Bushings

ブッシュは、振動やノイズを低減したり、衝撃を吸収したり、不整列を調整するために使用します。

要件に応じて、任意の数のブッシュをBushingコンポーネントに追加できます。

Bushing Properties

Bushing Propertiesセクションでオプションを定義するには、ブッシュコンポーネントが必要です。
Type of Bushing
ブッシュのタイプ、LinearまたはAutoBushを定義します。
Translational Stiffness Properties/Rotational Stiffness Properties
スプリング力の計算に使用する6x6剛性マトリックスの対角エントリを定義します。剛性値はすべて負ではない値にする必要があります(Kij > 0)。回転剛性値はKtx、Kty、およびKtzで表されます。
Translational Damping Properties/Rotational Damping Properties
減衰力の計算に使用する6x6減衰マトリックスの対角エントリを定義します。減衰値はすべて負ではない値にする必要があります(Cij > 0)。回転減衰値はCtx、Cty、およびCtzで表されます。


図 1.

線形ブッシュ

Type of BushingドロップダウンメニューからLinearオプションを選択すると、次のオプションが表示されます。
Translational Preload Properties/Rotational Preload Properties
初期並進荷重(Fx、Fy、Fz)と初期回転荷重(Tx、Ty、Tz)を定義します。


図 2. 線形ブッシュプロパティ

AutoBushブッシュ

Type of BushingドロップダウンメニューからAutoBushオプションを選択すると、次のオプションが表示されます。
Bushing Property File
このオプションは、既存のブッシュプロパティファイルを参照して使用するために使用します。


図 3. AutoBushオプション

リーフプロパティファイル(*lpf)のブッシュプロパティ

リーフプロパティファイルのBushingブロックで、TiemOrbitファイル形式で入力する必要のある属性、タイプ、および有効値を次の表に示します。以下の表では、属性に関する必須要件の詳細も示しています。
BushingブロックがTiemOrbitファイル形式で表されている例を以下に示します。
$---------------------------------------BUSHING
[BUSHING]
(BUSHING)
FORCEPRELOAD = [0.0, 0.0, 0.0]
ROTDAMP = [5000.0, 5000.0, 500.0]
ROTSTIFF = [500000.0, 500000.0, 5000.0]
TORPRELOAD = [0.0, 0.0, 0.0]
TRANSDAMP = [50.0, 50.0, 25.0]
TRANSSTIFF = [10000.0, 10000.0, 5000.0]
ブロック名 = ‘Bushing’(必須)
サブブロック名 = 'Rubber Bushings'
属性 タイプ 有効値 必須
Type of Bushing 文字列 ‘Linear’

‘AutoBush’

はい
Translational Stiffness Properties

Kx、Ky、Kz

実数 - はい
Rotational Stiffness Properties

Ktx、Kty、Ktz

実数 - はい
Translational Damping Properties

Cx、Cy、Cz

実数 - はい
Rotational Damping Properties

Ctx、Cty、Ctz

実数 - はい
Translational preloads Fx、Fy、Fz 実数 - はい
Rotational preloads Fx、Fy、Fz 実数 - はい