penta imprint (adhesive-contact) T

制約事項: LS-DYNANastranOptiStructRadioss、およびPAM-CRASHで使用できます。

penta imprintリアライゼーションを使用して、T接合シェルパート間のシームラインを作成します。

接触は、シェルコンポーネントと適切なヘキサ節点との間に定義されます。また、シェルの熱の影響を受ける領域は超高強度鋼材料から作成されます。

Connectorエンティティエディターにあるパラメータを使用して、熱の影響をうける領域の寸法を指定します。それぞれの熱の影響をうける領域(HAZ)の寸法およびプロパティは、個別に定義できます。


図 1.
ヘキサ要素は、コア部分のペンタ要素への遷移に必要なシェル要素に接続されます。


図 2.

General Info

表 1.
パラメータ 動作
Tolerance コネクターからの距離を指定します。このトレランスの値内のエンティティのみ最終的なリアライゼーションの際に考慮されます。トレランスは、適切なリンク候補が、指定された層数で結合することが可能かどうかを見極めるのに使用されます。

Connectivity Info

表 2.
パラメータ オプション
Connectivity
注: デフォルトでは、Connectivityはcontactに設定されていますが、imprintも選択できます。
HAZ 四角形溶接要素を作成し、これらのメッシュを調整することによってこれらを両方のリンクにステッチします。必要なすべてのHAZについて行います。
Enable Condition HAZ リアライゼーション時に、熱の影響を受ける領域に割り当てるパートを制御します。
Skip Imprint 四角形溶接要素を作成しますが、リンクのメッシュは変更しません。

代わりに、要求されたHAZを表す追加要素を作成します。これらの要素は、^conn_imprintコンポーネントに編成されます。

これらの要素は、ユーザーのニーズに合わせて操作された後、後の手動でのインプリントで使用できます。これは、交差するコネクターを扱う場合など、標準のインプリント機能がエラーになる複雑な領域で役に立ちます。
注: 四角形溶接要素はこのリンクには結合されません。結合はさらに注意が必要です。

Contact Info

表 3.
パラメータ 動作
Contact Creation Option 接触の作成方法を選択します。
one contact per link
リンク毎に2つの排他的セットを持つ、1つの排他的接触を作成します。
リンクと、このリンク上にあるヘキサナゲット節点との間の接触を作成します。1つのヘキサナゲットの節点は、2つの異なる接触定義に属します。
  • Groupname(s): hexa_nugget_contact_Linkname
  • Setname(s) Main: hexa_nugget_master_part_set_Linkname
  • Setname(s) Secondary: hexa_nugget_secondary_node_set_Linkname
one contact per link pairing
同じリンクを使用するすべてのヘキサナゲットコネクターは、同じ接触とセットを共有しています。
  • Groupname(s): hexa_nugget_contact_Linkname1_Linknam e2_Linkname3(3層時)
  • Setname(s) Main: hexa_nugget_main_part_set_Linkname1_ Linkname2_Linkname3
  • Setname(s) Secondary: hexa_nugget_secondary_node_set_Linkname1_L inkname2_Linkname3
single contact
モデル内のこのリアライゼーションタイプに対して、1つの接触と2つのセットを作成します。
  • Groupname: hexa_nugget_singlecontact
  • Setname Main: hexa_nugget_single_main_part_set
  • Setname Secondary: hexa_nugget_single_secondary_node_set

HAZ Info

表 4.
パラメータ オプション
HAZ Material Condition リアライゼーション時に熱の影響を受ける領域に割り当てるパートを制御するUHSS材料の選択を有効にします。
UHSS Material Option UHSS材料を選択する方法を選択します。
From current model
カレントモデルから既存の材料を選択します。
Connector Entity Editorでは、UHSS Material EntityID’欄には、最後に検出されたファイルの番号が表示されます。
From search folder(デフォルト)
検索ファイルから材料を選択します。
Hexa Nugget Connectorリアライゼーションの場合、材料検索ファイル名はmaterialsnippets.txtです。HyperMeshは、このファイルを特定するため、以下の場所を順番で検索していきます。
  1. インストレーション:[hm_scripts_dir]/ connectors/materialsnippets.txt
  2. ユーザーディレクトリ:[USER_HOME]/ materialsnippets.txt
  3. HyperWorks設定パスフォルダ:[HW_CONFIG_PATH]/materialsnippets.txt
  4. 現在の作業ディレクトリ:[CURRENTWORKINGDIR]/materialsnippets.txt
Connector エンティティエディターでは、UHSS Material File欄には、最後に検出されたファイルの名前が表示されます。
テキストファイルには、リアライゼーション時に熱の影響を受ける領域に割り当てる材料名からのスニペット情報が含まれています。
From connector metadata
UHSS Material Option “From search file”によってコネクターがリアライズされると、フォルダー名は関連性を保ったままコネクターのメタデータとして書き出され、materialsnippets.txtが正しいフォルダに保存されていれば、異なる作業環境で全く同じようにしてリアライゼーションを行うことを可能にします。
HAZ Dimension Scheme HAZの直径を指定するための設定を選択します。
HAZ Inner Diameter
values
HAZ Inner Diameterの絶対値を指定します。
注: この値は、ナゲット直径の指定に使用した値より大きくする必要があります。
scale factors
ナゲット直径のスケール係数として計算されます。
注: この値は1.0以上を指定します。
offsets
ナゲット直径からオフセットされるHAZ Inner Diameterを指定します。
HAZ Outer Diameter
values
HAZ Inner Diameterの周囲の最初の層の幅の絶対値を指定します。
scale factors
HAZ Inner Diameterの周囲の最初の層の幅を指定します。ナゲット直径のスケール係数として計算されます。
offsets
HAZ Inner Diameterからオフセットされる、HAZ Inner Diameterの周囲の最初の層の幅を指定します。
注: valuesとscale factorsでは、この値は、HAZ Inner Diameterの指定に使用した値より大きくする必要があります。
HAZ Layer 2 HAZ Outer Diameter 2の指定を有効にします。デフォルトではこのチェックボックスはオフで、HAZ Outer Diameter 2は定義できません。
HAZ Outer Diameter 2
values
HAZ Outer Diameterの周囲の2番目の層の幅の絶対値を指定します。
scale factors
HAZ Outer Diameterの周囲の2番目の層の幅を指定します。ナゲット直径のスケール係数として計算されます。
offsets
HAZ Outer Diameterからオフセットされる、HAZ Outer Diameterの周囲の2番目の層の幅を指定します。
注: valuesとscale factorsでは、この値は、HAZ Outer Diameterの指定に使用した値より大きくする必要があります。

