メモリ割り当て

OptiStructでは、実行のつどメモリが動的に割り当てられます。この割り当ては、まず初期メモリ(または最小限のメモリ)から開始されます。

動的メモリ割り当ての上限のデフォルト設定は、8 GBです。この設定を変更するには、SYSSETTINGオプションのOS_RAM環境変数を使用、または実行スクリプトで–lenオプションを定義、またはコンフィギュレーションファイル内のOS_RAMを使用します。環境変数は、スクリプトの内容によって変更されます。

OptiStructは常に、最小限のコアソリューションの実行に必要なメモリを割り当てようとします。

初期メモリは、デフォルトでは、動的メモリ上限の10%です。この設定を変更するには、SYSSETTINGオプションのMINLEN環境変数、または-minlenn実行オプション、またはコンフィギュレーションファイル内のMINLENを使用します。

メモリとディスクスペースの使用量を見積もるには、チェックランを使用すると便利です。チェックランを実行すると、必要なメモリが自動的に割り当てられます。

割り当てられたメモリに応じて、in-coreソリューション、out-of-coreソリューション、または最小限コアソリューションのいずれかが、ソルバによって自動的に選択されます。実行スクリプトで–coreオプションを定義することで、ソリューションのタイプを強制的に設定することもできます。この場合は、指定のソリューションタイプに必要なメモリが割り当てられます。

仮想メモリと物理メモリ、自動メモリ割り当てと固定メモリランについての詳細は、メモリ上限をご参照ください。