NXネイティブリーダー

NXネイティブリーダーは、NXからファイルを読み込むのにUGOpenライブラリを使用します。

これらライブラリにアクセスするのに、リーダーには有効なNXインストレーションとライセンスが必要です。これらのライブラリに適切にアクセスできることを確実にするため、環境変数が正しく設定されている必要があります。利用可能なNXインストレーションでサポートされていないNXファイルフォーマットは、サポートされません。

サポートされるエンティティ

ネイティブリーダがサポートするエンティティです。
  • UF_coordinate_system
  • UF_point
  • UF_line
  • UF_circle
  • UF_conic
  • UF_spline
  • UF_faceted_model
  • UF_solid
  • NXアセンブリまたはパートファイルを材料情報と共にHyperWorksに読み込んだ場合、材料情報はNastran MAT1材料コレクターに読み込まれます。@CreationType = TreeOfComponentsの場合、与えられたパートファイル内のエンティティに割り当てられた材料が複数あれば、HyperWorksは、パートを複数のコンポーネントコレクターに分割します。@CreationType = Partsの場合、これは、分割タイプによって発生します。つまり、そのコンポーネントのエンティティに関連付けられている材料が1つだけの場合に限り、材料が作成されてコンポーネントに関連付けられます。材料情報が読み込まれ、それがコンポーネントに割り当てられた場合、プロパティコレクターが必ず作成されます(下記参照)。そして、材料コレクターが対応するプロパティコレクターに割り当てられます。
  • NXネイティブリーダーは、アセンブリの各パートの中立面板厚情報を認識します。パートが読み込まれた後、板厚情報は、Nastran PSHELLプロパティコレクターに保存されます。板厚情報の記述はないが材料情報は存在する場合、空のPSHELLプロパティコレクターが作成され、材料がこのプロパティコレクターに割り当てられます。そして、プロパティコレクターは、コンポーネントコレクターに割り当てられます。
  • @creationType = TreeOfComponentsの場合、中立面形状は、ソリッド形状が属するのとは異なるソリッドコンポーネントに類似した名前のコンポーネントに保存されます。@CreationType = Partsの場合、これは、分割タイプによって発生します。

環境変数

NXリーダーは実行時にUGOpenライブラリを使用するため、有効なNXインストレーションとNXライセンスの存在、更にassembly、gateway、solid_modelingモジュールをユーザーが利用できる状態にあることが必須です。

作業開始前に以下の環境変数を設定する必要があります:
Windows
UGII_BASE_DIR
NXインストレーションディレクトリ1を指定します1
UGII_ROOT_DIR
NXインストレーションUGIIディレクトリ1を指定します1
PATH
%UGII_BASE_DIR%\UGII\ディレクトリが必要です。また、NX11とNX12には、%UGII_BASE_DIR%\NXBIN ディレクトリ2が必要です。
SPLM_LICENSE_SERVER
NXライセンスサーバーを指定します。
UGS_LICENSE_BUNDLE
NXライセンスバンドルを指定します。
例:C:\Program Files\Siemens\NX 12.0NXがインストールされている場合
UGII_BASE_DIR:C:\Program Files\Siemens\NX 12.0
UGII_ROOT_DIR:%UGII_BASE_DIR%\UGII\
PATH:%UGII_BASE_DIR%\UGII\
SPLM_LICENSE_SERVER: 28000@licsrv
UGS_LICENSE_BUNDLE:NXPTNR100
Linux
UGII_BASE_DIR
NXインストレーションディレクトリを指定します。1
UGII_ROOT_DIR
NXインストレーションbinディレクトリを指定します1。1
SPLM_LICENSE_SERVER
NXライセンスサーバーを指定します。
UGS_LICENSE_SERVER
NXライセンスサーバーを指定します。
UGS_LICENSE_BUNDLE
NXライセンスバンドルを指定します。
例:/soft/usr/ugs120NXがインストレーションされている場合
UGII_BASE_DIR:/soft/usr/ugs120
UGII_ROOT_DIR:/soft/usr/ugs120/bin/
UGS_LICENSE_SERVER:28000@licsrv
UGS_LICENSE_BUNDLE:NXPTNR100
  1. UGII_ROOT_DIR は、NX10にのみ必要です。NXの環境変数はセンシティブです。UGII_BASE_DIRパスの末尾には '/' は不要です。UGII_ROOT_DIRパスの末尾には '/' が必要です。
  2. %UGII_BASE_DIR%\UGII\ を PATH環境変数の最初に指定するのは、DLLバージョンの矛盾を避けるのに有効と言えます。

