IGESリーダー

サポートされるエンティティ

IGESリーダがサポートするエンティティです。
  • Circular arc (100)
  • Composite curve (102)
  • Conic arc (104)
  • Copious data (106)
  • Plane (108)
  • Line (110)
  • Parametric spline curve (112)
  • Parametric spline surface (114)
  • Point (116)
  • Ruled surface (118, form 1 only)
  • Surface of revolution (120)
  • Tabulated cylinder (122)
  • Direction (123)
  • Transformation matrix (124)
  • Flash (125)
  • Rational B-spline curve (126)
  • Rational B-spline surface (128)
  • Offset surface (140)
  • Boundary (141)
  • Curve on a parametric surface (142)
  • Bounded surface (143)
  • Trimmed (parametric) surface (144)
  • Manifold solid B-rep object (186)
  • Plane surface (190)
  • Right circular cylindrical surface (192)
  • Right circular conical surface (194)
  • Spherical surface (196)
  • Toroidal surface (198)
  • Angular dimension (202)
  • Diameter dimension (206)
  • General label (210)
  • General note (212)
  • Leader (214)
  • Linear dimension (216)
  • Radius dimension (222)
  • General symbol (228)
  • Sectioned area (230)
  • Line font definition (304)
  • Subfigure definition (308)
  • Color definition (314)
  • Form 7 group without back pointers (402)
  • Drawing (404)
  • Form 15 name (406)
  • Singular subfigure instance (408)
  • View (410)
  • Vertex (502)
  • Edge (504)
  • Loop (508)
  • Face (510)
  • Shell (514)

インポートオプション

IGESリーダーは、iges_reader.iniファイルを使用します。このファイルの最初のセクションは、IGESエンティティの各タイプを読み込む際の各種設定です。このセクションは変更しないことをお奨めします。2番目のセクションはトランスレーター用のオプションを制御します。
@CheckFacet
Value 説明
on 通常のファセット操作が正しく行われた後、更に必要であればクリーンアップが行われる。ファセット形成のチェック際してあらかじめメッシュを作成するオプションがある。これは、使用可能なメッシング操作によって処理速度が遅くなる可能性がある反面、よりクリーンなサーフェスが作成される(デフォルト)。
off ファセットチェックを行わずに通常クリーンアップを適用。
@CleanupTol
Value 説明
double 負の値(デフォルト)は、自動クリーンアップトレランスを使用すること指定。計算された自動クリーンアップトレランスより大きい値が場合、特定のトレランスを使用。CADクリーンアップトレランスを参照。
@ColorsAsMetadata
Value 説明
on

形状エンティティの色属性をメタデータとして読み込む。

COLOR_RGB

off 色属性は読み込まない(デフォルト)。
@CreationType
Value 説明
Parts 完全パートに基づいて階層を作成。
BOMOnly 空のパートに基づいて階層を作成。
TreeOfComponents アセンブリ / コンポーネントに基づいて階層を作成。
PackIntoSinglePart 階層を単一のパートに統合。
@DoNotMergeEdges
Value 説明
on インポートクリーンアップフェーズにおいて、基の形状エッジを、結合するのではなく保持する。
off インポートクリーンアップフェーズにおいて、エッジを互いに結合する。
@GroupAsRegions
Value 説明
on IGESグループに対応する領域エンティティを作成。
off 領域エンティティを作成しない。(デフォルト)
@ImportBlanked
Value 説明
on 隠れた、ブランク、または表示されていないエンティティをインポートする。
off 隠れた、ブランク、または表示されていないエンティティをインポートしない。
@ImportForVisualizationOnly
Value 説明
on

モデルを表示目的のみで読み込む。

多くのインポート手順(クリーンアップ、ステッチ、ソリッド作成など)を省略し、読み込み時間を短縮します。読み込まれたモデルは、他の用途には適さない可能性があります。

off モデルを通常の方法で読み込む(デフォルト)。
@ImportFreeCurves
Value 説明
on モデルにフリーなカーブ(ワイヤーフレームエンティティ)を読み込む(デフォルト)。
off フリーなカーブを読み込まない。
@ImportFreePoints
Value 説明
on モデルにフリーなポイントを読み込む(デフォルト)。
off フリーなポイントを読み込まない。
@ImportLayers
Value 説明
Layers to skip

インポートするレイヤー数の指定を可能にし、不要なレイヤーを読み込まない。

レイヤーをまとめて指定するには、レイヤー範囲の最初と最後の数値の間にハイフンを挿入。  または、カンマ区切り。

例:  @ImportLayers = "1,2-5,100-200"

