適用と出力

相関プロセスでは、実験で得られた路面プロファイルをシミュレーションの入力として使用し、荷重または加速度に必要な出力を定義することにより、Road Courseイベントを有効に利用できます。

Altair製品のHyperLifeを使用すると、結果をポスト処理できます。このプロセスで実施する手順については、HyperLifeオンラインヘルプのStress-Life (S-N) Approachチュートリアルをご参照ください。

現在のところ、シミュレーションの結果を使用して次の出力を生成できます:
  • ダメージコンターと寿命コンター
  • ダメージマトリックスとレインフローマトリックス
  • レンジペアダメージ
  • 疑似ダメージ

ダメージコンターと寿命コンター、およびダメージマトリックスとレインフローマトリックスは、弾性体コンポーネントでのみ計算できます。

事前定義の出力のほかに、検討対象とする他の出力もMotionViewで作成できます。



図 1.

寿命コンター

寿命のコンタープロットには、指定の疲労解析での残り寿命が示されます。このプロットは、部品が疲労による破壊に至るまでに要する試験サイクル数を表現しています。

ダメージコンター

一定の設計寿命を対象として、ダメージのコンタープロットを計算します。ダメージは、残り寿命に対する設計寿命の比率です。算出したダメージの値が1より大きい場合は、設計寿命に達する前に故障が発生することが予測できます。

レインフローマトリックスとダメージマトリックスは、荷重の振幅が変化する疲労解析で使用できます。荷重振幅が変化する履歴では、等価な一定振幅のサイクルを特定する必要があります。荷重履歴で発生する全サイクルの疲労ダメージを合算して、荷重履歴全体のダメージを求めます。