インポートオプション(Import Options)

NXネイティブリーダーは、ug_reader.iniファイルを使用します。NXリーダーは、アセンブリのインポート、コンポーネントによるエンティティのソート、その他のインポートの詳細をコントロールするブラウザを含みます。NXパートブラウザは、作成タイプがAssembliesに設定されている場合のみGUIインポート用に表示されます。
@AssignThicknessToSolids
Value 説明
on THICKNESSという名前の属性を持つパートが存在する場合にソリッドに板厚を割り当てる。板厚値は、このフィールドの値。
off ソリッドに板厚を割り当てない(デフォルト)。
@AttributesAsMetadata
Value 説明
on すべての汎用属性(グローバルおよび単一エンティティに関連)をメタデータとしてインポートする。

<name>

off 1つのエンティティに関する属性はインポートしない。グローバルな属性のみインポート。
%attribute1%attribute2%attribute3 指定した汎用属性をメタデータとして読み込む。

属性名は、任意の文字で区切って列記する。区切り文字は、文字列の最初の要素として挿入する。区切り文字には、”%”などを使用できる。属性名に"%"が使用されている場合は、その他の任意の区切り文字をユーザーが選択できる。HyperWorksは、それを文字列の最初の文字であるとして認識します。

<name>

@BodyIdAsMetadata
Value 説明
on メタデータとしてボディ識別子を割り当てる。

BODY_ID

off メタデータとしてボディ識別子を割り当てない(デフォルト)。
@CleanupTol
Value 説明
double 負の値(デフォルト)は、自動クリーンアップトレランスを使用すること指定。計算された自動クリーンアップトレランスより大きい値が場合、特定のトレランスを使用。CADクリーンアップトレランスを参照。
@ColorsAsMetadata
Value 説明
on

形状エンティティの色属性をメタデータとして読み込む。

COLOR_RGB

off 色属性は読み込まない(デフォルト)。
@ComponentAttributes
Value 説明
string バッチモードの場合、NX Part Browser Component属性オプションに応じる。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@ComponentNameFormat
Value 説明
string バッチモードの場合、NX Part Browser Assign components by nameに応じる。デフォルトの値は、"default"で、一般的なコンポーネントネーミングであり、ユーザー指定のコンポーネント名は以下のように設定する:

@ComponentNameFormat = "custom <custom1><custom2>...<customnn>"

ここで、<customi>は、次のいずれか:

<Part Name>, <Part Number>, <RID-PDI>, <Layer>, <Category>, <Instance Name>, <Material Name>, <Thickness>, <UG Body ID>, <UG Tag>, <Solid Name>.

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化される。

@CoordinateSystem
Value 説明
global バッチモードの場合、アセンブリ内の個々のパートはグローバル座標系内にインポートされる(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

local バッチモードの場合、アセンブリ内の個々のパートはローカル座標系内にインポートされる。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@CreateMatsAndProps
Value 説明
on 材料と板厚データがモデル内に存在する場合、HyperMesh内で材料とプロパティを作成(デフォルト)。
off HyperMesh内で材料とプロパティを作成しない。
@CreateWeldsInHypermesh
Value 説明
on バッチモードでは、HyperMeshに溶接が作成される。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードでは、HyperMeshに溶接が作成されない(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@CreationType
Value 説明
Parts 完全パートに基づいて階層を作成。
BOMOnly 空のパートに基づいて階層を作成。
TreeOfComponents アセンブリ / コンポーネントに基づいて階層を作成。
PackIntoSinglePart 階層を単一のパートに統合。
@DensityAsMetadata
Value 説明
on

密度の値をメタデータとして読み込む(デフォルト)。

DENSITY

off 密度の値を読み込まない。
@DisableLayers
Value 説明
string これは、NX PartブラウザのLayer filteringモードでのDisableオプションに対応する。

インポートで無効にするレイヤーは、NXパートブラウザーエントリと同じルールで一覧表示する必要がある。

@Display
Value 説明
categories バッチモードの場合、NX Part Browser Categories選択に応じる。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

layerfiltering バッチモードの場合、NX Part Browser Layer filtering選択に応じる(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@DoNotMergeEdges
Value 説明
on インポートクリーンアップフェーズにおいて、基の形状エッジを、結合するのではなく保持する。
off インポートクリーンアップフェーズにおいて、エッジを互いに結合する。
@EnabledLayers
Value 説明
string これは、LayerフィルタリングモードのNX PartブラウザのEnableオプションに対応する。

