プラットフォームおよびハードウェアの推奨事項

プラットフォームサポート

2022ソルバーパッケージに含まれるAltair Simulation 2022によりサポートされているプラットフォーム、オペレーティングシステム。

プラットフォーム Altair Simulation 2022
OS バージョン アーキテクチャ GUI製品 ソルバー
Windows 10 x86_64 YES YES
Linux RHEL / Oracle Linux 8.3

SLES 15 SP2

x86_64 YES YES
  • Windows超高精細(UHD/HiDPI)のサポートには、Windows 10 Update 1709以上が必要です。
  • RHEL= Red Hat Enterprise Linux
  • SLES = SUSE Linux Enterprise Server
Linux
Altair Simulationは、本文書で言及されていない、あるいは参照されていない、サポートされていない他のLinuxディストリビューション上にもインストールして動作する場合がありますが、Altairは、これらのプラットフォーム上での製品の信頼性をテスト、認証、検証、保証するものではありません。
  • Altair™製品群は、Gnome Desktop Manager(GDM)でテストされています。
  • Xenカーネルは現時点ではAltair Simulationではサポートされていません。
  • VirtualGL およびその他のサードパーティ製リモートビジュアライゼーションツールは、Altair Simulationでは公式にサポートされていません。
超高精細度(UHD)
  • UHD解像度対応(2160p)はWindows10(1709以上)のみ。
    • 2160pにはWindowsの200%スケーリングを使用することをお勧めします。
  • 推奨するHD設定は、FHDが1080p、Ultra HDが2160pです。
  • 弊社製品内のJavaベースのツールは、Ultra HDの解像度ではまだスケーリングの問題が見られる場合があります。

詳細については、ハードウェアの推奨と認証をご参照ください。

ハードウェアの推奨事項

Altairは、特定のブランドのハードウェアを推奨しません。すべてのハードウェアの購入は、コスト対パフォーマンスのバランスをとるかたちになります。OptiStructのパフォーマンスに影響を与え得るアイテムには、以下のものがあります。
CPU
プロセッサのクロックスピード、およびプロセッサのCPUコア間でデータが交換されるスピードが速いほど、パフォーマンスは良好です。
メモリ
解析に必要とされるメモリ量は、ソリューションタイプ、モデル内の要素のタイプ、およびモデルのサイズに依存します。大規模なOptiStructソリューションには、より多くのメモリ量が必要となり得ます。また、OptiStructにより使用されないメモリは、入出力キャッシュに利用できます。したがって、フリーなメモリの量は、実行のウォールクロックタイムに劇的に影響する可能性があります。フリーなメモリの量が多いほど、入出力の待機時間は短くなり、ジョブはより速く実行されます。解析の規模がin-coreで実行するには大き過ぎても、使用可能なメモリが余分にあれば、未使用のRAMはオペレーティングシステムによってディスクリクエストをバッファリングするのに使用されるため、解析のスピードは速まります。
ディスクドライブ
OptiStructソリューションは、大きいテンポラリスクラッチファイルのハードウェアドライブへの書き出しを要することがしばしばあります。したがって、高速のハードドライブをもつことが重要です。最良の解決策は、2つ以上の高速ハードドライブを、解析中のスクラッチファイルの専用の格納場所として、RAID 0(ストライピング)で使用することです。典型的なコンフィギュレーションとしては、オペレーティングシステムとソフトウェア用に1つのドライブ、実行のスクラッチスペースとして2~15のドライブをストライピングします。
インターコネクト
OptiStructの並列SPMDバージョンは、クラスター内の複数ノード上、および / または複数プロセッサ上で稼動します。クラスターで並列ジョブを実行するには、非並列モードでジョブ全体を実行するのに十分なRAMをそれぞれが有していなければなりません。また、クラスター内の各ノードは、そのノード上で全てのスクラッチファイルを保管するのに十分なディスクスペースを有している必要があります。各ノードに別個のディスクを有するクラスターアーキテクチャは、単一の共有RAIDアレイのディスクと比べて、高いパフォーマンスを達成します。インターコネクトが高速であることは重要ですが、ギガビット イーサネット以上では、目に見えてソリューションがスピードアップすることはありません。ノードが共有スクラッチディスクエリアを使用する際、インターコネクトの速度は、すべてのout-of-coreジョブについて重要な因子となります。

大規模のNVH解析については、テンポラリスクラッチファイル用に、RAID 0で少なくとも4つのディスク、CPU毎に少なくとも8 GBが推奨されます。