/PROP/TYPE35 (STITCH)
ブロックフォーマットのキーワード このプロパティはステッチスプリングを記述します。ステッチスプリングの特徴は、複雑な破壊基準のパラメータ化が可能な点です。この基準は圧縮と張力で異なります。
指定した方向の破壊基準より最大変形が大きい場合、スプリングは損傷モードになります。このモード情報は、これから破壊が始まる隣接するスプリング要素に伝達されます。プロパティタイプSTITCHは、スプリング要素で使用する必要があります。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/PROP/TYPE35/prop_ID/unit_IDまたは/PROP/STITCH/prop_ID/unit_ID | |||||||||
prop_title | |||||||||
Amas | Elastif | Xlim1 | Xk | ||||||
fct_ID1 | fct_ID2 | fct_ID3 | fct_ID4 | Damg | Fdelay |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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prop_ID | プロパティの識別子 (整数、最大10桁) |
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unit_ID | 単位識別子 (整数、最大10桁) |
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prop_title | プロパティのタイトル (文字、最大100文字) |
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Amas | 単位長さあたりの質量 (実数) |
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Elastif | 単位長さあたりの剛性 (実数) |
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Xlim1 | 張力推移による変形 (実数) |
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Xk | インターフェースの剛性 (実数) |
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fct_ID1 | 初期引張関数の識別子 (整数) |
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fct_ID2 | 初期圧縮関数の識別子 (整数) |
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fct_ID3 | 最終引張関数の識別子 (整数) |
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fct_ID4 | 最終圧縮関数の識別子 (整数) |
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Damg | 0 < Damg < 1の損傷係数 4
(実数) |
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Fdelay | 破壊遅延係数 (実数) |
コメント
- このプロパティでは、次のように2つのモデルが定義されます:損傷前の1つ目のモデル(次の入力を使用):
- Elastif
- fct_ID1は、引張の場合の降伏力とひずみの関係を定義します。
- fct_ID2は、圧縮の場合の降伏力とひずみの関係を定義します。
損傷後の2つ目のモデル(次の入力を使用):- Elastif
- fct_ID3は、引張の場合の降伏力とひずみの関係を定義します。
- fct_ID4は、圧縮の場合の降伏力とひずみの関係を定義します。
- このプロパティのデフォルト値はありません。すべてのパラメータを定義する必要があります。
- 損傷は以下の場合に始まります。
- スプリングがひずみ引張限度のXlim1に達した場合; または
- 結合されているスプリングが独自のひずみ引張限度に達した場合。
- Damgは、n=1/Fdelayサイクル後にしか使用されません。
- Damg= 0の場合、スプリングはfct_ID3、fct_ID4から動きません。
- Damg= 1の場合、内力は1サイクル以内に0にリセットされます。
この係数は、破壊により内力が0.0に設定された場合の安定性を改善するために導入されました。
0.8推奨。