実行オプション

以下に示す実行オプションは、次のいずれかの手法を介してサブミットされたOptiStructジョブに使用することができます:
  • OptiStructスクリプト
  • Altair Compute Console
  • HyperMesh

Altair Compute Consoleの詳細については、Altair Compute Console GUIからHelp > Compute Console Manualと進んでください。

オプション 引数 詳細 サポートされるプラットフォーム
-acf N/A 入力ファイルにマルチボディダイナミクス解析タイプ用ACFファイルを指定するオプション。 すべてのプラットフォーム
-aif N/A Use Solver Control(-screenマニュアルオプションエントリ)がONである状態で Compute Console (ACC)(OptiStruct実行用)からジョブが実行される際に自動的に生成される内部オプション。–aifはコマンド行に追加され、Abort/Stop機能を可能にします。–aifスタートオプションは内部オプションであり、Compute Console (ACC) Options Selectorの一部ではなく、無視することができます。 すべてのプラットフォーム
-altver 別バージョン 使用するOptiStruct実行ファイルの別バージョンを制御します。
LinuxとWindowsの実行ファイル内で、OptiStruct実行ファイルは以下のフォルダーで提供されています。
Linux

$ALTAIR_HOME/hwsolvers/optistruct/bin/linux64

Linux実行ファイル名の例: optistruct_2020_linux64_h3d19
この実行ファイルを選択するには、次の実行オプションを使用します:
-v 2020 -altver h3d19
-altverオプションのAlternate Version引数は、シリアル実行ファイルではlinux64_の後に存在しており、OptiStruct実行ファイル名の中でlinux64__impiの間に存在しています(この例で、この実行ファイルを選択するには、Alternate Version引数をh3d19に指定します)。デフォルトでは、シリアル実行ファイルが選択されます。MPIまたはGPU実行ファイルが必要な場合は、対応する実行オプション(-ddm-fsoなど)を-altverと組み合わせて使用する必要があります。
Windows
$ALTAIR_HOME\hwsolvers\optistruct\bin\win64
Windows実行ファイル名の例: optistruct_2020_win64_h3d19_impi.exe
この実行ファイルを選択するには、次の実行オプションを使用します:
-ddm -v 2020 -altver h3d19
-altverオプションのAlternate Version引数は、シリアル実行ファイルではwin64_の後に存在しており、OptiStruct実行ファイル名の中でwin64__impiの間に存在しています(この例で、この実行ファイルを選択するには、Alternate Version引数をh3d19に指定します)。デフォルトでは、シリアル実行ファイルが選択されます。MPIまたはGPU実行ファイルが必要な場合は、対応する実行オプション(-ddm-fsoなど)を-altverと組み合わせて使用する必要があります。
注:
  1. -vオプションが指定されていない場合、デフォルトでは、使用可能な実行ファイル内で最新のバージョン使用されます。
  2. -altverを使用してH3D 19の実行ファイルが要求されない限り、デフォルトでは、H3D 14の実行ファイルが選択されます。
すべてのプラットフォーム
-amls YESNO 外部AMLS固有値ソルバーを起動します。この設定が機能するには、環境変数AMLS_EXEがAMLS実行可能ファイルを参照する必要があります。

入力ファイル内のPARAM,AMLS 設定を無効にします。

(例: optistruct infile.fem –amls yes

Linux
-amlsncpu 整数 > 1 外部AMLS固有値ソルバーによって使用されるCPU数を定義します。

OptiStructおよびAMLSは、異なる割り当てのプロセッサで実行できます。例えば、OptiStructは1つのプロセッサで、AMLSは4つのプロセッサで同時に実行することが可能です。

-amls実行オプションの使用時、もしくはPARAM, AMLSYESに設定されている場合にのみ有効です。

入力ファイル内のPARAM,AMLSNCPU 設定を無効にします。

デフォルト = 1

(例: optistruct infile.fem –amls yes –amlsncpu 4

Linux
-amlsmem メモリ量(GB単位)

<実数>

外部AMLS固有値ソルバーによって使用されるメモリ量(GB単位)を定義します。この実行オプションはAMLSバージョン5以降についてのみサポートされています。
注:
  1. この実行オプションは、入力ファイル内のPARAM, AMLSMEMおよび環境変数AMLS_MEMによって設定されたメモリ値を無効にします。
  2. この実行オプションは、–amlsまたはPARAM, AMLSYESに設定されている場合のみ有効です。
  3. 許容される最小メモリ値は1 GBで、1 GBより小さい値が指定されていると、自動的に1 GBにリセットされます。
Linux
-amses YES/BOTH AMSES固有値ソルバーを起動します。
YES
構造モデルに対してAMSESをアクティブにします。
BOTH
モデルの流体部分と構造部分の両方に対してAMSESをアクティブにします。
注: 実行可能ファイルが直接実行される場合(推奨されない)、–amses(他の引数はなし)は構造モデルに対してAMSESをアクティブにします。スクリプトまたはCompute Console (ACC)を使っての実行時は、これは不可能です。
すべてのプラットフォーム
-analysis N/A 最適化カードがモデル内に存在していても、解析ランをサブミットします。このオプションは、最適化データを読み出し、チェックします。エラーが存在すると、ジョブは実行を中止されます。(最適化データについてチェックを実行せずに解析欄をサブミットするには、以下の-optskipをご参照ください)。

