテクノロジーフィールドのアプリケーション用に幅広い社内ソルバーおよびサードパーティソルバーが含まれています。
接触は、解析手法と最適化手法の不可欠な要素であり、物理的な構造とプロセスの挙動を理解、モデル化、予測、および最適化するために利用されます。
有限要素解析における線形座屈問題を解析するには、まず構造に対し、参照レベルの荷重を適用します。
この解析タイプでは、非線形静解析を行います。静解析とは本質的に、リアルタイムで起こるプロセスが非常にゆっくりシミュレーションされることを意味します。
この新たに開発されたOptiStructの陽解法解析タイプ(ANALSIS=NLEXPL)は、OptiStructの陰解法解析と同じように、OptiStruct内部ソルバーとして開発されました。陽解法解析の入力データ(要素、材料、特性、荷重など)は陰解法解析と同じであり、出力データ構造も陰解法解析と同じです。
ノーマルモード解析は、固有値解析または固有値の抽出とも呼ばれますが、構造物が示す振動形状とそれに伴う振動数を計算するテクニックです。
定常状態の振動荷重に対する構造の応答を計算します。
実固有値解析は構造ノーマルモードの計算に用いられます。複素固有値解析では構造の複素モードが計算されます。
構造に非決定的で継続した荷重がかかっている場合に使用されます。
応答スペクトル解析(RSA)は、過渡事象での構造の最大応答を推定するテクニックとして用いられます。最大変位、応力、および力がこの方法で求められます。
時間依存の荷重に関する構造の応答を計算できます。典型的な応用例としては、地震、風、爆発を受ける構造物、または窪みを通過する車輌が挙げられます。
非線形小変位過渡応答および非線形大変位過渡応答(LGDISP)解析は現時点では、過渡の効果を含む非線形問題を解くために使用することができます。
OptiStructの陽解法動解析は、トランスレーターを介したRadioss StarterとRadioss Engineとの連携によって提供されます。Radioss連携によって、陽解法積分スキームが利用可能です。
熱解析セクションでは、次の解析の概要を示します。
電気伝導解析では、電気負荷を受ける構造内の電位の計算が行われます。
音響解析セクションでは、次の解析の概要を示します。
OptiStructとAcuSolveは、分割され調整された方法に基づいて流体-構造直接連成相互作用(DC-FSI)解析を実行するために、完全に統合されています。
疲労解析は、荷重サイクル数が大きい構造へのソリューションを目的としています。
空力弾性解析は、空力荷重がかかるフレキシブルな航空機構造物のたわみを研究するものです。航空機構造物の変形は気流に影響を与えます。
マルチボディシステムは、サブシステム(ボディ、コンポーネント、またはサブストラクチャ)のアセンブリとして定義されます。
ローターダイナミクスは、回転するコンポーネントを含んだ構造の解析です。
NVHの適用およびテクニックのセクションでは、次の概要を示します:
OptiStructでは、パワートレインアプリケーションに対して業界をリードする機能およびソリューションを提供しています。本書では、パワートレイン業界のさまざまなアプリケーションに向けたOptiStructの機能を紹介します。各セクションでは、簡単な紹介の後、対応する解析タイプのフィールドでの一般的な目的が示されています。
このセクションでは、電器産業向けのOptiStructの機能について概述します。電器産業に関連する問題の例を取り上げて、一般的なソリューションシーケンス(解析技法)を紹介します。
ここでは、OptiStructを使用した航空宇宙用途向けの有限要素解析(FEA)の概要を説明します。
解析のテクニックセクションでは、次の概要を示します:
ここでは次の境界条件について説明します。
OptiStructでは、さまざまなデフォルト設定およびオプションに応じて出力が生成されます。また、ASCII(PCHなど)からバイナリファイル(H3Dなど)までさまざまな出力フォーマットで出力変数を使用可能です。
サードパーティープログラム用にOptiStructから出力をどのように作成するか。
本セクションでは、以下の最適化タイプの概要を記します。
構造最適化によって得られた結果を、設計プロセスおよびFEA再解析において使用するための形状情報に戻すことのできる半自動化された形状リカバリーソフトウェア。
OptiStructの実行時によく発生するエラーを特定し、解決するためのガイド。
本セクションでは、数字の小さいほうからエラーメッセージをリストしています。
本セクションでは、数字の小さいほうからワーニングメッセージをリストしています。
本マニュアルは、OptiStructで利用できる入力エントリ、出力エントリ、およびパラメータに関する詳細なリストと使用方法を提供しています。
OptiStruct例題集は、様々なソリューションシーケンスや最適化タイプについて解かれた例題を集めたもので、現実世界の応用とOptiStructの機能の例をユーザーに提供します。
本マニュアルでは、NAFEMSの問題を含めた検証モデルの解を紹介しています。
本セクションでは、OptiStructに関してよくある代表的な質問についてお答えしています。