低周波安定化

超低周波数(モデルの最大寸法が波長より大幅に小さい周波数範囲)では、モーメント法MoM)解析は数値的に不安定かつ特異になります。

単精度を使用した従来のMoM解析は、約1MHz以上の周波数のみで有効です。倍精度を使用している場合、MoM解析は、約100Hz以上の周波数で有効です。行列の数値が悪化し始める超低周波数でモデルを解析する際は、低周波安定化を有効にして、周波数範囲全体にわたって有効な解析を実現してください。

Note: 高周波数では、低周波安定化は不要であり、低周波安定化を有効にすると通常より多くのメモリが消費されます。