-analysis実行オプションは、CHECKエントリがコントロールセクション内に存在する場合は影響を及ぼしません。

-checkまたは-restartと併用することはできません。

(例: optistruct infile.fem –analysis

OptiStruct最適化モデルにDOPTPRM, DESMAX, 0が含まれる場合、チェックアウトされるライセンスユニット数は、OptiStruct解析ジョブのチェックアウトと同じです。

すべてのプラットフォーム
-asp N/A INCLUDEファイルが使用されている場合、このオプションは入力ファイル内のすべてのファイル名からパスを削除し、拡張子を持つルート名だけを残します。これは、すべての入力ファイルと出力ファイルが同じフォルダー内(もしくは-incpathオプションを用いて定義されたサブフォルダー)に位置するよう強制します。
-asp-incpath両方の実行オプションが使用されている場合、-incpathで定義されたパスも、実際のフォルダー名以外のすべてのパスから取り除かれ、実行フォルダーからの相対的なものとして扱われます。
注: このオプションは、自動スクリプトを使用してマルチユーザー(ローカルまたはリモート)マシンにジョブを投入する場合にのみ有効です。
すべてのプラットフォーム
-buildinfo N/A 選択されたソルバー実行モジュールのビルド情報を表示します。 OptiStruct
-check N/A コマンド行からチェックジョブをサブミットします。

必要なメモリが自動的に割り当てられます。

–analysis-optskipまたは-restartと併用することはできません。

(例: optistruct infile.fem –check

すべてのプラットフォーム
-checkel YES, NO, FULL
注: –checkelに対する引数はオプションです。引数を指定しない場合、デフォルトの引数(YES)が割り当てられます。
NO
要素品質チェックは行われませんが、数学的な妥当性のチェックは実行されます。
YES (デフォルト)
または引数が与えられていない場合、各要素の形状品質チェックが実行されます。エラーの制限に違反すると、致命的なエラーとしてカウントされ、実行は停止します。警告の制限の違反は、致命的エラーにはなりません。エラーまたは警告のメッセージは、制限に違反している要素、およびその原因となっている値を出力します。出力の量は、個々のケースについて最初の3要素のみ、およびすべてのエラーのサマリー表に限られます。
FULL
YESの際と同じチェックが行われますが、エラーまたは警告のメッセージは、エラーまたは警告の制限に違反しているすべての要素について出力されます。

(例: optistruct infile.fem –checkel full

(例: optistruct infile.fem –checkel

すべてのプラットフォーム
-compose {compose_installation_path} このオプションは、Composeのインストールディレクトリの場所を指定します。

この実行オプションは、外部応答(DRESP3)の場合、Altair ComposeOptiStructの実行中に起動された際に使用される必要があります。

(例: optistruct_infile.fem –compose {compose_installation_path})

詳細については、Altair Composeを使用した外部応答をご参照ください。

すべてのプラットフォーム
-compress N/A 圧縮の実行をサブミットします。

一致している材料および特性定義を削減します。

削除された材料定義を参照する特性定義は、保持された一致する材料定義で更新されます(特性定義の削減はこのプロセスの後に起こります)。

削除されたプロパティ定義を参照する要素定義は、保持された一致するプロパティ定義で更新されます。結果のバルクデータファイルは、<filename>.echoという名のファイルに書き出されます。

バルクデータ内には最適化データ、非線形データ、熱材料データは含まれていないとみなされます。これらのデータが入力ファイル内に存在する場合、結果のファイル(<filename>.echo)は無効となる可能性があります。

.echoファイルの生成後、OptiStructはランを終了します。したがって、–compress実行オプションを他のオプションと組み合わせて使用することはできません。

(例: optistruct infile.fem –compress

詳細については、圧縮ランをご参照ください。

すべてのプラットフォーム
-core in, out, min
in
in-coreソリューションを強制的に実行
out
out-of-coreソリューションを強制的に実行
min
最小コアソリューションを強制的に実行

ソルバーは、必要に応じて適切なメモリを割り当てます。メモリが不足すると、OptiStructはエラーを出します。–lenオプションで変更できます。

(例: optistruct infile.fem –core in

すべてのプラットフォーム
-cores auto, N MPIジョブに使用されるコアの総数。
両方の引数(autoN)について、np=2が強制されます。
auto
マシン内で使用できるコアは全て使用されます。ntの値は次のように定義されます; nt = ( number of available cores 2 ) MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaWaaeWaaeaada Wcaaqaaiaab6gacaqG1bGaaeyBaiaabkgacaqGLbGaaeOCaiaabcca caqGVbGaaeOzaiaabccacaqGHbGaaeODaiaabggacaqGPbGaaeiBai aabggacaqGIbGaaeiBaiaabwgacaqGGaGaae4yaiaab+gacaqGYbGa aeyzaiaabohaaeaacaaIYaaaaaGaayjkaiaawMcaaaaa@4E91@
N
コア数のユーザー定義値。
ntの値は次のように定義されます; nt = ( greatest integer ( N 2 ) ) MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaWaaeWaaeaaca qGNbGaaeOCaiaabwgacaqGHbGaaeiDaiaabwgacaqGZbGaaeiDaiaa bccacaqGPbGaaeOBaiaabshacaqGLbGaae4zaiaabwgacaqGYbGaey izIm6aaeWaaeaadaWcaaqaaiaad6eaaeaacaaIYaaaaaGaayjkaiaa wMcaaaGaayjkaiaawMcaaaaa@4AF9@
注: -coresの数 = -np * -nt

