2次曲面接触(/INTER/LAGMUL/TYPE16 & /INTER/LAGMUL/TYPE17)

インターフェースTYPE16は、図 1に示したような対称接触の節点グループ(セカンダリ)と2次要素の曲面(メインパート)の間の接触条件を定義することができます。メインパートは、16節点厚肉シェルまたは20節点ソリッドによって構成することが可能です。Lagrange乗数法が作用する接触条件に用いられ、このため、ギャップを与える必要はありません。このインターフェースの適用分野の例は、ギアボックスのモデル化などのギャップのないスライディング接触が挙げられます。


図 1. インターフェースTYPE16 – 節点と2次曲面の接触
インターフェースTYPE17では2次曲面間の接触をLagrange乗数法を用いてモデル化することができます。これは2つの2次曲面の接触を直接解くことができるTYPE16インターフェースの一般化形式です。この接触は滑り(摩擦なし)または固着をサポートしています。


図 2. インターフェースTYPE17 – 2次曲面と2次曲面の接触
上で定義したように、両方のインターフェースは摩擦効果をモデル化できません。接触は固着または摩擦なし(完全すべり)として考慮されます。
注: Lagrange乗数法のインターフェースを用いる際は、接触の対称化は推奨できません。

タイドインターフェース(/INTER/TYPE10)

このインターフェースは、接触時の剛性が一定であることを除いて、インターフェースタイプ7と同様です。

加えて、接触後にセカンダリ節点は、メインサーフェスにリバウンドありまたはなし (フラグItied)で固着されます。

剛性

接触の間、セカンダリ節点を押し戻すため、一定の剛性と共に質量のないスプリングが付加されます。加えて、セカンダリ節点を固着し、セカンダリ節点を接触点の近くに留めるために2番目の質量のないスプリングを使用します。リバウンドが許されるかどうかにより、これらの2つのスプリングはセカンダリ節点がこれ以上貫通しないように維持されます。


図 3. インターフェースタイプ10