インポートで有効にするレイヤーは、NXパートブラウザーエントリと同じルールで一覧表示する必要がある。

@ExportToMasterWeldFile
Value 説明
on バッチモードの場合、マスター溶接ファイルが作成される。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードの場合、マスター溶接ファイルが作成されない(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@ImportBlanked
Value 説明
on バッチモードの場合、隠れた、ブランク、または表示されていないエンティティをインポートする。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードの場合、隠れた、ブランク、または表示されていないエンティティをインポートしない。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@ImportCoordinateSystems
Value 説明
on CAD座標系をシステムコレクターとしてインポート(デフォルト)。
off CAD座標系をインポートしない。
@ImportForVisualizationOnly
Value 説明
on

モデルを表示目的のみで読み込む。

多くのインポート手順(クリーンアップ、ステッチ、ソリッド作成など)を省略し、読み込み時間を短縮します。読み込まれたモデルは、他の用途には適さない可能性があります。

off モデルを通常の方法で読み込む(デフォルト)。
@ImportFreeCurves
Value 説明
on モデルにフリーなカーブ(ワイヤーフレームエンティティ)を読み込む(デフォルト)。
off フリーなカーブを読み込まない。
@ImportFreePoints
Value 説明
on モデルにフリーなポイントを読み込む(デフォルト)。
off フリーなポイントを読み込まない。
@ImportParameters
Value 説明
on パラメータをインポートする。

形状に関連付けられていないパラメータをインポートする。詳細は@ParametersPrefix

その他のパラメータ、パラメータ式に関連付けられているパラメータは作成される。

また、このオプションが使用される場合、エッジパラメータ割り当てにおいて最適な結果となるよう@DoNotMergeEdges は自動的に"on"に設定される。

CADIO_FEAT_PARAM_IDS

FULL_NAME

off パラメータをインポートしない(デフォルト)。
@ImportWaveLinkedGeometry
Value 説明
on WAVE Geometry Linkerによって作成された形状をインポートする。
off WAVE Geometry Linkerによって作成された形状をインポートしない(デフォルト)。
@IncludeWireFrame
Value 説明
on バッチモードの場合、フリーカーブとポイントをインポートする(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードの場合、フリーカーブとポイントをインポートしない。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@LayerAsMetadata
Value 説明
on レイヤーの値をメタデータとして読み込む。

LAYER

off レイヤーの値は読み込まない(デフォルト)。
@LegacyHierarchyAsMetadata
Value 説明
on パート内のオリジナルのCAD階層でメタデータを作成する。

LEGACY_HIERARCHY

off パート内の元のCAD階層でメタデータを作成しない(デフォルト)。
@MatchUGAssemblyHierarachy
Value 説明
on HyperMesh内でNXと同じアセンブリ階層が作成される。
off アセンブリ内に含まれるパートのアセンブリレベルが、HyperMesh内で作成される(デフォルト)。
@MaterialName
Value 説明
string カレントのパートの材料名情報を含むCAD属性の名前。デフォルトは"P_MAT"。
@MeshFlag
Value 説明
string 現在のパートのPDMメッシュフラグ名情報を含むCAD属性の名前。

デフォルトは"MeshFlag"。

@Merge
Value 説明
on バッチモードの場合、MERGEメタデータを作成する。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードの場合、MERGEメタデータを作成しない。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@MetadataPrefix
Value 説明
string すべてのメタデータ名用のプリフィックス文字列。デフォルトではプリフィックスなし。

詳細については、CADメタデータ名前指定をご参照ください。

@MID
Value 説明
string 現在のパートのPDM材料ID情報を含むCAD属性の名前。

デフォルトは"MID"。

@Midsurface
Value 説明
on バッチモードで、@Display= layerfilteringに設定されている場合、中立面がインポートされる。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードで、@Display= layerfilteringに設定されている場合、中立面がインポートされない(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@ModelAttributes
Value 説明
string バッチモードの場合、NX Part Browser Component属性オプションに応じる。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@OriginalIdAsMetadata
Value 説明
on オリジナルのCADエンティティIDをメタデータとしてインポートする。

ORIGINAL_ID

off オリジナルのCADエンティティIDをメタデータとしてインポートしない。
@ParametersPrefix
Value 説明
string プリフィックスのついたパラメータのみインポートする。それ以外はすべてインポートされません。

