硬いパートに対する柔らかいパート

Radiossで計算されるデフォルトの剛性は通常、時間ステップの落ち込みを引き起こす非常に高い貫通を避けるのに適しています。同様の材料の間で接触が生きる場合には、デフォルトの剛性の利用で問題はありませんが、材料が異なる場合は例外です。例えば、軟鋼が柔らかいフォームに衝突する場合、デフォルトの剛性は高い貫通を避けるためには低すぎる可能性があります。このような接触が起きることが予想される場合には、最初にメイン材料剛性分のセカンダリ材料剛性の比を計算しておくことを勧めます。この比が100よりも大きい場合、スケールファクター(Stfac)にこの比を用いてインターフェース剛性を増加させるべきです。


図 1. 鋼材とフォーム間の衝突

図 1 は、軟鋼と柔らかいフォームの接触を示します。剛性の比が380よりも大きい場合、メイン側を柔らかい側にし、フラグStfacを380に設定することで深い貫通を避けられるかもしれません。