モデルへのFMUの結合

入力と出力によってFMUがモデルに結合されます。FMUへの入力は、モデルの状態に基づく式と時間に基づく式で定義したモデル評価基準です。FMUからの出力は、多くの場合、モデルに使用するエンティティを生成するフォースまたはモーションによって参照されます。
  1. InputタブのValue列にチャネルごとのソルバー式を入力します。
  2. FMU出力を定義します。これらは、モデルのフォースまたはモーションエンティティから参照されます。
    モデルのフォース / モーションで使用される式では、ARYVAL関数を使用してFMU出力が参照されます。FMU出力は、FMUエンティティのy_arrayデータメンバーの属性として使用できます。例えば、{fmu_1.y_array.output_3}には、FMUの3番目の出力が収められます。


    図 1. FMUの出力を参照するフォース式

    上図のクワッドローター型ドローンのモデルの場合は、ソルバー式のDX()やDY()で求めた機器の位置や速度をFMUへの入力として指定します。FMUからの出力は、ソルバー式ARYVALに解決された、FMUのy_arrayデータメンバーの出力属性を使用して指名します。確認された条件下では、ブレードの1つに対するモーションで2番目と3番目の出力が使用されています。式{fmu_controller.y_array.output_2}からは、FMU(fmu_controller)の出力配列(y_array)にある2番目の出力が返されます。