Leaf Ends

Leaf Endsコンポーネントは、前部と後部のリーフエンドタイプに関する詳細を提供します。現時点では、2種類のリーフエンドのタイプがサポートされています。他に使用可能なオプションはスライダーエンドです。

現時点では、フロントリーフエンドとリアリーフエンドの場合、キーワードが‘Front_leaf_end’と‘Rear_leaf_end’で固定されています。


図 1. Leaf BuilderのLeaf Endsパネル

Leaf Endsセクションの説明を以下に示します:

Leaf End Typeドロップダウンメニューを使用して、リーフエンドのタイプを定義します。


図 2. リーフエンドの使用可能な選択肢
  • Spring eye
  • Slipper end

スプリングアイ

Type
スプリングアイのタイプを定義します。


図 3. スプリングアイで使用可能な選択肢
  • Upturned


    図 4.
  • Downturned


    図 5.
  • Berliner


    図 6.
Inner Radius
リーフエンドの半径を定義します。
Eye Position
リーフエンドのリア位置またはフロント位置を定義します。
Bushing
ブッシュオプションを選択することによって、新しいオプションEye Bushingが表示されます。Eye Bushingドロップダウンメニューには、Bushingコンポーネントで追加したすべてのブッシュが一覧表示されます。


図 7. リーフエンドのブッシュ選択
Spring Eye Location
リーフエンドの位置を定義します。形状状態に応じて、‘Leaf_Ref_Loc‘または‘BOLTLOCATION’を基準としたリアアイフックの中心を表します。
注: 形状状態が‘PRE_ASSEMBLY’の場合は、‘MASTER’リーフの‘BOLTLOCATION’を基準として位置を定義する必要があります。


図 8. リーフエンドのスプリングアイ位置

スリッパーエンド

従来のスプリングアイから脱却したリーフエンドに使用可能なもう1つのオプションがスリッパーエンドです。スリッパーエンドは、トレーラーのシャーシに溶接された‘ブラケット’または‘ハンガー’の中を、リーフスプリングの片端または両端がスライドする開放型リーフで構成されています。

ブラケットの上面(接触パッド)は、要件に基づいてさまざまな形状にすることができます。

ここでは、円筒などのプリミティブな形状のデータを入力できます。より複雑な形状の場合は、プリミティブなスリッパーブラケットのグラフィックをMotionViewで詳細なグラフィックに置き換える必要があります。



図 9. Leaf Ends - Slipper Endタイプ
Slipper Type (Round Surface)
デフォルトでは、丸みがある形状のサーフェスタイプが使用されます。これは、円筒形状ピンを使用したスリッパーエンドです。
Leaf Contact Len
スリッパーエンドと接触するリーフサーフェス方向の概略長さを定義します。これは、スリッパーの中央位置を中心とします。
Pad Radius
円筒スリッパーエンドの半径を定義します。
X
スリッパーエンド中央のX方向位置。
Z
スリッパーエンド中央のZ方向位置。
Retaining Pin Details
Pin Radius
円筒ピンの半径を定義します。
X
抜け止めピン中心のX方向位置。
Z
抜け止めピン中心のZ方向位置。
Side Contact Details
Width
Y方向のブラケットの長さ。
Height
Z方向のブラケットの長さ。
Depth
X方向のブラケットの長さ。

リーフプロパティファイル(*lpf)のリーフエンド

Leaf EndsブロックがTiemOrbitファイル形式で表されている例を以下に示します。
$------------------------------------------LEAF_ENDS
[LEAF_ENDS]
FRONT = 'FRONT_EYE_HOOK'
REAR = 'REAR_EYE_HOOK'
ブロック名 = ‘LEAF_ENDS’(必須)
属性 タイプ 有効値 必須
Front 文字列 ‘Front_Leaf_End’、

‘Front_Eye_Hook’

はい
Rear 文字列 ‘Rear_Leaf_End’、

‘Rear_Eye_Hook’

はい

リーフプロパティファイル(*lpf)のリアリーフエンド

Rear_Leaf_EndブロックがTiemOrbitファイル形式で表されている例を以下に示します。
$-----------------------------------------REAR_LEAF_END
[REAR_LEAF_END]
ENDTYPE = ‘SPRING EYE’
INNERRADIUS = 20.0
LOCATION – [636.027, 0.0, 140.0]
TYPE = ‘UPTURNED’
注: Rear_Leaf_Endブロックは、そのブロック名を“Leaf_Ends”ブロックで定義している場合にのみ必要です。
ブロック名 = 'Rear_Leaf_End'(必須)
属性 タイプ 有効値 必須
EndType 文字列 ‘Spring Eye’

‘Slipper End’

はい
Type 文字列 ‘Berliner’、

‘Upturned’、

‘downTurned’

はい
innerRadius 実数 - はい
Location リスト [x,y,z] オプション

リーフプロパティファイル(*lpf)のフロントリーフエンド

スリッパーエンドを含むFront_Leaf_EndブロックがTiemOrbitファイル形式で表されている例を以下に示します。
$-------------------------------------FRONT_LEAF_END
[FRONT_LEAF_END]
BLOCKNAME = ‘FRONT_LEAF_END’
ENDTYPE = ‘SLIPPER END’
SLIPPERTYPE = ‘ROUND SURFACE’
(PINDATA)
PINCONTACTPROP = ‘METAL_METAL’
PINLOCX = -530.0
PINLOCZ = 110.0
PINRADIUS = 20.0
(SIDECONTACTDATA)
DEPTH = 5.0
HEIGHT = 50.0
SIDECONTACTPROP = ‘METAL_METAL’
WIDTH = 85.0
(SLIPPERDATA)
LEAFCONTACTLEN = 100.0
PADCONTACTPROP = ‘METAL_METAL’
PADLOCX = -530.0
PADLOCZ = 190.0
PADRADIUS = 30.0
注: Front_Leaf_Endブロックは、そのブロック名を“Leaf_Ends”ブロックで定義している場合にのみ必要です。
ブロック名 = 'Front_Leaf_End'(必須)
属性 タイプ 有効値 必須
EndType 文字列 ‘Spring Eye’

‘Slipper End’

はい
Slipper Type 文字列 ‘Round Surface’ はい

リーフプロパティファイル(*lpf)のスリッパーデータ

ブロック名 = 'Front_Leaf_End'(必須)
サブブロック名 = 'SLIPPERDATA'(必須)
属性 タイプ 有効値 必須
Leaf Contact Length 実数 - はい
Pad Contact Property 文字列 ‘METAL_METAL’ はい
Pad Location X 実数 - はい
Pad Location Z 実数 - はい
Pad Radius 実数 - はい

リーフプロパティファイル(*lpf)の抜け止めピンデータ

ブロック名 = 'Front_Leaf_End'(必須)
サブブロック名 = 'PINDATA'(必須)
属性 タイプ 有効値 必須
Pin Contact Property 文字列 ‘METAL_METAL’ はい
Pin Location X 実数 - はい
Pin Location Z 実数 - はい
Pin Radius 実数 - はい

リーフプロパティファイル(*lpf)の抜け止め側面接触データ

ブロック名 = 'Front_Leaf_End'(必須)
サブブロック名 = 'SIDECONTACTDATA'(必須)
属性 タイプ 有効値 必須
Side Contact Property 文字列 ‘METAL_METAL’ はい
Width 実数 - はい
Height 実数 - はい
Depth 実数 - はい