結果のキャッシング

Contourパネルでコンタープロットを適用した後に、Cache機能がアクティブになり、現在アクティブなコンター結果を内部キャッシュに追加することが可能になります。

これにより、特定のセッションで複数回閲覧される可能性のある結果をすべてキャッシュすることができ、再計算することなく、スカラー結果との切り替えをより迅速に行うことができます。

Cache/Delete Cacheボタン(Contourパネルの下部の中央に配置)は、現在のコンター付き結果と一致しない情報がこのパネルに表示されているときは常に無効になります。このボタンを有効にするには、このパネル上の情報と一致するコンター結果を適用する必要があります。



図 1. Contourパネル
注: この機能は、スカラー結果(およびベクトルとテンソルのスカラー成分)に対してのみ使用できます。
キャッシュされた結果は、固有の識別子に基づいて内部で識別されます。この固有の識別子(チェックサム)は、以下のパラメータに基づいています:
  • Data type
  • Data component
  • Layer
  • Corner data
  • Result system
  • Averaging method
  • Envelope trace plot
  • Value filter
  • Layer filter
  • Tracking system
  • User defined system
  • Projection rules
  • Selection set

HyperView は、上記のパラメータのいずれかが変更されるたびに、データを自動的に再計算します。

追加情報

  • 複素結果のキャッシュはサポートされていません。
  • キャッシュはランタイム機能に限定されているため、キャッシュされた結果をセッションファイルやH3Dファイルに保存することはできません。H3Dのエクスポート時またはセッションの保存時にコンター化された結果のみが復元されます。
  • キャッシュされた結果については、コピー / 貼り付けはサポートされていません。