@ImportType
Value 説明
ASSEMBLY ファイル内に含まれるものと一致するアセンブリツリーを作成(デフォルト)。

@CreationType = “TreeOfComponents”の場合に意味を持つ。

LAYERS_ONLY コンポーネントを、ファイルのレイヤー(=レベル)構造によって作成。

@CreationType = “TreeOfComponents”の場合に意味を持つ。

LAYERS_AND_GROUPS コンポーネントを、ファイル内に含まれるレイヤーとグループと一致するように作成。

@CreationType = “TreeOfComponents”の場合に意味を持つ。

@LayerAsMetadata
Value 説明
on レイヤーの値をメタデータとして読み込む。

LAYER

off レイヤーの値は読み込まない(デフォルト)。
@LegacyHierarchyAsMetadata
Value 説明
on パート内のオリジナルのCAD階層でメタデータを作成する。

LEGACY_HIERARCHY

off パート内の元のCAD階層でメタデータを作成しない(デフォルト)。
@MetadataPrefix
Value 説明
string すべてのメタデータ名用のプリフィックス文字列。デフォルトではプリフィックスなし。

詳細については、CADメタデータ名前指定をご参照ください。

@PropertyAsGroup
Value 説明
NEVER_MANAGE 特殊なメタデータを作成しない(デフォルト)。

@CreationType = “TreeOfComponents”の場合に意味を持つ。

MANAGE_CORRECT_ONLY

グループIDと名前をメタデータとして読み込み。

たとえば、プロパティIDと名前を示すようなグループIDと名前が特殊な意味を持つ場合に設定が必要。IGESエンティティタイプ#402、フォーム番号#7に適用。

GROUP_ID

GROUP_NAME

@CreationType = “TreeOfComponents”の場合に意味を持つ。
@ReadAsIndependent
Value 説明

INDEPENDENT

PHYSICALLY_DEPENDENT

LOGICALLY_DEPENDENT

独立した3つのタイプのエンティティの読み込みが可能。

複数の値を区切るのに、セミコロンを使用。複数の値が使用される場合、独立あるいは論理的に独立したエンティティは、独立したものとして扱われる。通常、このオプションは読み込み時にいくつかのエンティティを非独立なものとする特定のベンダー用に使用される。リーダーは、ファイル内で指定された値に応じエンティティをインポート。デフォルトは、INDEPENDENT

@ScaleFactor
Value 説明
double インポート時のスケーリングファクターを定義する。

デフォルトは1.0です。

@SkipConnectivityComputation
Value 説明
on

接続性を計算せずにモデルを読み込む。サーフェスは連続性を持ちません。

このオプションは、インポート時間が短縮されますが、ビジュアライゼーション目的で使用する場合を除き不適切です。

off モデルを通常の方法で読み込む(デフォルト)。
@SkipCreationOfSolid
Value 説明
on サーフェスを読み込むがソリッドエンティティは作成しない。
off ソリッドエンティティを作成する。
@SkipEntities
Value 説明
Entity types and subtypes to skip

インポート時に読み込まない特定のエンティティタイプ、またはサブタイプ(例:特定のフォーム数を持ったエンティティタイプなど)。

タイプを指定するには区切り文字としてセミコロンを使用。

例:@SkipEntities = "ENTTYPE1;ENTTYPE2.FORM2"

@SplitComponents
Value 説明
Body ボディに基づいてのコンポーネントを作成(CreationType=Partsの場合デフォルト)。
Layer レイヤーに基づいてコンポーネントを作成。
Part パートに基づいてコンポーネントを作成。
General コンポーネントをCADとして保持(CreationType=TreeOfComponentsの場合デフォルト)。
@TagsAsMetadata
Value 説明
on

サポートされるエンティティのタグをメタデータとして読み込む(デフォルト)。

TAG

off タグを読まない。
@TargetUnits
Value 説明
CAD units CADファイルの単位を保持(GUIのデフォルト)。
MKS [m kg N s] 対応する単位系に変換する。
MMKS [mm kg N s] 対応する単位系に変換する。
MPA [mm t N s] 対応する単位系に変換する。
CGS [cm g dyn s] 対応する単位系に変換する。
MMKNMS [mm kg kN ms] 対応する単位系に変換する。
MMGNMS [mm g N ms] 対応する単位系に変換する。
IPS Std [in pounds lbf s] 対応する単位系に変換する。
IPS Grav [in slinch lbf s] 対応する単位系に変換する。
FPS Std [ft pounds lbf s] 対応する単位系に変換する。
FPS Grav [ft slug lbf s] 対応する単位系に変換する。
Scale factor 対応するスケールファクターを適用(GUIを使用しない場合のデフォルトでは、以前のスクリプトをサポート可能)。
@Transform402form16
Value 説明
on