例:

optistruct infile.fem –cores auto

optistruct infile.fem –cores 12

すべてのプラットフォーム
-cpu-proc-nproc-ncpu-ntまたは-nthread コアの数 SMPソリューションに使用されるコアの数。

(例: optistruct infile.fem -ncpu 2

すべてのプラットフォーム
-ddm N/A MPIベースのハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)を領域分割モードで実行します。

-npを指定することにより任意のMPI実行が要求されている際、DDMはデフォルトでアクティブ化されます(さらに、-ddmngrps AUTOまたはPARAM,DDMNGRPS,AUTOを介したMPIプロセスのグルーピングも、任意のMPI実行についてデフォルトで自動的にアクティブ化されます)。MMOまたはFSO MPI実行は、-mmoまたは-fsoを介して明示的に特定されている場合にのみアクティブとなります。それ以外の場合、-npを含んだMPI実行については、DDMがデフォルトでアクティブ化されます。

すべてのプラットフォームがサポートされるわけではありません。サポートされるプラットフォームのリストについては、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。
-ddmngrps MPIプロセッサグループの数

< Integer ≥1, MAX, MIN, AUTO, or -1>

整数 ≥ 1
指定されたMPIプロセス(-np)が分割されるグループの数を特定。このパラメータは、以下を介してDDM Level 1並列化についてサポートされます:
  • タスクベースのDDM実行
  • グローバルサーチオプション(DGLOBAL
AUTOまたは-1(デフォルト)
このオプションは、タスクベースのパラメータ化ソリューション(上記の最初のオプション)についてのみサポートされており、指定のモデルに必要とされるグループの数を試行錯誤的に決定します。
MAX
グループの最大数(純粋なLevel 1 DDMタスクベースの並列化実行と等しい)を自動的に強制します。
MIN
グループの最小数(純粋に幾何分割ベースの並列化(Level 2 DDM)実行と等しい)を自動的に強制します。
注: -ddmngrps実行オプションも、この機能に使用できます。両方が同時に定義される場合、PARAM,DDMNGRPSは、-ddmngrps実行オプションで定義されるオプションによって上書きされます。

-ddmngrps-mmoと併せて使用してはいけません。

領域分割法(DDM)内のDDM Level 1 – タスクベースの並列化をご参照ください。

すべてのプラットフォーム
-delay 秒数 OptiStruct実行の開始を指定した秒数だけ遅らせます。この機能では、遅延が終了して実行が開始されるまではライセンス、コンピューターメモリ、CPUを消費しません。
このオプションは、その時点で使用できないが前回の実行からまだ解放されていない計算リソースを待つために使用できます。前回の実行がクラッシュした場合、ライセンスはタイムアウト値に応じてライセンスサーバーからロックされたままになっている場合があります。もしくは、メモリがオペレーティングシステムにより保留とされているかもしれません。
注:
  • –delayオプションはその時点でのジョブに適用されます。そのジョブがCompute Console (ACC) のキューにサブミットされると、Compute Console (ACC) がこのジョブを実行用にリリースした後、ディレイが開始します。
  • Compute Console (ACC)を使用して実行を開始された場合は、Schedule delayオプションを使ってキューの開始をディレイさせる必要があります。
すべてのプラットフォーム
-dir N/A 実行が開始される前に入力ファイルが位置するディレクトリに、実行の場所が変更されます。 すべてのプラットフォーム
-ffrs YES/NO 外部FastFRS(Fast Frequency Response Solver)ソルバーを呼び出します。この設定が機能するには、環境変数FASTFRS_EXEがFastFRS実行可能ファイルを参照する必要があります。

入力ファイル内のPARAM,FFRS 設定を無効にします。

(例: optistruct infile.fem –ffrs yes

Linux
-ffrsncpu 1, 2, or 4 外部FastFRS固有値ソルバーによって使用されるCPU数を定義します。このパラメータは、環境変数OMP_NUM_THREADSを設定します。
デフォルト値は、現行のOMP_NUM_THREADSの値です。
注: この値は、コマンド行引数–nprocまたは–ncpuによって設定が可能です。

OptiStructおよびFastFRSは、異なる割り当てのプロセッサで実行できます。例えば、OptiStructは1つのプロセッサで、FastFRSは4つのプロセッサで同時に実行することが可能です。

–ffrs実行オプションまたはPARAM,FFRSYESに設定されている場合のみ有効です。

入力ファイル内のPARAM,FFRSNCPU 設定を無効にします。

デフォルト:OptiStructによって使用されるプロセッサの数

(例: optistruct infile.fem –ffrs yes –ffrsncpu 4

Linux
-ffrsmem メモリ量(GB単位)

<実数>

外部FastFRS固有値ソルバーによって使用されるメモリ量(GB単位)を定義します。この実行オプションはFastFRSバージョン2以降についてのみサポートされています。
注:
  1. この実行オプションは、入力ファイル内のPARAM, FFRSMEMおよび環境変数FFRS_MEMによって設定されたメモリ値を無効にします。
  2. この実行オプションは、–ffrs実行オプションまたはPARAM, FFRSがYESに設定されている場合のみ有効です。
  3. 許容される最小メモリ値は1 GBで、1 GBより小さい値が指定されていると、自動的に1 GBにリセットされます。
Linux
-filemap <filename> このオプションは、リモートサーバーやキューイングシステムにジョブを投入する際に、内部的に有用です。

通常、リモートサーバーやキューイングシステムへのジョブ投入時には、入力デックで指定されたファイル名を使用することはできません(例えば、ファイル名にWindows固有の名前が含まれており、リモートサーバーがLinuxを使用している場合など)。このオプションは、入力ファイルが同じ名称を持つ(異なる場所にある)INCLUDEファイルで構成されている場合にも使用されます。

