General
ツリーブラウザのGeneralオプションは、基本的な詳細情報を提供し、Helpセクションにモデル全体を表示します。これは、すべてのプロパティファイルに必要です。
Inputs
- Interpolation Scheme
- リーフプロファイルに必要な補間のタイプを定義します。
- Data Shape Condition
- Leaf Spring Builderは、2種類のプロファイル入力または形状状態からリーフスプリングを構築します。
- Free Shape Condition:フリー形状状態では、リーフスプリングパックのアセンブリが作成されます。リーフスプリングは、ボルト中心を固定ジョイントとして表現して作成されます。このオプションの入力プロファイルは、リーフスタックと同じプロファイルになります。注: リーフパックはパックにアセンブリされていますが、車両には取り付けられていない、つまり車両重量で変形することはありません。
- Pre-Assembly:Pre-Assemblyには、各リーフごとに個別のリーフプロファイルがあります。これらの個別のリーフプロファイルは、組み立て荷重を伴って、ボルトで一緒に固定できます。下の図は、リーフのデータがどのように収集されるかを示しています。各リーフのフリー形状データが使用可能な場合は、このオプションを使用してリーフパックを作成することをお勧めします。
- Design Assembly:Design Assemblyでは、組み立てられ、荷重がかけられたリーフスプリングパックが生成されます。組み立てられたリーフスプリングパックは、実際の車両荷重がかかった状態で車両に取り付けられます。リーフスプリングは、ビーム要素に格納されているボルト(固定ジョイント)と設計荷重を使用して生成されます。このオプションの入力プロファイルが、ボルトで固定され、荷重がかけられたリーフスタックから抽出されるリーフプロファイルになります。詳細については、組付/ 載荷リーフスプリングをご参照ください。
- Free Shape Condition:フリー形状状態では、リーフスプリングパックのアセンブリが作成されます。リーフスプリングは、ボルト中心を固定ジョイントとして表現して作成されます。このオプションの入力プロファイルは、リーフスタックと同じプロファイルになります。
形状測定
Leaf Spring Builderが作成するのは、ソフトウェアで入力されたリーフ形状入力と同程度のMotionView MDLリーフスプリングモデルのみです。そのため、必要な座標系におけるリーフ形状の正確な測定が重要になります。座標系、その原点、および向きは、Leaf Spring Builderからリーフスプリングを作成するときに役立つ特定のルールに従う必要があります。以降のセクションでは、フリー形状状態と組み立て前の形状状態用の座標系と測定方法について説明します。
設計形状およびフリー形状用の座標系と測定方法は以下の説明と同じです。
- フリー形状のリーフスプリングの測定
- フリー形状では、リーフがパックに組み立て済みになっていますが、車両には取り付けられていません。すべてのリーフがまとまって単一のユニットを形成します。この状態では、一貫した座標系でのみ測定を行う必要があります。また、Axleタブで正しいリーフ参照位置を入力する必要があります。この位置にリーフ参照マーカーが作成されます。
- 不適切な選択肢:
組み立て前の形状でのリーフスプリングの測定
組み立て前の形状状態にある各リーフは独立したエンティティとして測定されます。すべてのリーフに共通する座標系を選択する必要があります。Leaf Builderは、組み立て前の形状状態でのボルト位置を追加の入力としてとります。この入力を使用して、共通の垂直軸上に各リーフが配置されたうえで、MotionSolveのシミュレーションでまとめてボルト締めされ、組み立て済みのリーフパックが作成されます。- 適切な選択:
- 各リーフのボルト穴の軸が、他のすべてのリーフおよびZ軸と平行になる必要があります。各リーフの垂直位置は、リーフどうしが接触しないように、組み立て中にMotionSolveによってオフセットされます。
- 不適切な選択:
リーフ参照マーカー
リーフ参照マーカー(以下LRM)は、MotionViewでリーフプロファイルのすべてのポイントが作成される座標系です。LRMの移動または方向変更だけで、リーフスプリングを移動または方向指定できます。- フリー形状:ユーザーによる入力としてのリーフ基準位置、下吊式スプリングの一番上のリーフの中心、および上吊式スプリングの一番下のリーフの中心。
- 組み立て前の形状:下吊式スプリングの一番上のリーフのボルト位置と上吊式スプリングの一番下のリーフのボルト位置。
Leaf Builderでは、車軸の結合点としてリーフ参照マーカー原点の位置が使用されます。
リーフプロパティファイル(*lpf)の一般入力
$---------------------------------------GENERAL_INPUTS
[GENERAL_INPUTS]
CURVEFITTING = 'LINEAR'
DIRECTORY = 'C:\USERS\NG\DESKTOP'
DISPMSOLVEWINDOW = 'TRUE'
NOOFLEAVES = 4.0
NOOFREBOUNDCLIP = 0.0
OUTPUTFILELABEL = 'TEST_LEAF_1'
SHAPECONDITION = 'DESIGN'
属性 | タイプ | 有効値 | 必須 |
---|---|---|---|
Directory | 文字列 | ディレクトリパス | はい |
noOfLeaves | 整数 | 1、2、3 … | はい |
curveFitting | 文字列 | Linear Quadratic Cubic |
はい |
noOfReboundclip | 整数 | 1、2、3 … 存在しない場合は“ZERO”と指定する必要があります。 |
はい |
shapeCondition | 文字列 | ‘FREE’ ‘PRE_ASSEMBLY’ |
はい |
outputFileLabel | 文字列 | File_label | はい |
dispMsolveWindow | 文字列 | ‘TRUE’、‘FALSE’ | はい |
単位
リーフプロパティファイル(*lpf)の単位
$---------------------------------------------------------UNITS
[UNITS]
(BASE)
{LENGTH FORCE ANGLE MASS TIME}
MILLIMETER NEWTON RADIAN KILOGRAM SECOND