デフォルトは"HW_"。 @ImportParameters = "on"のときのみ意味を持つ。

@PartNumber
Value 説明
string 現在のパートのPDMパート数情報を含むCAD属性の名前。

デフォルトは"PartNumber”。

@PID
Value 説明
string 現在のパートのPDMプロパティID情報を含むCAD属性の名前。

デフォルトは"PID"。

@PropertyName
Value 説明
string HyperMesh内で作成されたプロパティの名前。以下の意味を持つ“特殊”文字列が含まれます:<COMPONENT_NAME>は、プロパティが割り当てられているコンポーネント名、<PROPERTY_CARD_NAME> は、プロパティカードの名前。デフォルトは<COMPONENT_NAME>
@Revision
Value 説明
string カレントのパートのPDM major revision情報を含むCAD属性の名前。

デフォルトは"Revision”。

@SaveSettingsAsDefault
Value 説明
on バッチモードの場合、ug_reader.iniファイルが現在の設定に基づいて保存される。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードの場合、ug_reader.iniファイルは保存されない(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@ScaleFactor
Value 説明
double インポート時のスケーリングファクターを定義する。

デフォルトは1.0です。

@SelectedCategories
Value 説明
string これは、NX Part browser option Categoriesオプションに応じる。これらは、コマンドファイル文字列と同様にリストされる。“<name1_length> <name1> <name2_length> <name2>…”ここで、<name<i>_length> は、カテゴリ名の文字長さを表す数字。
@SelectedParts
Value 説明
string これは、NX Part Browser Parts選択に応じる。これらは、コマンドファイル文字列と同様にリストされる。“<handle1_length> <handle1> <handle2_length> <handle2>…”。ここで、<handle<i>>はUGOpen ライブラリで取り出されたパーツのハンドルを表す文字列で、<handle<i>_length>は文字長さを表す。
@ShowAllCategories
Value 説明
on バッチモードで、@Display =categoriesの場合、すべてのカテゴリが取得されて表示されます。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードで、@Display = categoriesに設定されている場合、最上層のアセンブリにあるカテゴリのみが読み込まれ、表示される(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@SkipCreationOfSolid
Value 説明
on サーフェスを読み込むがソリッドエンティティは作成しない。
off ソリッドエンティティを作成する。
@Solid
Value 説明
on バッチモードで、@Display= layerfilteringに設定されている場合、ソリッドがインポートされる(デフォルト)。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

off バッチモードで、@Display= layerfilteringに設定されている場合、ソリッドがインポートされない。

Creation typeがAssembliesにセットされている場合のGUIインポートでは、これはNX Partブラウザ内の対応するオプションを初期化する。

@SplitComponents
Value 説明
Body ボディに基づいてのコンポーネントを作成(CreationType=Partsの場合デフォルト)。
Category カテゴリに基づいてコンポーネントを作成。
Layer レイヤーに基づいてコンポーネントを作成。
Material 材料に基づいてコンポーネントを作成。
InstanceName, Part, PartName, PartNumber, RID-PDI, UGTag パートに基づいて作成(名前は特定のsplit値に基づいて与えれる)。
Solid ソリッドに基づいてコンポーネントを作成。
Thickness 板厚に基づいてコンポーネントを作成。
@SplitPeriodicFaces
Value 説明
on 周期的サーフェスを分割しインポートの品質と堅牢性を上げる。
off 周期的サーフェスを1つのサーフェスとしてシームエッジと共にインポートする。
@StitchDifferentSheets
Value 説明
on 同じNXパート/インスタンスに属する異なるシートボディのステッチングが可能(デフォルト)。
off 異なるNXシートボディのステッチングは無効となる。
@TagsAsMetadata
Value 説明
on