<filename>の内容は、ファイル名の辞書(ファイル名のペアのリスト、1行に1つのファイル名)を指定します。ファイル内のペアの順番は関係ありません。入力ファイルを開く前に、OptiStructはこのマップをチェックし、入力デックで定義されたファイルを開くのではなく、辞書内の対応するファイル名を開きます。

-filemapを使用すると、OptiStructで生成されるすべてのメッセージが元の設定を参照することが保証されます(例えば、ジョブがLinux上で実行されている場合でも、Windowsのパスを表示するなど)。

-aspオプションが定義されている場合、-filemapターゲットはファイル名のみを指定しなければなりません(パスは指定しません)。-filemap-aspオプションと使用することが推奨されます。

<filename>のコンテンツは2つのグループに分けられます。

1つ目のグループはインクルードステートメント上で使用される名称を参照します。これらのエントリでは、ペアの最初の名前はアスタリスク1つと数字(n)でなければなりません。これは、-inventoryまたは.outファイルの最適化サマリーセクションでリストされたn番目のファイルへのマップを示します。ASSIGNUPDATEの間に使用される可能性のあるINCLUDEファイルもこのグループに属します。

2つ目のグループは、その他の名称のリストです。最初の名前は、ASSIGNRESTART、および類似のカードで使用されているものの内容と逐語的に比較されます。

例(各行の先頭のスペースは任意であることにご留意ください。読み易くするためにここに追加されました)。
*2  
 /scratch/file_155.fem 
restart.sh 
 /scratch/folder/restart.txt

このファイルマップを使用すると、2番目のINCLUDEファイルの代わりに/scratch/file_155.femが代用され、ファイル/scratch/folder/restart.txtがパスのない(おそらくRESTARTカード上の)'restart.sh'として参照されるファイルの代わりに代用されることになります。

ファイル名の大文字小文字を無視するWindowsホストでも、比較は常に大文字と小文字を区別します。
注: このオプションは、自動スクリプトを使用してマルチユーザー(ローカルまたはリモート)マシンにジョブを投入する場合にのみ有効です。
すべてのプラットフォーム
-fixlen RAM(デフォルトではMB単位)

右記のコメントを参照; 5

動的メモリ割り当てを無効にします。
指定の量のメモリが割り当てられ、OptiStructの実行中はこのメモリ量が使用されます。この量のメモリがない場合、または割り当てられたメモリ量がソリューションプロセスにとって不十分な場合は、エラーが発生してOptiStructは終了します。
注意:
  1. Mumpsソルバー、AMLSソルバーは、-fixlenに加えて自身のメモリ割り当てを行います。
  2. DDM実行では、-fixlenは使用しないことが強く推奨されます。その理由は、OptiStructでの固定メモリはMUMPSによって使用されず、通常無駄になるためです(MUMPSはDDMで利用できる唯一のソルバーです)。
  3. -fixlenは、固有値の数が多いソリューションの場合、AMSESが動的にメモリを割り当てるのをブロックするため、AMSESにより推奨されません。

過大な量のメモリを割り当てることがないように、このオプションを指定する場合は、まず-checkオプションを指定してOptiStructを実行することをお奨めします。その結果を使用して、適切な量のメモリを-fixlenオプションに定義します。

特定のプラットフォームでこのオプションを使用すると、メモリの断片化を防止でき、動的メモリ割り当てを使用した場合よりも多くのメモリを割り当てることができます。

-lenおよび-coreオプションで変更できます。

(例: optistruct infile.fem - fixlen 500

すべてのプラットフォーム
-gpu N/A GPUコンピューティングをアクティブ化 すべてのプラットフォーム
-gpuid N N: 整数、オプション、GPUカードを選択。

デフォルト = 1

すべてのプラットフォーム
-h N/A スクリプトの使用方法を表示します。 すべてのプラットフォーム
-hostfile <filename> このオプションは、別のファイル(<filename>)でホストのリストを指定することで、MPI の実行に複数のホスト(マシン)を使用できるようにします。

-npが指定されていない場合、ファイル(<filename>)内の各行は、対応するホスト上の1つのMPIプロセスを表します。

例:

hostfile.txtがホストのリストを含むファイルで次のような内容だとします。

host1

host2

例1:-npを指定。
optistruct infile.fem -np 8 -hostfile hostfile.txt

この例では、4つのMPIプロセスが、各ホスト(host1およびhost2)に使用されます。

例2:-npが指定されていない。

optistruct infile.fem -hostfile hostfile.txt
この例では、1つのMPIプロセスが、各ホスト(host1およびhost2)に使用されます。
すべてのプラットフォーム
-hostmem <yes, no, 空白> このオプションは、MPI実行のみに有効です。
yesまたは空白
これは、-fixlen-minlen-maxlen-len、および-ramdiskによって定義されるメモリオプションのデフォルトの解釈です。指定されたメモリオプションによって、各ホスト上のすべてのプロセスの全メモリが入力されることを意味します。これは、OptiStruct 2021.1以降のデフォルトです(このリリースより前は、デフォルトの挙動は-hostmem noと一致していました)。
no
指定されたメモリオプションによって、MPIプロセスごとにメモリが入力されることを意味します。
  • ホストごとのメモリ設定の例(デフォルト):
    optistruct infile.fem -np 4 -fixlen 100 -hostmem yes

    この例では:

