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ユーザーガイド
ユーザーガイドには、Altair Flux 2022.1 の基本と使用方法についての情報が記載されています。
新機能
新機能に関する必要な情報については、直前および以前のバージョンのリリースノートをご参照ください。
“ハウツー”ドキュメント
以下に、特定機能の使用法を理解するためのドキュメントを示します。
Flux Supervisor
Flux Supervisorでは、プロジェクト、サンプル、Pythonスクリプトを実行したり、ユーザーの環境設定を行ったり、各種ツールにアクセスしたりできます。
Flux
Fluxは、低周波の電磁 / 熱シミュレーション用の有限要素ソフトウェアです。2D解法と3D解法の両方を使用できます。
一般的な操作
ここでは、プロジェクト管理、データ管理、コマンド言語、式と数学関数といったFluxの環境について説明します。
Fluxプロジェクトの構築
Fluxプロジェクトの構築には、形状→メッシュ→物理特性→解析→ポスト処理の各段階があり、その過程でCADファイル、メッシュ、材料などをインポートできます。
物理的アプリケーション
Fluxでは、さまざまな物理現象をモデル化することができ、これにはさまざまなアプリケーションが含まれます(磁気、電気、熱、および熱連成)。
回路連成および運動連成
Fluxは回路コンテキストとの連成により、デバイスの電源をモデル化できるようにします。また、運動連成を通じて移動をモデル化できるようにします。
Fluxと他のソフトウェアとの連成シミュレーション
Fluxはいくつかのソフトウェアとの連成解析によって、マルチフィジックス現象をモデル化できます。
専用連成
振動音響スタディや磁気-熱スタディなどを実行するために、Fluxにはいくつかの専用連成が実装されています。
3D Overlay
Fluxでは、オーバーレイを通じて回転機械に使用できる事前定義モデルが用意されています。このモデルを使用すると、目的の機械に適合する形状、メッシュ、物理特性を記述できます。
Flux API
Flux Skew
Flux Skewは、2D記述から開始する準3Dスタディまたは2½Dスタディを容易に実現できるようにするモジュールです。
Flux PEEC
Flux PEECは、パワーエレクトロニクス機器の電気相互接続に特化した3Dモデリングモジュールです。これは、SPICEのような等価回路のRLCの抽出および生成も可能です。
材料の同定
Fluxは、Altair Compose環境に基づく統合型のMaterial Identificationツールを提供しており、Fluxでの材料の作成に必要な係数の同定を実行できるようになっています。
Material Manager
Fluxには、独自の材料ベースを備えた材料マネージャーが含まれています。ユーザーは、独自の材料ベースを作成して、検討対象のFluxモデルにインポートできます。
Flux e-Machine Toolbox
FeMt は、Fluxにある電気機械専用のアプリケーションで、efficiency maps のような結果を計算し、ポスト処理できます。
Fluxの例
2D、3D、SKEW、およびPEECの例を、用意されているすべてのドキュメント、プロジェクトファイル、およびPythonファイルとともに紹介します。
SimLab内のFluxのサンプル
Fluxソルバーを使用する2Dおよび3D SimLabのリストと、使用可能なすべてのドキュメント、*.slbデータベース、すべてのスクリプトファイルをご参照ください。
抄録
ここでは、特定のFlux機能を理解するための抄録のリストを示します。
マクロ
Fluxで提示されているいくつかのマクロでは、Fluxにまだ実装されていないアクションを実行できます。
PyFluxドキュメント(ベータ版)
このドキュメントでは、Fluxで使用されるJythonスクリプトについて説明します。エンティティや関数のさまざまな構造について理解していただき、ユーザースクリプトなどで利用できるようにします。
Fluxインストールガイド
このドキュメントでは、サポートされるプラットフォーム上にFlux をインストールする手順について説明します。
Fluxによるパラメトリック分散
このドキュメントでは、Fluxによるパラメトリック分散の使用方法を紹介します。
回転機械専用の3D曲線
一般情報3D curve dedicated to rotating
machine を使用すると、回転機械の回転軸を中心として配置した計算円に関する式の値を計算できます。これらの値は、一連の時間ステップの間で収集されます(Transient Magnetic アプリケーションでのみ使用できる機能)。収集された値は、時間と計算円上の角度位置を横座標とする3D曲線で表現されます。固有のオプションを使用することで、モーター高調波と空間次数に応じて、最終的に2Dフーリエ領域でこれらの値を計算できます。
作成ボックスのオプション
3D curve dedicated to rotating machine の作成ボックスを以下に示します。
Values to compute
Type of data
Original : 時間 / 角度位置領域での値が返されます。
Double FFT : 周波数 / 空間次数領域での値が返されます。これらの値は、2Dフーリエ変換の適用によって求められます。周波数は回転数で正規化され、モーター高調波として表現されます。.
Definition of the computing circle
Radius of the computing circle in the airgap
Z position of the computing circle in the airgap
Coordinate system centering the computing circle : 計算円の位置と方向を調整できます。この計算円の中心は座標系の原点にあります。この円は座標系のOxy平面上にプロットされています。その半径の寸法単位は座標系の寸法単位に相当します。一般的に、この座標系のOz軸は機械の回転軸と一致しています。
Number of points along the computing circle
Time interval
Interval : 一連の時間ステップ(または位置ステップ)を選択できます。データタイプとしてDouble FFT を選択している場合、時間に対する周期性が得られるように、この時間ステップは回転子の1回転に相当する必要があります。
3D曲線の例
図 1. モーター高調波と空間次数を変数とした、空隙での磁気圧力の曲線
この3D曲線は、回転機械の空隙に置いた円の円周上に発生する磁気圧力の変化を表しています。この変化は時間と角度位置に対する値です。この例で選択されている時間間隔は、回転軸を中心とした回転子の1回転に相当します。
図 2. モーター高調波と空間次数を変数とした、空隙での磁気圧力の曲線
この3D曲線は、回転機械の空隙に置いた円の円周上に発生する磁気圧力の変化を表しています。この変化はモーター高調波と空間次数に対する値です。この曲線は、前の曲線を2Dフーリエ領域で変換した曲線に相当します。