Utilityメニュー
HyperWorksの提供する機能、あるいはユーザー定義マクロを関連付けされた機能ボタン、ラジオオプション、およびテキストを加えることで、Utilityメニューには、標準インターフェースのカスタマイズを可能にするオプションを追加することが可能です。
Utilityメニューには、複数のページが用意されており、それぞれのページは異なるタスク専用になっています。ページごとにメニューがグループ化されていますが、一度に表示されるのは1つのページのみです。各ページは、Utilityメニューの一番下の各ボタンに割り当てられています。各ボタンを押すことで、ボタンに対応したページが表示されます。一度に押すことのできるボタンは1つのみで、これは、一度にアクティブにできるラジオボタンが1つのみであることと同じです。したがって、1つのボタンを選択すると、他のすべてのボタンが選択解除されます。
- Utilityメニューページに表示される機能
- 各コントロールボタンに表示させるテキスト
- メニューの位置とサイズ
- メニューバーに表示させるヘルプメッセージ
- 各コントロールの使用時にコールされるマクロと、渡されるオプションの引数
操作タイプによってマクロをグループ化するため、複数ページを作成するためのページ番号を使用します。
マクロにはコマンドファイルで使用される任意の適切なコマンドを含めることも可能で、*beginmacro()と*endmacro()コマンドで囲まれます。マクロは、コントロールから渡された可変引数を受け入れることができます。その際、引数$1、$2などを使って、引数を置換する場所を指定します。*callmacro()コマンドは、別のマクロからマクロを呼び出し、これによって再利用可能なマクロのグループを作成することができます。
起動時、HyperWorksは、現在のディレクトリ、HOMEディレクトリ(UNIXのみ)またはアプリケーションのベースディレクトリ内でhm.macという名称のマクロファイルを探します。このマクロファイルが見つかると、HyperWorksは、Utilityメニューの属性と内容を自動的に定義します。HyperWorksの起動後にOptionsパネルからマクロファイルを選択、実行することも可能です。
- disppage.mac
- UtilityメニューのDisplayページを表示します。
- geommeshpage.mac
- UtilityメニューのGeom/Meshページを表示します。
- globalpage.mac
- ページの切り替えに使用するボタンのグループを作成
- qamodelpage.mac
- UtilityメニューのQA/Modelページを表示します。
- userpage.mac
- UtilityメニューのUserページを表示します。
userpage.macファイルは、HyperWorksのインストレーションディレクトリ、またはHyperWorksの起動ディレクトリに位置します。HyperWorksの起動時、まず起動ディレクトリ内、続いてインストールディレクトリ内でuserpage.macファイルが検索されます。UNIXユーザーには、userpage.macファイルをホームディレクトリ内に置くオプションがあります。このファイルは、UtilityメニューのUserページの属性と内容を定義します。