イベントの追加
以前に構築したモデルにライドイベントを追加します。
Task Wizardを使用して、9つの標準イベントをハーフカーモデルに追加できます。特殊なタスク用のユーザー定義イベントも使用可能ですが、MDLとMotionSolve XML入力デックの両方を十分に理解したうえで使用する必要があります。ライドイベントの追加方法は以下のとおりです。
HyperWorks 2022の新機能に関する情報。
基本について学習し、ワークスペースを理解します。
HyperWorks機能に関するインタラクティブなチュートリアル。
HyperWorksを起動し、アプリケーションの設定を行います。
モデルの作成、オープン、インポート、および保存。
セッションを設定し、レポートテンプレートを作成します。
HyperWorksがサポートするソルバーインターフェース。
ソルバーインターフェースは、テンプレートとFE入力リーダーで構成されています。
2Dパラメトリックスケッチ形状を作成/編集できます。
ジオメトリの作成、編集、クリーンアップ
FEジオメトリはメッシュの上にトポロジーを乗せたもので、CADとメッシュは一体として存在していることになります。FEジオメトリの目的は、CADジオメトリを持たないFEモデルに、頂点、エッジ、サーフェス、ソリッドを追加することです。
HyperWorksで作成可能な異なるメッシュタイプについて。
0D、1D、2D、3D要素の作成と編集
パートとサブシステムの作成、編成と管理。
HyperMesh複合材料のモデリング。
モデルのパート間に結合を作成します。
メッシュ品質を大きく犠牲にすることなくFEメッシュの形状を容易に変更します。
低次元化されたモデルを作成し、コンセプト段階での最適化を容易にします。
トポロジー最適化モデルの構築とセットアップを支援するワークフロー。
複数分野の設計探索および最適化のツール。
ソルバー解析を実行する前に、構築したモデルの検証を行います。
衝突および安全解析で使用するツール。
エアバッグソリューションは、エアバッグフォルダーユーティリティを提供し、結果として得られるエアバッグをRadiossデック内にエクスポートします。
HyperWorks-Tclを使用して開発された各種ツール。
空気弾性有限要素モデルをNastranバルクデータフォーマットでインポートします。
モデルと結果の情報に基づいて安全マージンを評価するためのメソッドを組み込むためのフレームワーク。
船舶ツールセットを使用して、CADツールから読み込んだ情報を使用して、プロパティと1D補強メッシュの作成を効率化します。
きしみ・がたつきの評価ラインの作成、及び評価を行い、きしみとがたつきの問題が発生しないように部品形状や部品間の結合を最適化します。
Explore the GeoD user interface.
パネルには、プリポスト処理のツール群が含まれます。
結果データは、HyperMeshとHyperViewの両方を使用してポスト処理を行うことができます。
HyperGraphは、多数の一般に使用されているファイルフォーマットとのインターフェースを持つ、データ解析およびプロッティングツールです。
MotionViewは、マルチボディダイナミクス用の汎用プリプロセッサです。
MotionViewは、マルチボディダイナミクス用の汎用プリプロセッサです。
Modelブラウザは、MotionViewモデルの構造を表示すると同時に、各種エンティティを表示する機能と編集する機能を提供します。
MotionViewの上部にあるリボンからは、ツールや標準機能に素早くアクセスすることができます。
MotionViewは、CAD形式とFE形式のいくつかのタイプのインポートをサポートしています。
MotionViewは、マルチボディダイナミクスモデルの弾性体(フレックスボディ)を対象として、さまざまなプリ処理機能とポスト処理機能を備えています。
Preferencesダイアログから、モデルに関するさまざまなMotionViewオプションにアクセスできます。
さまざまな車両モデリングツールについて説明します。
vehicle libraryには、現在製造されている大半の四輪車両のモデルが含まれています。vehicle libraryでサポートされていないトポロジをサポートするために、MotionViewでモデルをインタラクティブに変更できます。vehicle libraryはオープンソースでASCIIベースのため、ユーザーが変更できます。また、vehicle libraryは、トラクターやトラックなどの自動車分野以外の車両にも適合できます。
自動車業界で広く使用されているプロセスでは、サスペンションの設計と開発を別個の3つのステージに分けています。各ステージは、通常、この車両開発プログラムの間、異なる場所で異なる時間帯に作業している異なるチームによって実行されます。理想的には、チームはモデルデータ、モデリング手法および結果を幅広く共有します。チームは同じ車両を対象に作業しているため、1つのグループが学んだエンジニアリング上の教訓は他の2つのチームと共有する必要があります。
MotionViewモデルはすべて、HyperWorksでHyperStudyクライアントを使用することによって、実験計画法(DOE)スタディまたは最適化スタディのいずれかで使用できます。
リアサスペンションモデルは、フロントサスペンションと同じプロセスを使用して構築されます。Assembly Wizardを使用すると11種類のリアサスペンションが利用できます。
イベントは、結果的に全体を運動させる、モデル内のモーションとフォースを作成します。大半のイベントでは、シミュレーションを実行するためにモデルにパートが追加されます。
以前に構築したモデルにライドイベントを追加します。
モデルに追加したイベントを実行します。
Braking in a Turn eventは、円形路で減速する車両をシミュレートします。このイベントの目的は、ブレーキと旋回を行った際の車両の安定性を測定することです。車両は指定した長さの直進路を走行してから円形路に入ります。ブレーキをかけた時点から、ブレーキ持続時間の間、目標の減速率が得られるように、ブレーキのトルクが増加します。イベントはシミュレーション時間の終了とともに終了します。
