/INISHE/ORTHOまたは/INISH3/ORTHO

ブロックフォーマットのキーワード 要素ごとのシェル要素直交異方性方向の初期化を記述します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/INISHE/ORTHO/unit_ID または /INISH3/ORTHO/unit_ID
shell_ID nb_integr prop_type   Vx Vy Vz
prop_type ≠ 9(/PROP/SH_ORTH)の場合は、層ごと(nb_integr)に下記を読み込みます:
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
ϕ 1 ϕ 2            
prop_type = 9(/PROP/SH_ORTH)の場合は、1回のみ読み込みます(5):
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
ϕ 1 ϕ 2            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
unit_ID 単位識別子

(整数、最大10桁)

 
shell_ID 要素識別子

(整数)

 
nb_integr 板厚を通過する積分点の数

シェルプロパティで指定された積分点の数と一致する必要があります。

(整数)

 
prop_type 要素タイプ特性

(整数)

 
Vx 参照ベクトルのX座標

(実数)

 
Vy 参照ベクトルのY座標

(実数)

 
Vz 参照ベクトルのZ座標

(実数)

 
ϕ 1 直交異方性の第1軸の角度

(実数)

[ deg ]
ϕ 2 異方性の第1および第2の軸間の角度(プロパティ/PROP/TYPE16 (SH_FABR)の場合のみ)

(実数)

[ deg ]

コメント

  1. このオプションは、要素ごとのシェル要素における直交異方性の方向の初期化に使用できます。デフォルトでは、プロパティで定義された特性が使用されますが、このオプションによる定義が優先されます。
  2. シェルサーフェス上に投影される参照ベクトルによって、直交異方性軸の基準方向を定義します。
  3. それぞれの層(積分点)において、第1の直交異方性軸は基準方向からの角度指定によって定義されます。
  4. このオプションは、/PROP/TYPE9 (SH_ORTH)/PROP/TYPE10 (SH_COMP)/PROP/TYPE11 (SH_SANDW)/PROP/TYPE16 (SH_FABR)等の、直交異方性シェルプロパティとのみ適合性があります。
  5. プロパティ/PROP/SH_ORTH(/PROP/TYPE9)の要素の場合は、直交異方性の方向を1つのみ定義する必要があります。