エンティティ名をメタデータで作成する。

TAG

FromBody

親ボディからエンティティを取り、メタデータで作成する。

TAG

off タグを読まない(デフォルト)。
@TargetUnits
Value 説明
CAD units CADファイルの単位を保持(GUIのデフォルト)。
MKS [m kg N s] 対応する単位系に変換する。
MMKS [mm kg N s] 対応する単位系に変換する。
MPA [mm t N s] 対応する単位系に変換する。
CGS [cm g dyn s] 対応する単位系に変換する。
MMKNMS [mm kg kN ms] 対応する単位系に変換する。
MMGNMS [mm g N ms] 対応する単位系に変換する。
IPS Std [in pounds lbf s] 対応する単位系に変換する。
IPS Grav [in slinch lbf s] 対応する単位系に変換する。
FPS Std [ft pounds lbf s] 対応する単位系に変換する。
FPS Grav [ft slug lbf s] 対応する単位系に変換する。
Scale factor 対応するスケールファクターを適用(GUIを使用しない場合のデフォルトでは、以前のスクリプトをサポート可能)。
@ThicknessName
Value 説明
string カレントのパートのPDM板厚情報を含むCAD属性の名前。デフォルトは"P_GAUGE"。
@Timeout
Value 説明
CADファイルのインポートを中止するためのタイムアウト値(秒単位)を指定します。タイムアウトは、サードパーティのライブラリコール(HyperMeshに送信するデータの読み込みと準備)内で行われた処理に費やされた時間のみをカバーしています。データがHyperMeshに送信されると、タイムアウトは適用されなくなります。このタイムアウトは、インポートする各CADファイルに個別に適用されます。単一のファイル(個々のパーツまたはマスターアセンブリファイル)をインポートする場合、ファイル全体のインポートに適用されます。複数のファイルをインポートする場合(複数のファイルを選択、またはPartブラウザからRepresentation Loadを実行する場合)、各ファイルに個別に適用されます。デフォルトは空(タイムアウトなし)。
@UID
Value 説明
string カレントのパートのPDM UID情報を含むCAD属性の名前。

デフォルトは"UID"。

@UniqueIdAsMetadata
Value 説明
on

固有のCAD IDを追跡するためのメタデータを作成。

ParasolidボディがParasolidアセンブリ内に存在する場合、ParasolidのインスタンスIDが、"-"と共にORIGINAL_IDに追加される。各アセンブリレベルにおいて、そのインスタンスIDが同じように追加される。

例:

アセンブリ内にボディエンティティがない場合:20

ボディエンティティがシングルレベルのアセンブリに存在する場合:1-20

ボディエンティティが複数レベルのアセンブリに存在する場合:1-4-2-20

1つのエンティティがインポート時に分割された場合、2つのエンティティに同じIDが与えられる。

UNIQUE_ID

off 固有のCAD IDを追跡するためのメタデータを作成しない(デフォルト)。

サポートメタデータ

NXネイティブリーダーで作成されるメタデータです。
BODY_ID
タイプ エンティティ 内容
string
  • point
  • line
  • surf
エンティティを含むCADボディの識別子。

@BodyIDAsMetadata=onに設定されている場合に作成。

CADIO_FEAT_PARAM_IDS
タイプ エンティティ 内容
  • entity
  • array
  • point
  • line
  • surf
  • solid
このメタデータは、インポートされたパラメータが適用される形状オブジェクトに関連付けられます。1つまたは複数のパラメータは特定のオブジェクトをコントロールします。

この関連付けは、直接NXオブジェクトに関連付けられているパラメータのみです。式の一部であるパラメータに対しては、パラメータ式自身から関係性が決定されるため、関連付けられることはありません。

@ImportParameters = onに設定されている場合に作成。

COLOR_RGB
タイプ エンティティ 内容
string 階層がアセンブリの場合、comp、assem 。階層がパートの場合part。

RGBの値を0から255で指定してCADモデル内のエンティティの色を指定。

@ColorsAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

DENSITY
タイプ エンティティ 内容
double solid

ソリッドの密度の値。

@DensityAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

FULL_NAME
タイプ エンティティ 内容
string params パラメータにはNXのデフォルト名が与えられます。

これには、NXで指定されたパラメータのフルネームが含まれます。

@ImportParameters = onに設定されている場合に作成。
LAYER
タイプ エンティティ 内容
integer
  • point
  • line
  • surf
  • solid
エンティティのレイヤーの値。

@LayerAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

LEGACY_HIERARCHY
タイプ エンティティ 内容
string
  • point
  • line
  • surf
パート内のエンティティ階層。

@LegacyHierarchyAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

MERGE
タイプ エンティティ 内容
integer comp

PartブラウザでMerge assembliesオプションを選択時は1を設定。

@Merge = onに設定されている場合に作成。

MODELUNIT
タイプ エンティティ 内容
integer 階層がアセンブリの場合comp。階層がパートの場合part。 CADファイル内で指定されているモデルユニット。
  • 1 = インチ
  • 2 = ミリメートル
  • 4 = フィート
  • 5 = マイル
  • 6 = メートル
  • 7 = キロメートル
  • 8 = ミル
  • 9 = マイクロ
  • 10 = センチメートル
  • 11 = マイクロインチ
  • 12 = デシメートル
  • 13 = ヤード