    4つすべてのMPIプロセスが1つのホストに割り当てられる場合は、各プロセスで-fixlen = 100/4 = 25が使用されます。

    4つのプロセスが2つのホストに均等に割り当てられる場合は、各プロセスで-fixlen = 100/2 = 50が使用されます。

    4つのプロセスが2つのホストに不均等に(1つのプロセスがホスト1に、3つのプロセスがホスト2に)割り当てられる場合は、ホスト1のプロセスでは-fixlen=100が使用され、ホスト2の各プロセスでは-fixlen=100/3=33が使用されます。

    この機能は、SYSSETTING,HOSTMEM,YESを使用して設定することもできます。

  • プロセスごとのメモリ設定の例:
    optistruct infile.fem -np 4 -fixlen 100 -hostmem no

    この例では、各MPIプロセスで-fixlen = 100が使用されます。

    -hostmem noが指定されなかった場合、デフォルトは-hostmem yesになります。

    この機能は、SYSSETTING,HOSTMEM,NOを使用して設定することもできます。

すべてのプラットフォーム
-hosts ホスト名のリスト(カンマ区切り) このオプションは、実行オプションの引数にホストを直接指定することで、MPI の実行に複数のホスト(マシン)を使用できるようにします。

このオプションが使用される際、MPIプロセスの数(-np)も指定する必要があります。

例: optistruct infile.fem -np 4 -hosts host1,host2

すべてのプラットフォーム
-incpath <path> incpathオプションは、入力デック$ INCLUDE <filename>で定義されたファイルの検索を変更します。

このオプションで定義されたフォルダーはすべて、入力デック内で定義されたすべてのインクルードファイルを検索します。

追加オプション-localfilesonlyが使用された場合、すべてのパスはINCLUDEカードから取り除かれ、インクルードファイルはこれらの場所でのみ検索されます。

このオプションが使用されていると、.cfgファイルからのincpathは無効となります。

incpath上の<filename>が相対パスの場合、常に実行フォルダー(ジョブが実行される場所)からの相対パスとなります。

<path>は、すべての標準位置でインクルードされたファイルの検索に失敗した場合に使用されます。

その後、検索は次のように行なわれます:
  • INCLUDEカードで定義されたファイル名が相対パスを持つファイル(またはパスを持たないファイル)を表す場合、そのファイルは定義された各incpathから相対的に検索されます。
  • これが失敗した場合は、INCLUDEで定義されたファイル名がパスから取り除かれ、各incpathで定義された各フォルダー内で検索されます。
  • 検索は、最初に一致するファイルが見つかった後に停止され、複数のファイルが上記の規則に一致する可能性がある場合には警告は出されません。したがって、複数のincpathフォルダは注意して使用する必要があります。

例:-incpath {C:/incfolder}

すべてのプラットフォーム
-inventory N/A このオプションは、OptiStructを強制的にショートランにし、<filename>.flst.flstファイル)という名前の特別なファイルを生成します。このファイルには、実行に必要なすべての入力ファイルのリストと実際の位置が含まれています。
例:*.flstファイルはXMLフォーマットを使用します。
<results_catalog>
   <input   name="file1.fem"/>
   <input   name="SUBDIR1/inc_11.fem"/>
   <data    name="../temp-tests/testnp100/cms_cbn_testinrel.h3d"/>
</results_catalog>

このファイル内では、OptiStruct入力ファイルは‘input’によって参照され、ASSIGNまたはRESTARTにリストされているその他すべてのファイルは‘data’で参照されます。

-inventoryはすべての入力ファイルを読み込んだ直後にOptiStructを停止しますが、入力デックのエラーを検出しない場合があります。-inventory-checkが両方存在する場合、フルチェックランも実行されます。

-filemapが存在する場合、.flstファイルの内容はファイルの実際の位置を示し、ソルバーからの他のすべての出力はファイルマッピングを隠します。

パートインスタンスモードでは、同じファイルが複数回読み込まれることが予想され、同じ行が複数回繰り返されることになります。これは-inventoryオプションで作成された.flstファイルと整合性があり、このようなファイルをリマップするには複数行が必要になります。

すべてのプラットフォーム
-len RAM(デフォルトではMB単位)

右記のコメントを参照; 5

動的なメモリ割り当てに最適な上限制約。

さまざまなアルゴリズムが選択可能な場合、ソルバーは、指定されたメモリ量の範囲内で実行できる最速のアルゴリズムを使用しようとします。こうしたアルゴリズムが使用できない場合、最小メモリ要件のアルゴリズムが使用されます。たとえば、in-coreで実行可能なスパース線形ソルバーの場合、out-of-coreまたはmin-coreが選択されます。–coreオプションは–lenオプションを無効にします。–lenのデフォルトは8000MBです。つまり、非常に小さなモデルを除いて、OptiStructはジョブの実行に必要な最小限のメモリしか使用しません。–lenの値が物理的に可能なRAMサイズよりも大きい場合、計算実行時に過剰なスワッピングが発生する可能性があり、ソリューションプロセスの速度が大幅に低下します。

