ROTATION

入出力オプションエントリ入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でROTATIONコマンドを使用すると、すべてまたは個々のサブケースに関して、回転情報の出力を要求できます。

フォーマット

ROTATION (format, form) = option

定義

引数 オプション 内容
format <HMH3DOPTIPUNCHOUTPUT2PATRANAPATRAN、空白>
HM
結果をHyperMesh結果フォーマット(.resファイル)で出力します。
H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
OPTI
結果をOptiStruct結果フォーマット(.dispファイル)で出力します。
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
OUTPUT2
結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。
PATRAN
結果をPatranフォーマット(複数のファイル)で出力します。
APATRAN
結果をPatranフォーマットの代替(複数のファイル)で出力します。
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
form <COMPLEXREALIMAGPHASEBOTH、空白>

デフォルト = COMPLEX

COMPLEX、空白:
HM出力フォーマットを選択した場合に、.resファイルへの複素出力として、振幅 / 位相を組み合わせたフォームを指定します。
REAL
他のフォーマットを明示的に定義していない場合は、該当するフォーマット用の複素出力のREALフォームが使用されます。(位相は度単位で出力されます。)
IMAG
複素出力の直交フォーマット(実部と虚部)を指定します。
PHASE
複素出力の極フォーマット(振幅と位相)を指定します。位相は度単位で出力されます。
BOTH
複素出力の極フォーマットと直交フォーマットの両方を指定します。
option <YESALLNONONESID、空白>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての節点の回転を出力します。
NONONE
回転を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる節点の回転のみが出力されます。

コメント

  1. ROTATIONコマンドを指定しなかった場合、回転は出力されません。
  2. form引数が適用されるのは周波数応答解析のみです。他の解析タイプでは無視されます。
  3. formのBOTH.frf出力ファイルには適用されません。formにBOTHを選択した場合、複素出力の直交フォームを使用してこれらのファイルに結果が出力されます。
  4. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドまたはFORMATコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。利用可能な結果とフォーマットの詳細については、OptiStructによる結果出力をご参照ください。
  5. このカードでは複数のインスタンスを使用できます。インスタンスが競合した場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  6. 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。