Constant Radius eventは円形路での車両の運転をシミュレートします。Constant Radius eventでは、一定の旋回半径を維持しながら、車両速度を変えることで横加速度を大きくします。ステアリングコントローラーとトルクコントローラーは、このイベント全体にわたって車両の経路と速度を維持します。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。Constant Radius eventを使用して、車両のロール特性とアンダーステア特性を記述します。
Double Lane Change eventでは、規定された車線の中央線をたどりながら、走行している車線を変更して、その後元の車線に戻るように車両を運転します。レーンチェンジの速度および車線の寸法を定義できます。ステアコントローラーを使用して経路をたどり、駆動トルクコントローラーを使用してイベント全体を通じて速度を維持します。イベントでは、左右のレーンチェンジがサポートされます。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
J-turn eventでシミュレートする運転では、ある方向に大きく旋回する操作の後、車両が応答できるような待機時間を置き、さらに反対方向に大きく旋回する操作の後、別途応答時間を置きます。このイベントは、車両の安定性を明らかにするために使用されます。ステアリング入力の符号を逆にすることによって、どちらの操縦方向にすることも可能です。駆動トルクコントローラーを使用して、車両を一定速度に維持します。また、タイヤシステムと出力リクエストシステムには、車両とタイヤの標準出力が組み込まれています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Power-off in a Straight Line eventは、駆動トルクが突然消失した場合の車両の運動状態をシミュレートします。ステアコントローラーによって直線上で車両を運転し、スロットルが消失するまで駆動トルクコントローラーによって速度を維持します。スロットルトルクの消失後はエンジンモータリングトルクが適用されません。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Pulse steerイベントは、直線上を一定速度で走行中に発生するハンドルへの突然のパルス入力に対して、車両がどのように応答するかをシミュレーションします。イベントへの入力はハンドルへのトルクの場合も角度の場合もあります。ユーザーはパルス振幅とパルス幅を設定できます。パルスは、sine、step、またはramp関数として入力でき、ユーザーはその幅を制御できます。駆動トルクコントローラーを使用して、車両を一定速度に維持します。また、タイヤシステムと出力リクエストシステムには、車両とタイヤの標準出力が組み込まれています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Single Lane Change eventでは、定義された車線のセンターラインをたどるように、シングルレーンチェンジを経て車両を運転します。レーンチェンジの速度および車線の寸法を定義できます。経路に沿って走行するためにステアリングコントローラーが使用され、イベント全体を通して速度を維持するためにトルクコントローラーが使用されます。イベントでは、左右のレーンチェンジがサポートされます。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Sinusoidal steeringイベントは、正弦波入力をハンドルに適用した状態で、一定速度での車両の走行をシミュレートします。このイベントは、SAEペーパー840069に説明されているオンセンターステアリングテストをシミュレートするために使用されます。イベントには標準の車両出力が組み込まれています。ボディシステムにはボディ状態変数の出力リクエスト(変位、速度、加速度)が用意され、タイヤシステムにはタイヤの出力が用意されています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Sinusoidal steeringイベントは、正弦波入力をハンドルに適用した状態で、一定速度での車両の走行をシミュレートします。このイベントは、SAEペーパー840069に説明されているオンセンターステアリングテストをシミュレートするために使用されます。イベントには標準の車両出力が組み込まれています。ボディシステムにはボディ状態変数の出力リクエスト(変位、速度、加速度)が用意され、タイヤシステムにはタイヤの出力が用意されています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Step Steer eventは、ハンドルへの突然のステップ入力に対する車両の反応をシミュレートします。ステアリング入力は、ハンドルまたはステアリングギアへのインプットシャフトでの回転モーションまたはトルクです。車両の応答を測定するために、標準の出力リクエストが組み込まれています。イベント中のタイヤ力を認識するために、タイヤのリクエストが組み込まれています。イベント中に一定の速度を維持して車両が走行できるように、駆動トルクコントローラーが追加されています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Straight Line Acceleration eventでは、直線上を一定の割合で加速する車両をシミュレートします。このイベントは加速中のシャシーの挙動を計算するために設計されたものです。駆動トルクコントローラーは、リクエストされた加速度を維持するために、制御されたトルクを車両のドライブトレインに適用します。出力リクエストでは、車両の挙動やタイヤの応答をはじめとする一般的な車両システムのメトリックを指定します。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Straight Line Braking eventは、直線経路上で減速する車両をシミュレートします。通常、ハンドルは固定されていますが、解放することもできます。車両を減速させるためにBrake torque controllerがホイールにトルクを適用し、適切な出力リクエストが組み込まれています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Swept Sine eventは、大きさが一定で周波数が時間と共に高くなる正弦波ステアリング入力が適用された状態で、一定の速度で走行する車両をシミュレートします。