デフォルトは8000 MBです。

(例: optistruct infile.fem –len 32

–lenの設定の最良例: OptiStruct実行において–len使用時の正しいメモリ割り当てのためには、レポートされたメモリ推定量と全く同じ値の使用を回避することです(例えばCheckの使用)。–lenの値は、システムの実際のメモリ量に基づいて与える必要があります。これは、ジョブを実行するために推奨されるメモリ上限となり得る値で、必ずしもジョブによって使用されるメモリ量または実際のメモリ上限を表しはしません。これによって、考え得る最良のパフォーマンスでジョブが実行される可能性が高くなります。同じシステムが複数のジョブで共有される場合、メモリ割り当ては、システムメモリ総量ではなく個々の最大メモリ量が使われるべき点を除けば、上記と同じプロシージャに従います。ジョブがin-coreではなくout-of-coreで(メモリ割り当てを上回って)実行される場合でも、非常に効率よく実行されます。ただし、ジョブがシステム自体の実際のメモリ量を超えることのないように注意する必要があります。これは、実行が大幅に遅くなる要因となります。これに対応するために推奨される方法として、システムの実際のメモリ量として–maxlenを指定し、そのシステム上で使用できる最大メモリ量を制限します。
注: 16 GBより大きい値が指定されている場合、内部ロング(64-ビット)整数スパース直接法ソルバーが自動的にアクティブにされます。
すべてのプラットフォーム
-lic FEA, OPT
FEA
FE解析のみ(OptiStructFEA)
OPT
最適化(OptiStructまたはOptiStructMulti)

ソルバーは、入力データを読み込む前に、指定のタイプのライセンスをチェックアウトします。入力データが読み込まれると、要求されたライセンスが適切なタイプかどうかを検証します。適切なタイプでない場合は、エラーが発生してOptiStructは終了します。

デフォルト値はありません。

(例:OptiStruct infile.fem -lic FEA

すべてのプラットフォーム
-licwait ライセンスが使用可能となるまでの待機時間
注: –licwaitに対する引数はオプションです。引数を指定しない場合、デフォルトの引数(12)が割り当てられます。
-licwaitが存在し、十分なAltair Units(AU)の使用が不可能である場合、OptiStructはライセンスが使用可能となるまで、ここに指定した時間だけ待機します(デフォルト=12)。待機時間として指定できる最大値は、168時間(1週間)です。OptiStructは2分毎に、使用可能なAltair Unitsをチェックします。
注: 最初に十分なユニットが使用できない場合、OptiStructは再度チェックする前に2分間待ちます。したがって、このプロセスは、ライセンスチェックアウトのキュー内で、いかなる場所も保障しません。2分のウィンドウ内で十分なユニットがライセンスサーバーに戻され、しかし別のプロセスがOptiStructを再度チェックする前にAUを要求した場合、そのユニットは別のプロセスに取リ込まれ、OptiStructは、その使用可否をチェックする時間(2分毎)にAUが十分利用できるようになるまで引き続き待機します。
すべてのプラットフォーム
-localfilesonly N/A -aspと似ていますが、INCLUDEパスのみに影響します。 すべてのプラットフォーム
-manual N/A オンラインOptiStruct User Guideを起動します。 すべてのプラットフォーム
-maxlen RAM(デフォルトではMB単位)

右記のコメントを参照; 5

動的なメモリ割り当ての上限制約のハードリミット。

OptiStructはこのリミットを超しません。

デフォルト値はありません。

(例: optistruct infile.fem –maxlen 9000

すべてのプラットフォーム
-minlen RAM(デフォルトではMB単位)

右記のコメントを参照; 5

動的なメモリ割り当ての下限制約のハードリミット。

これは動的なメモリ割り当てプロセス内で割り当てられた最小のメモリ量で、OptiStructはこの下限を下回ることはありません。

デフォルト = -lenの10%

(例: optistruct infile123.fem –minlen 200

すべてのプラットフォーム
-mmo N/A –mmoオプションを使用すると、1回のランで複数の最適化モデルを実行できます。 すべてのプラットフォームがサポートされるわけではありません。サポートされるプラットフォームのリストについては、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。
-monitor N/A 最適化または非線形ランからの収束を監視します。入力デック内のSCREEN, LOGと同等。 すべてのプラットフォーム
-mpi i (Intel MPI),

pl(IBM Platform-MPI(以前のHP-MPI))、

ms (MS-MPI),

pl8(IBM Platform-MPIバージョン8以降)
注: –mpiに対する引数はオプションです。引数が指定されていない場合、Intel MPIがデフォルトで使用されます。
サポートされるプラットフォーム上でMPIベースのSPMD実行を使用するには、Message Passing Interface(MPI)を指定します。

サポートされるプラットフォーム上でMPIベースのSPMD実行を使用するには、Message Passing Interface(MPI)を指定します。

すべてのプラットフォームがサポートされるわけではありません。サポートされるプラットフォームのリストについては、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。
-mpiargs mpirunのための引数) この実行オプションは、MPIベースの並列化実行で、mpirunの追加の引数を指定するために使用できます。
注: このオプションは、MPI実行のみに有効です。(例:optistruct infile.fem –mpi i –np 4 –mpiargs “<args_for_mpirun>”
すべてのプラットフォームがサポートされるわけではありません。サポートされるプラットフォームのリストについては、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。
-mpipath パス HP-MPIのmpirun実行可能ファイルを含んだディレクトリを指定します。
注: このオプションは、複数のMPIベンダーからのMPI環境がシステム上にインストールされている際に役立ちます。MPI実行にのみ有効です。

(例: optistruct infile.fem –mpi –np 4 –mpipath /apps/hpmpi/bin

すべてのプラットフォームがサポートされるわけではありません。サポートされるプラットフォームのリストについては、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。
-ncpu コアの数 -cpuと同じです。 すべてのプラットフォーム
-ngpu GPUの数 N: 整数、解析に使用するGPUカードの数を特定します。