これは、常に作成される。

NX_MIDSURFACE
タイプ エンティティ 内容
integer comp @CreationType="TreeOfComponents"に設定されている場合、コンポーネントに中立面ジオメトリが含まれている場合に生成され、1に設定。
ORIGINAL_ID
タイプ エンティティ 内容
string

point

line

surf

solid

parts

オリジナルのCADエンティティID。

@OriginalIdAsMetadata = onに設定されてる場合に作成。

TAG
タイプ エンティティ 内容
string

point

line

edge

surf

solid

存在する場合、CADモデルから読み込まれたエンティティの名前(タグ)。

@TagsAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

UG_DESCRIPTIVE_PARTNAME
タイプ エンティティ 内容
string

assem

comp

アセンブリまたはコンポーネントのNX記述用パート名。例:属性DB_PART_DESC。これは、常に作成される。
UG_PARTNAME
タイプ エンティティ 内容
string

assem

comp

アセンブリまたはコンポーネントのNXパート名。これは、常に作成される。
UNIQUE_ID
タイプ エンティティ 内容
string
  • assem
  • point
  • line
  • surf
  • solid
アセンブリのためのNXアセンブリの名前。

形状エンティティのためのボディのIDとパラソリッドエンティティIDの組み合わせ。

@UniqueIdAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

<name>
タイプ エンティティ 内容

integer

double

string

point

line

surf

solid

comp

assem

<name>フィールドは、属性名、 integer/double/stringは、属性の値。

@AttributesAsMetadata = onに設定されている場合に作成。

NX Partブラウザ

NX Partブラウザは、NXパートおよびアセンブリのインポート用のフィルター設定とオプション選択に使用します。ブラウザは、作成タイプをAssembliesに設定した場合、ImportタブからNXファイルをインポートする際に開かれます。

ブラウザの左はモデルツリーになります。モデルツリーに表示されるパートはFile nameまたはInstance nameオプションのいずれかが使用されます。インポートするパートを選択する場合、対象パートのチェックボックスを選択します。ルートが選択されている場合、すべてのパートが選択されたとみなされます。ルートのアセンブリ/パートはデフォルトによって選択されます。

NX Partブラウザは、溶接情報および中立面定義をすべてのパートファイルから探し出します。溶接がアセンブルされているアセンブリ内のパートは、でマークされます。中立面定義を有するパートは、でマークされます。