エンティティタイプ #16から#402で参照されるエンティティを、2次元ローカル空間から3次元絶対空間へと変換。

SolidWorksからの古いIGESファイルはこの操作を必要とする。

off (デフォルト)
@TraverseGroups
Value 説明
on リーダーはグループエンティティの詳細読み込みを試みる(デフォルト)。
off グループ内のエンティティ参照を無視。
@TrimRevolvedWithModelSpaceCurves
Value 説明
on 回転面(type#120)に対し、3Dトリミングカーブ(利用可能な場合)をサーフェス上に投影させて境界定義の計算を試みる。
off 可能な場合は常にパラメータ空間トリミングループを使用する。正しいデータを持つIGESファイルが与えられている場合、このオプションはオブジェクト空間ループを読み込むよりも短い時間でより確実となる(デフォルト)。
@TrimWithModelSpaceCurves
Value 説明
on 3Dトリミングカーブのサーフェスへの投影によって境界定義の計算を試みる。ファイル内のパラメータ空間トリミングループが不正な形状データを含む場合に有効。
off 可能な場合は常にパラメータ空間トリミングループを使用する。正しいデータを持つIGESファイルが与えられている場合、このオプションはオブジェクト空間ループを読み込むよりも短い時間でより確実となる(デフォルト)。
@TrimWithPreferredRepresentation
Value 説明
on

2次元または3次元カーブを使用し、エンティティタイプ#142によって与えられる適切な表現を基に境界定義を作成。

このオプションは、@TrimRevolvedWithModelSpaceCurves = onまたは@TrimWithModelSpaceCurves = onによって上書きされる場合がある。

off (デフォルト)
@UseAnsys128Format
Value 説明
on Ansys NURBSサーフェスフォーマットの読み込みを試みる。
off (デフォルト)
@vendors
Value 説明
List of vendor names

ベンダー情報は、特定のベンダーからのものかどうかを判断するのに、ファイルのグローバルセクションを検索するのに使用される。各ベンダー名は、セミコロンで区切り、ベンダー名内の空白はアンダースコアへの置き換えが必要。

例:@vendors = "vendor1;vendor2;vendor3"

ベンダーをリストに追加後、特定のベンダー用のオプションの指定が可能。ファイルが特定のベンダーからのものと認定された場合、ベンダー用の設定は"general"設定よりも優先。

例:@<vendor>.<option> = "<value>"

サポートメタデータ

IGESリーダーで作成されるメタデータです。
AUTHOR
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるauthorブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
AUTHORS_ORGANIZATION
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'S'セクションから読み込まれるauthor organizationブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
COLOR_RGB
タイプ エンティティ 内容
string

line

surf

RGBの値を0から255で指定してCADモデル内のエンティティの色を指定。

@ColorsAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

COMMENT_BLOCK
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'S'セクションから読み込まれるcommentブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
DRAFTING_STANDARD
タイプ エンティティ 内容
integer comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるdrafting standardブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
FILE_NAME
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるfile nameブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
GROUP_ID
タイプ エンティティ 内容
string 階層がアセンブリの場合assem。階層がパートの場合part。 panelまたはpanelのsub-objectグループのFunctionalProperty属性の値。
GROUP_NAME
タイプ エンティティ 内容
string comp

IGESエンティティタイプ#402、フォーム番号#7、グループ名はCADモデルから読み込まれたものを使用(存在する場合)。

@PropertyAsGroup = ManageCorrectOnlyに設定されている場合に作成。

IGES_VERSION
タイプ エンティティ 内容
integer comp ファイルの'G'セクションから読み込まれる IGES versionブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
IMPORT_DATE
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるimport dateブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
LAYER
タイプ エンティティ 内容
integer
  • point
  • line
  • surf
  • solid
エンティティのレイヤーの値。

@LayerAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

LEGACY_HIERARCHY
タイプ エンティティ 内容
string
  • point
  • line
  • surf
パート内のエンティティ階層。

@LegacyHierarchyAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

MODELUNIT
タイプ エンティティ 内容
integer 階層がアセンブリの場合comp。階層がパートの場合part。 CADファイル内で指定されているモデルユニット。
  • 1 = インチ
  • 2 = ミリメートル
  • 4 = フィート
  • 5 = マイル
  • 6 = メートル
  • 7 = キロメートル
  • 8 = ミル
  • 9 = マイクロ
  • 10 = センチメートル
  • 11 = マイクロインチ
  • 12 = デシメートル
  • 13 = ヤード

これは、常に作成される。

MODIFICATION_DATE
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるmodification dateブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
PREPROCESSOR_VERSION
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれる preprocessor versionブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
PRODUCT_IDENTIFICATION
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるproduct identificationブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
RECEIVING_PRODUCT_ID
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるreceiving product IDブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
SYSTEM_ID
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるsystem ID ブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。
TAG
タイプ エンティティ 内容
string

point

line

surf

存在する場合、CADモデルから読み込まれたエンティティの名前(タグ)。

@TagsAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

UNITS
タイプ エンティティ 内容
string comp ファイルの'G'セクションから読み込まれるunitsブロック。これは、ファイル内にブロックが検出されたときのみ作成される。