サブシステムコンフィギュレーションの管理

固有のサブシステムをサブシステムセットにグループ化し、サブシステムとサブシステムセットの両方をコンフィグレーションに設定します。

一般的なモデルアセンブリワークフローでは、各サブシステムをインクルードファイルとして設定します。これで、サブシステムの各コンフィギュレーションは、適切なインクルードファイルを参照する個別のヘッダーデックを通して管理されます。システムモデルごとではなくサブシステムごとに更新できるため、これは効率的なモデル構築方法です。ただし、これには、複数のヘッダーデックの更新、インクルードごとの厳格なID範囲管理、およびインクルード間の接続性制御が必要となります。

各サブシステムはインクルードファイルとして書き出すことができるため、サブシステムではこのワークフローをサポートおよび拡張します。また、すべてのサブシステムとサブシステムコンフィギュレーションは、単一の.hmファイルに格納されます。特定のサブシステムが更新されると、コンフィギュレーションを使用して単一のファイルから複数のヘッダーデックを書き出すことができます。複数のヘッダーデックを編集する必要はありません。

ID管理は、ID Managerで行われます。サブシステム間の接続性は、サブシステムのアタッチメントおよびコネクターにより管理されます。これにより、あるサブシステムが独立して機能していても、他のサブシステムへの接続性は維持されます。

コンフィギュレーションのアクティブ化では、そのコンフィギュレーション内の共通サブシステムおよび固有のサブシステムはアクティブの状態に保たれ、別のコンフィギュレーションの固有のサブシステムはすべて非アクティブになります。車両の衝突モデルを例に取ると、すべての車両サブシステムは共通で、固有のサブシステムはfront impact left-hand side、front impact right-hand side、side pole impact、rear barrier impactです。


図 1.