パラメータ

FIALAタイヤモデルを使用するには、次のパラメータが必要です。
パラメータ 内容 単位
unloaded_radius 無荷重状態でのホイール中心とタイヤの接地点との間の距離。

効果的なタイヤの貫通を計算する際に使用されます。

長さ
width タイヤの断面幅。

純粋な弾性変形状態に対応する、アライニングトルクTzを計算する際に使用されます。

長さ
aspect_ratio タイヤ側面部のアスペクト比。側面部(サイドウォール)の高さは、タイヤの断面幅に対する比率(パーセンテージ)で表現します。

フォースの計算には使用されません。

-
vertical_stiffness タイヤの垂直剛性。

法線荷重計算に使用されます。

フォース / 長さ
vertical_damping タイヤの垂直減衰係数。

法線荷重計算に使用されます。

フォース*時間/長さ
rolling_resistance 転がり抵抗モーメントの計算に使用されます。垂直荷重の中心の縦方向での移動を表します。 長さ
cslip 純粋な転がり条件における縦方向のスリップについての、前後力の導関数。 フォース
calpha コーナリング時の剛性。横方向のゼロスリップにおけるスリップ角(アルファ)についての、タイヤの横力の導関数。 フォース / 角度
cgamma キャンバー角がゼロの状態でのキャンバーに対する横力の導関数。 フォース / 角度
mgamma キャンバー推力が低下し始めた後のキャンバー角。 -
cspin ねじれトルクの係数。 -
umin 最小摩擦係数。 -
umax 最大摩擦係数。 -
rlenx x方向の緩和長。過渡FIALAで使用します。 長さ
rleny y方向の緩和長。過渡FIALAで使用します。 長さ
rolling_radius_factor

フォースの良好な概算値を目的とする場合。

転がり半径 = 荷重半径 + ROLLING_RADIUS_FACTOR *(無荷重半径 - 荷重半径)
-
Low_speed_threshold 人工減衰が作用し始める速度。 長さ/時間
damp_x x方向のタイヤ変形が境界値を超えた場合のx方向の数値的減衰。 -
damp_y y方向のタイヤ変形が境界値を超えた場合のy方向の数値的減衰。 -