モデルの要素結果表示
要素結果(即ち、応力、ひずみ、要素力、流束および勾配)は材料座標系または要素座標系で出力されます。
HM、PUNCH、OPTI出力フォーマットでは、結果は材料座標系を参照して出力されます。1次のシェル要素の結果では、PARAM,OMIDを使用して参照座標系を指定できます。H3DとOUTPUT2出力フォーマットでは、要素の結果はテンソルとして書かれ、常に要素座標を参照した結果を含みます(PARAM,OMIDは影響しません)。
OptiStruct 10.0の最適化の応答とHM、PUNCH、OPTIフォーマットで出力される結果は常に一致するため、1次シェル要素の応答はPARAM,OMIDの設定と整合します。
PSDFおよびRMSランダム応答応力、ひずみ結果は、要素座標系で出力されます。
1次シェル要素
- MCID/THETAが空白の場合(デフォルトの挙動)、応力、ひずみ、およびプレートの集中荷重は、デフォルトの要素材料システムで示されます。このシステムでは、x-軸がラインG1-G2に揃い、その他の軸は正規直交トライアドを形成するよう構築されます。
- MCIDがゼロより大きい場合、結果は、要素プレーンに投影された材料座標系CIDで示されます(投影材料システム)。
- MCIDがゼロである場合、結果は、要素プレーンに投影された基本座標系で示されます(投影基本座標系)。
- THETAが指定されている場合(ゼロの場合を含む)、結果は回転された要素材料システム(エッジG1-G2から角度THETA分回転)で示されます。
H3DとOUTPUT2フォーマットでは、この表現はHyperViewで応力とひずみテンソルの座標変換することができます。
2次シェル要素
シェルの応力、ひずみおよび集中荷重を含む2次シェル要素(CQUAD8、CTRIA6)の結果は、CQUAD8、CTRIA6のマニュアルに記述されているとおり、常に材料要素座標系で表されます。
複合材シェル
複合材シェルについてのシェルタイプのひずみと応力は、異方性シェルと同じ表現を使用します。シェルタイプの結果によって、シェルの均質化された特性を使ってZ1、Z2位置で計算されたひずみと応力を平均します。個々のプライについてのひずみと応力は常に、それぞれのプライ座標系で表現されます。
ソリッド要素
- CORDMおよびPSOLIDカードが共に空白である場合(デフォルトの挙動)、ひずみと応力は基準座標系で示されます。
- CORDMがゼロより大きい場合、ひずみと応力は材料座標系CIDで示されます。
- CORDM =-1である場合、応力は局所要素座標系で示されます。
ギャップ要素
ギャップ要素については、ギャップ要素マニュアルの該当ページ(CGAPおよびCGAPG)に説明されているとおり、ギャップ力はギャップ座標系で表されます。圧縮は正の値です。