デフォルト = 1最大 = 8

すべてのプラットフォーム
-nlrestart Subcase ID 特定のサブケースIDから陽解法動解析シーケンスをリスタートします。
サブケースIDを指定しなかった場合、前回実行時にエラーで終了した最初の陽解法動的サブケースからリスタートします。
注: 陽解法動解析シーケンスは、CNTNLSUBによってリンクされた一連の陽解法動的サブケース(ANALYSIS=EXPDYNです。
すべてのプラットフォーム
-np MPI実行に使用可能なMPIプロセスの総数 SPMDでMPI実行に使用されるMPIプロセスの総数。クラスターのMPI実行に複数ノードが使用されていても、-npは尚も複数クラスターノードを跨いだ実行全体のMPIプロセスの総数を示します。
注: -ntが定義されていない場合、-npを使用可能なコア総数より低く設定することが推奨されます。-nt-npに加えて指定される場合、-np*-ntは使用可能なコア総数を上回ってはいけません。詳細については、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。

(例: optistruct infile.fem –ddm –np 4

すべてのプラットフォームがサポートされるわけではありません。サポートされるプラットフォームのリストについては、ハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)をご参照ください。
-nproc コアの数 -cpuと同じです。 すべてのプラットフォーム
-nt コアの数 -cpuと同じです。 すべてのプラットフォーム
-nthread コアの数 -cpuと同じです。 すべてのプラットフォーム
-optskip N/A 最適化データのチェックを行うことなく解析の実行をサブミットします(最適化関連のカードの読み出しはすべてスキップします)。

-checkまたは-restartと併用することはできません。

(例: optistruct infile.fem -optskip

すべてのプラットフォーム
-out N/A 出力ファイルを画面にエコー出力します。これは、SCREEN I/Oオプションエントリより優先されます。

(例: optistruct infile.fem –out

すべてのプラットフォーム
-outfile 出力ファイル名の接頭子 入力ファイルの保存場所とは別のディレクトリに、出力ファイルを保存するオプションです。該当するディレクトリが存在しない場合は、パスの最後の部分が出力ファイルの接頭子とみなされます。これは、OUTFILE I/Oオプションエントリより優先されます。

(例: optistruct infile.fem -outfile results; この場合、はOptiStructresults.outなどを出力します)

すべてのプラットフォーム
-proc コアの数 -cpuと同じです。 すべてのプラットフォーム
-radopt OptiStructによるRadioss最適化の実行 OptiStructRadioss最適化を実行するためのオプション。Radioss最適化ファイル<name>.radoptRadiossに入力し、RADIOSS入力デックの最適化実行を要求するように–radopt実行オプションを指定することが可能です。
注: 最適化入力をサポートするRadioss Starterと入力ファイルは、<name>.radoptファイルと同じディレクトリに用意する必要があります。

詳細についてはユーザーズガイド内の設計最適化をご参照ください。

すべてのプラットフォーム
-ramdisk 仮想ディスクのサイズ(デフォルトではMB単位)

右記のコメントを参照; 5

情報の保管に割り当てられるRAMの領域を指定するオプション。指定されない場合、ハードドライブ上のスクラッチファイルに保管されます。

Compute Console (ACC)またはOptiStructスクリプトのRAMDISKの上限は10,000,000(10 TB)です。

(例: optistruct infile.fem - ramdisk 800

引数の詳細については、SYSSETTING I/OオプションエントリのRAMDISK設定を参照してください。

すべてのプラットフォーム
-reanal 密度しきい値 このオプションは、-restartとの併用でのみ使用が可能です。

リスタート実行でこのオプションが含まれていると、最後の繰り返し計算がペナルティを考慮せずに再解析されます。

指定された"density threshold"が最適化に使用されるMINDENSの値(デフォルト= 1.0)より小さい場合、すべての要素は、最適化の最終繰り返し計算内の密度が割り当てられます。ペナルティは科せられないため、剛性は密度に比例するようになります。

指定された"density threshold"が最適化に使用されるMINDENSの値より大きい場合、密度値がこの値より小さい要素の密度はMINDENSを、密度値がこの値より大きい要素は密度1.0を割り当てられます。

(例: optistruct infile.fem -restart -reanal 0.3

すべてのプラットフォーム
-restart filename.sh リスタートランを指定します。引数を指定しないと、OptiStructは、入力ファイルと同じルートを持ち、拡張子.shを持つリスタートファイルを検索します。PCでこの引数を入力する場合は、ファイル名を含めた絶対パスでリスタートファイルを指定する必要があります。

–check, -analysisまたは–optskipと併用することはできません。

(例: optistruct infile.fem -restart); この場合、OptiStructはリスタートファイルinfile.shを検索します。

(例:optistruct infile.fem –restart C:\oldrun\old_infile.sh)この場合、OptiStructはリスタートファイルold_infile.shを検索します。

すべてのプラットフォーム
-rnp プロセッサ数 EXPDYN解析のためのハイブリッド共有 / 分散メモリ並列化(SPMD)に使用するプロセッサ数を指定します。

(例: optistruct infile.fem –mpi –rnp 4

すべてのプラットフォーム
-rnt コアの数 EXPDYN解析のためのOptiStruct SMPに使用するコア数を指定します。

(例: optistruct infile.fem -rnt 2

すべてのプラットフォーム
-rsf 安全係数 割り当てたメモリの上限に対する安全係数を指定します。

-maxlenが使用されている際は適用されません。

(例: optistruct infile.fem –rsf 1.2

(例: optistruct infile.fem –len 32 –rsf 1.2

(例: optistruct infile.fem –core out –rsf 1.2

すべてのプラットフォーム
-savelog N/A スクリーン出力を、<filename>.logという名称のファイルに保存します。OptiStructは一部のメッセージをスクリーンにのみ出力するため、これはデバッグ中に役立ちます。SCREEN I/Oオプションエントリは、.logファイルに出力されるべき最大限の情報と併せて必要とされます。 すべてのプラットフォーム
-scrまたは-tmpdir path, filesize=n, slow=1 スクラッチファイルを書き込むディレクトリを選択するオプション。filesize=nおよびslow=1引数はオプションです。複数の引数は、カンマで区切ることができます。
path
スクラッチファイルの保存場所のディレクトリへのパスを提供
filesize=n
その場所に書き出されるファイルの最大サイズ(GB単位)を定義
slow=1
ネットワークドライブを表す