ブラウザの右には、利用可能なインポートオプションがあります。
Display by
インポートするパートをモデルツリー内で指定する方法。
  • Categoriesを選択した場合、モデルツリー内で選択されたカテゴリのパートをインポートします。カテゴリーの中には、複数のパート/アセンブリ内で使用できないもの、1つのみで使用可能なものもあります。インポートには、複数のカテゴリーを選ぶことができます。選択されたパートのすべてのカテゴリーがインポートされます。
  • Layer filteringを選択した場合、モデルツリー内で選択されたレイヤーのパートのみをインポートします。インポートするレイヤーは個々に有効または無効に設定することで特定できます。複数のレイヤーを指定する場合は、カンマまたはハイフンを使用します。例えば、1,4-7 は、レイヤー 1、4、5、6 および7を示します。アスタリスク(*)は、すべてにマッチします。2つのオプションからどちらか1つを指定します。いくつかのレイヤーがDisableに指定された場合、その他のレイヤーに含まれるエンティティがインポートされます。デフォルトでは、すべてのレイヤーがEnableに設定されています。
    中立面やソリッドのジオメトリをインポートすることもできます。Midsurfaceインポートには、3つのオプションがあります。
    • Off(デフォルト)を選択した場合、中立面ジオメトリはインポートされません。
    • onを選択した場合、視覚化されている中立面ジオメトリのみインポートされます。
    • alwaysを選択した場合、視覚化されているかどうかにかかわらずすべての中立面ジオメトリがインポートされます。
Include wireframe geometry
フリーカーブおよびポイントをインポートします。デフォルトはこれらエンティティをインポートします。
Include invisible geometry
非表示レイヤーに含まれるジオメトリをインポートします。デフォルトはこれらエンティティをインポートしません。
Assign components by name
コンポーネントの構成と名前を変更することが可能になります(NXパート)。名前付けオプションは”Format”オプションを使用して指定します。
  • <Part Name>を選択した場合、パートからDB_PART_NAMEストリング属性を使用します。その属性が存在しない場合、パートのファイル名が使用されます。
  • <Part Number>を選択した場合、パートからDB_PART_NUMBERまたはDB_PART_NOストリング属性を使用します。その属性が存在しない場合、パートのファイル名が使用されます。
  • <Category>を選択した場合、ジオメトリに関連するNXカテゴリーからコンポーネントが作成され、命名されます。
  • <RID-PDI>を選択した場合、パートからDB_PART_NAMEストリング属性を使用します。
  • <Layer>を選択した場合、インポートされるジオメトリのレイヤーからコンポーネントが作成され、命名されます。
  • <Instance Name>を選択した場合、アセンブリ内のパートのインスタンス名を使用します。パートがアセンブリのルートであれば、パートファイル名が使用されます。
  • <Material Name>を選択した場合、インポートされたジオメトリに材料が指定されている場合、その材料名を使用します。それ以外の場合、コンポーネントの名称は変更されません。
  • <Thickness>を選択した場合、インポートされたジオメトリが板厚情報を持った中立面であった場合、その板厚の値を使用します。それ以外の場合、コンポーネントの名称は変更されません。
  • <UG Body ID>を選択した場合、各ジオメトリボディの内部IDを使用します。この値は、インポートされる形状ボディ毎に固有のものです。
  • <UG Tag>を選択した場合、パートインスタンスの内部数値タグを使用します。この値は、インポートされる各パートインスタンス毎に固有のものです。
Save settings as default
設定をカレント作業ディレクトリのug.iniファイルに保存し、再利用を可能にします。
標系、溶接作成、アセンブリの結合、属性のインポートについての追加のオプションには、ブラウザの下部にあるOptionsをクリックしてアクセスします。
Co-ordinate system
アセンブリから個々のパートを全体座標系または局所座標系のいずれかで読み込みます。アセンブリファイル全体が選択されている場合は、全体座標系のみでしか読み込めません。
Create welds in HyperMesh
溶接を作成し、それを^weldという名前のコンポーネントに保存します。
  • パートファイルが中立面定義を有し、パートの読み込みの際にMidsurfaceオプションが選択されている場合、溶接は2つの中立面の間に作成されます。
  • 中立面定義がない、またはパートの読み込みの際にMidsurfaceオプションが選択されていない場合、溶接は、最初にUGパートファイルで作成された通りに作成されます。
Export to master weld file
オプションは、後に溶接作成時に使用できるよう、溶接データからマスター溶接ファイルを作成します。
Merge Assemblies
アセンブリのいくつかのパートが以前に読み込まれており、同じアセンブリから更にパートを追加する場合に、既存のアセンブリにパートを追加します。
Model and component attributes
インポートすべきNXパートファイル内の属性を選択します。現時点で、NXトランスレータは、NXパートに付随するユーザー定義の属性をインポートし、その情報をNXパートに対応するコンポーネントにメタデータとして加える機能を有しています。Formatをクリックして命名オプションを指定します。

NXパートブラウザに反映するのに設定 / 使用された値は、カレント作業ディレクトリのughm16.txtという名前のファイルに保存されます。

読み込みオプション

NXネイティブリーダーは、NXモデル読み込みのための変更可能な追加オプションを提供します。ug_load_options.defファイルは、この目的に使用できます。

ug_load_options.defファイルの挙動
  • このファイルは、File > Options > Assembly Load Optionsダイアログを使用し、NXからセットアップ、書き出しを行います。
  • NXネイティブリーダーは、インポート時にこのファイル内のオプションをUGOpenに渡し、NXはオプションを適切に適用します。

デフォルトのug_load_options.defファイルは、[Altair Home]/io/afc_translators/bin/[platform]にあります。NXネイティブリーダーがアクティベートされると、ug_load_options.defを検索するのにカレント作業ディレクトリを最初にチェックします。ファイルが見つからない場合、上記のディレクトリにあるデフォルトのug_load_options.defファイルが使用されます。この場合、ug_load_options.defは"global"または"local"ユーザースコープを持ちます。例えば、"local"ユーザーは、現在の実行のためにローカルな現在の作業ディレクトリにug_load_options.defファイルをコピーし修正することができます。