サーフェス等価原理(SEP

サーフェス等価原理SEP)では、閉じた誘電体の表面上に等価な電流と磁流を導入します。こうした誘電体の表面は任意の形状とすることができ、三角形を使用して離散化します。

サーフェス等価原理SEP)は、モーメント法を使用しているときに誘電材料を解析するためのデフォルトの手法です。SEPでは、誘電体の境界上に等価な電流と磁流を導入します(一方、完全な導電体上では等価な電流のみを使用します)。

SEPでは、均質な誘電体を効率的にモデリングできますが、材料が不均質な場合はモデリングの効率が低下します。生物組織のモデリングや複数の薄層から成る誘電体のモデリングなどが該当します。

Fekoには、不均質な誘電体構造を効率的に処理できる解析方法が用意されています。このような解析方法として、ボリューム等価原理有限要素法、平面積層媒質のサポートなどが挙げられます。



Figure 1. 複数の閉じた境界サーフェスから成る層状誘電体の例。
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