(例: optistruct infile.fem –scr filesize=2,slow=1,/network_dir/tmp)

複数のスクラッチファイルのディレクトリは、–tmpdirまたは–scrの繰り返しインスタンスを用いて定義できます

(例: optistruct infile.fem –tmpdir C:\tmp –tmpdir filesize=2,slow=1,Z:\network_drive\tmp

このオプションは、環境変数OS_TMP_DIR、および入力デックのI/OオプションエントリセクションにあるTMPDIR定義を上書きします。

引数の詳細については、TMPDIR I/Oオプションエントリを参照してください。

すべてのプラットフォーム
-scrfmode basic, buffered, unbuffer, smbuffer, stripe, mixfcio 線形ソルバー用にスクラッチファイル保管の異なるモードを選択するオプション(特にout-of-coreおよびminimum-coreソリューションモード用)。複数の引数は、コンマで区切ります。

(例: optistruct infile.fem –scrfmode buffered, stripe – tmpdir C:\tmp

引数の詳細については、SYSSETTING I/OオプションエントリのSCRFMODEをご参照ください。

すべてのプラットフォーム
-testmpi N/A MPIが正しく設定され、OptiStruct実行可能ファイルのSPMDバージョンがこのシステムに使用可能であるかをチェックします。

(例: optistruct infile.fem –mpi –np 4 –mpipath /apps/hpmpi/bin -testmpi

すべてのプラットフォーム
-sp N/A 実行について単精度実行可能ファイルを選択するオプション。これにより、SMPまたはMPIランのいずれかについて、64 bit Integer 32 bit Floating Point Buildを選択することができます。 すべてのプラットフォーム
-v バージョン 使用するOptiStruct実行ファイルのバージョンを制御します。
LinuxとWindowsの実行ファイル内で、OptiStruct実行ファイルは以下のフォルダーで提供されています。
Linux

$ALTAIR_HOME/hwsolvers/optistruct/bin/linux64

Linux実行ファイル名の例: optistruct_2020_linux64_impi
この実行ファイルを選択するには、次の実行オプションを使用します:
-ddm -v 2020
-vオプションのVersion引数は、OptiStruct実行ファイル名の中でoptistruct__linux64の間に存在しています(この例で、この実行ファイルを選択するには、Version引数を2020に指定します)。デフォルトでは、シリアル実行ファイルが選択されます。MPIまたはGPU実行ファイルが必要な場合は、対応する実行オプション(-ddm-gpuなど)を-vと組み合わせて使用する必要があります。
Windows
$ALTAIR_HOME\hwsolvers\optistruct\bin\win64
Windows実行ファイル名の例: optistruct_2020_win64_impi.exe
この実行ファイルを選択するには、次の実行オプションを使用します:
-ddm -v 2020
-vオプションのVersion引数は、OptiStruct実行ファイル名の中でoptistruct__win64の間に存在しています。デフォルトでは、シリアル実行ファイルが選択されます。MPIまたはGPU実行ファイルが必要な場合は、対応する実行オプション(-ddm-gpuなど)を-vと組み合わせて使用する必要があります。
注: -vオプションが指定されていない場合、デフォルトでは、使用可能な実行ファイル内で最新のバージョン使用されます。
 
-version N/A OptiStructのバージョンおよびビルド日時をチェックします。 すべてのプラットフォーム
-xml N/A 入力ファイルにマルチボディダイナミクス解析タイプ用XMLファイルを指定するオプション。 すべてのプラットフォーム

コメント

  1. スペースまたは特殊文字を含む引数は{}で囲む必要があります。たとえば:-mpipath {C:\Program Files\MPI}。Windowsマシンのファイルパスには、バックスラッシュ“\”またはスラッシュ“/”が使用できますが、バックスラッシュ“\”の使用時は引用符で囲まなくてはなりません。
  2. 現時点で、ソルバー実行ファイル(OptiStruct)には、SMP部分の実行(-nt/-nthread)に割り当てられるプロセッサ / コアの数に対する特定の制限はありません。
  3. 上記の引数は、実際の実行可能ファイルではなくソルバースクリプトで処理されます。実行可能ファイルを直接使用する内部スクリプトを開発している場合、.statファイルのコンテンツを見て実行可能ファイルに受諾されるコマンドライン引数に関する情報を得ることができます。そこには、各実行についてのこれらの引数がリストされています。
  4. 上記のオプションの順序は任意です。ただし、引数が省略可能なオプションの直後にINPUT_FILE_NAME引数を置くことはできません。
  5. メモリ関連のオプション(-len-fixlen,、-minlen-maxlen-ramdisk)の場合、デフォルトのメモリ単位はMBです。ただし、接尾辞M/mおよびG/gは、それぞれMBおよびGBでメモリを表すために使用することができます。

    例:-minlen 2Gまたは-minlen 2000M