/TH/RBODY

ブロックフォーマットのキーワード 剛体の時刻歴出力リクエスト。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/TH/RBODY/thgroup_ID
thgroup_name
var_ID1 var_ID2 var_ID3 var_ID4 var_ID5 var_ID6 var_ID7 var_ID8 var_ID9 var_ID10
Obj_ID1 Obj_ID2 Obj_ID3 Obj_ID4 Obj_ID5 Obj_ID6 Obj_ID7 Obj_ID8 Obj_ID9 Obj_ID10

定義

フィールド 内容 SI単位の例
thgroup_ID THグループの識別子

(整数、最大10桁)

 
thgroup_name THグループ名

(文字、最大100文字)

 
var_ID1, ...n TH向けに保存される変数。剛体の出力剛体の出力変数グループおよびT01ファイル読み出し時にHyperGraphによって計算される出力をご参照ください。

(文字、最大8文字)

 
Obj_ID1, ...n 保存されるべき剛体の識別子

(整数)

 

剛体の出力

  • FXX方向の力
  • FYY方向の力
  • FZZ方向の力
  • MXX方向のモーメント
  • MYY方向のモーメント
  • MZZ方向のモーメント
  • RXX方向の回転
  • RYY方向の回転
  • RZZ方向の回転
インターフェースTYPE14およびTYPE15のみ(Madymo超楕円サーフェス) 6
  • FXIX方向の力
  • FYIY方向の力
  • FZIZ方向の力
  • MYIY方向のモーメント
  • MZIZ方向のモーメント
  • MXIX方向のモーメント

剛体の出力変数グループ

  • DEF:出力FXFYFZMXMYMZRXRY
  • F:出力FX, FY, FZ
  • M:出力MX, MY, MZ
  • R:出力RX, RY, RZ
  • FI:出力FXI, FYI, FZI
  • MI:出力MXI, MYI, MZI

T01ファイル読み出し時にHyperGraphによって計算される出力

  • TF: 力の大きさ - HG で右記のように計算: (1)
    F X 2 + F Y 2 + F Z 2
  • TM: モーメントの大きさ - HG で右記のように計算:(2)
    M X 2 + M Y 2 + M Z 2
  • R : 回転の大きさ - HG で右記のように計算:(3)
    R X 2 + R Y 2 + R Z 2
  • FI: 力の大きさ - HG で右記のように計算:(4)
    F X I 2 + F Y I 2 + F Z I 2
  • MI: モーメントの大きさ - HG で右記のように計算:(5)
    M X I 2 + M Y I 2 + M Z I 2
警告: 追加変数を正しく計算できるのは、計算を要求した変数がTHに保存されている場合のみです。例えば、TFは、FXFYまたはFZを保存するようユーザーが要求している場合にのみ正しく計算されます。

コメント

  1. 特定のTH出力変数がリクエストされることが可能です。もしくは、出力変数グループが、そのグループについてリストされているすべての出力変数を出力するようリクエストすることができます。
  2. 時刻歴出力頻度は、時刻歴ファイル出力の場合は/TFILEを、Altairバイナリフォーマット出力の場合は/ABFを用いてEngineファイルに入力される必要があります。
  3. 時刻歴ファイル(*T01*.thy)は、インパルスおよび回転インパルスを保管します。時刻歴ファイルを読み取る際に、HyperGraphはインパルスの導関数を自動的に取得して力とモーメントを計算します。ASCIIの時刻歴結果を使用している場合は、サードパーティツールを使用する代わりにインパルスの導関数を取得することで、力とモーメントを計算する必要があります。
  4. Altairのバイナリフォーマット(*.abf)には、Radiossから直接出力された力とモーメントが含まれています。
  5. インパルスの微分を使った力とモーメントの計算は、時間=0における非ゼロの力の値をもたらす可能性があります。必要な場合、節点アニメーションの力出力/ANIM/VECT/*をポスト処理することが可能です。
  6. FIMIFXIFYIFZIMXIMYIMZIは、インターフェースTYPE14またはTYPE15によってエンベロープサーフェスにかかる力です(使用可能な場合)。