Property and Material Info

Property and Material Infoパラメータを使用して、溶接および熱の影響を受ける領域(HAZ)のプロパティと材料を定義します。
表 5.
パラメータ オプション
HAZ Material Option HAZの材料を割り当てる方法を選択します。
Use original material
元のコンポーネントに割り当てたものと同じ材料を新しいHAZコンポーネントに割り当てます。
Use copy of original material
元の材料を複製して、新しいコンポーネントに割り当てます。
元の材料が複製されます。
新しい材料名は、元の材料と同じ名前の末尾に_HAZ_matを付けたものです。
Select a material
select material for HAZオプションにより、現在のモデルから材料を選択します。選択した材料と同じ名前の末尾にプロパティIDを付けた名前でHAZコンポーネントが作成されます。
指定しない場合、デフォルトの材料が、[hm_scripts_dir]/connectors/hexa_nugget/dyna/hexa_nugget_HAZ_material_default.iniファイルから取得されます。hexa_nugget_HAZ_mat_default_という名前の末尾にプロパティIDを付けた名前でHAZコンポーネントが作成されます。
HAZ Property Option HAZにプロパティを割り当てる方法を選択します。
Use original property
元のコンポーネントに割り当てたものと同じプロパティを新しいHAZコンポーネントに割り当てます。
Use copy of original material
元のプロパティを複製して、新しいコンポーネントに割り当てます。
元のプロパティが複製されます。
新規プロパティ名は、元のプロパティ名の後に_HAZ_propを加えたものになります。
Scale original thickness
HAZがインプリントされている各リンクに対して、新しいプロパティとコンポーネントを作成します。
プロパティは元のプロパティのコピーです。プロパティ名は<originalname>_<HAZ_prop>_<scaled thickness>、コンポーネント名は<matname>_<scaled property name>です。
Input thickness
HAZがインプリントされている各リンクに対して、新しいプロパティとコンポーネントを作成します。
プロパティは元のプロパティのコピーです。プロパティ名は<hexa_nugget_HAZ_prop>_<thickness_value>、コンポーネント名は<matname>_<Input thichness prop name>です。
Select a property
select property for HAZオプションにより、現在のモデルからプロパティを選択します。
UHSS材料の名前の末尾にプロパティIDを付けた名前でHAZコンポーネントが作成されます。例:<UHSS matname>_<prop ID>
Nugget Material Option 材料を作成してナゲットに割り当てる方法を選択します。
Create one material per each link combination
リンクの組み合わせ毎に1つの材料を作成します。
溶接材料名は<hexa_nugget_weld_mat>_<link 1 ID/name>_<Link 2 ID/name>です。
ID 1のリンクとID 2のリンクが接続されている場合、作成される溶接材料にはhexa_nugget_weld_mat_1_2という名前が与えられます。
Create one material per each number of layer
溶接で結合される層数に基づいて1つの材料を作成します。
溶接材料名は、<hexa_nugget_weld_mat>_<link 1 ID/ name>_<No. of layers>です。
2層の溶接の場合、材料名はhexa_nugget_weld_mat_2Lです。
3層溶接の場合、hexa_nugget_weld_mat_3Lとなります。
Use one single weld material
Select Nugget Material Optionを使用して、現在のモデルから溶接材料を選択します。選択された材料が、すべての溶接要素に割り当てられます。
Itemize Multilayer Connections 複数層の結合をそれぞれ個別に処理します。例えば、3層の結合の場合、2つのヘキサクラスターが別々に処理され、2つの異なる材料が割り当てられます。同時に、同じ2つのリンク間の2層結合には別の材料が割り当てられます。
名前は次のように付けられます:
hexa_nugget_weld_material_link1_link2_(link3)
理想的には、<outer involved link>_<inner involved link>_(<uninvolved comp>)の順にリンクされ、関連する2つのリンクが最初に来て、関連しないリンクは括弧で囲まれます。
hexa_nugget_weld_material_link3_link2_(link1)
理想的には、<outer involved link>_<inner involved link>_(<uninvolved comp>)の順にリンクされ、関連する2つのリンクが最初に来て、関連しないリンクは括弧で囲まれます。
hexa_nugget_weld_material_link1_link2、hexa_nugget_weld_material_link2_link3
すべての材料は、[hm_scripts_dir]/connectors/hexa_nugget/radioss/hexa_nugget_weld_material_default.iniから派生します。
注: Nugget Material OptionがCreate one material per each link combinationに設定されている場合にのみ有効です。
Select Nugget Property カレントモデルからpropertyを選択します。