車両の状態変数、タイヤ力、タイヤの状態変数を測定するために、Output Requestsが組み込まれています。Drive torque controllerを使用して、車両を一定速度に維持します。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Swept Steer eventは、一定の速度で走行する車両に対する、大きさが漸増するステアリング入力をシミュレートします。通常、このイベントは、車両の定常状態の動的応答を予測するために使用します。入力はステアリングホイール角またはトルクのいずれかに設定できます。イベントには標準の車両出力リクエストが組み込まれています。一定の速度を維持するために駆動トルクコントローラーが組み込まれています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Throttle-off Cornering eventは、定常状態で定常円旋回している車両の動特性、およびコーナリング中に駆動トルクが突然消失した場合の車両の反応をシミュレートします。このイベントには、車両が定常状態になるための短い直線経路、一定半径円経路、スロットルの解除およびそれに続く車両の反応が含まれています。左旋回または右旋回のシミュレーションが可能です。車両およびタイヤの適切な出力リクエストが組み込まれています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
Throttle-off Turn-in eventは、定常状態で定常円旋回している車両の動特性、コーナリングイベント中に駆動トルクが突然消失した場合の車両の反応、および舵角が漸増する車両の反応をシミュレートします。このイベントには、車両が定常状態になるための短い直線、一定半径の円、スロットルの解除および、舵角の漸次増加が含まれています。このイベントは、幹線道路の出口ランプで旋回の半径が徐々に減少する場合の操縦をシミュレートするように設計されています。車両およびタイヤの適切な出力リクエストが組み込まれています。結果をプロットするために、プロットテンプレートが用意されています。
さまざまな車両イベントでさまざまなプロットが出力されます。プロットは、特定のイベントに重要なメトリックに基づいて選択されます。
静的ライド解析は、ハンドルを固定した状態における、両方のホイールの同相の上下移動のシミュレーションです。シャシーは地面に固定されます。ホイール中心の変位は、ユーザーによって指定されます。サスペンションは、単純な制御システムと、“サスペンションテストリグ”を介して動きます。ホイールは、面内ジョイントを使用して、タイヤパッチ位置でサスペンションテストリグに対して拘束されます。標準のサスペンションリクエスト(キャスター、キャンパー、トーなど)は、ライド解析の一部として含まれており、ここではこのリクエストについて説明します。サスペンションのライド解析はフロントおよびリアで同様です。
Task Wizardダイアログでは、実行する解析タスクを選択できます。
MotionViewでは、ModelメニューにあるAssembly Wizardを使用して、事前に定義したシステムのライブラリからモデルをアセンブルします。Assembly Wizardダイアログは、アセンブリプロセスを示し、ユーザーの選択がコンパチブルであることを確実にします。
アセンブリプロセス(Assembly Wizardダイアログを使用)で指定したアタッチメントは、ModelメニューにあるAttachment Wizardを使用して変更できます。Attachment Wizardダイアログは、モデルアタッチメントの変更プロセスの手順に沿って設定手順を示します。
Set Wizard Pathsダイアログでは、いくつかのファイルの格納先とするディレクトリを選択できます。
Tcl/Tkコマンド群で構成するHyperWorks Desktopスクリプトインターフェースのリファレンス資料。
MotionViewのMDL言語、タイヤモデリング、およびMDLライブラリに関するリファレンス資料。
MotionSolveに用意されているコマンドステートメント、モデルステートメント、関数、およびサブルーチンインターフェースを詳しく説明したリファレンス資料。
Reference material for Templex (a general purpose text and numeric processor) and additional mathematical functions and operators.
Reference materials for the MotionView Python Language.
MediaViewは、動画ファイルの再生、静止画の表示、オブジェクトのトラッキング、距離の測定などに使用します。
TableViewは、HyperWorksでExcelのようなスプレッドシートを作成します。
TextView数値スクリプトは、HyperGraphウィンドウからベクトルデータを参照して、データ処理とデータ概要抽出を自動化します。
レポートの作成、定義、エクスポート。
MotionViewは、マルチボディダイナミクス用の汎用プリプロセッサです。
さまざまな車両モデリングツールについて説明します。
vehicle libraryには、現在製造されている大半の四輪車両のモデルが含まれています。vehicle libraryでサポートされていないトポロジをサポートするために、MotionViewでモデルをインタラクティブに変更できます。vehicle libraryはオープンソースでASCIIベースのため、ユーザーが変更できます。また、vehicle libraryは、トラクターやトラックなどの自動車分野以外の車両にも適合できます。
イベントは、結果的に全体を運動させる、モデル内のモーションとフォースを作成します。大半のイベントでは、シミュレーションを実行するためにモデルにパートが追加されます。
以前に構築したモデルにライドイベントを追加します。
以前に構築したモデルにライドイベントを追加します。
Task Wizardを使用して、9つの標準イベントをハーフカーモデルに追加できます。特殊なタスク用のユーザー定義イベントも使用可能ですが、MDLとMotionSolve XML入力デックの両方を十分に理解したうえで使用する必要があります。ライドイベントの追加方法は以下のとおりです。
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