Deactivate

Command Elementそれまでアクティブ化されていたモデリング要素をオフにします。このモデリング要素は、明示的に“アクティブ化”されるまで、後続のすべての解析で無視されます。

フォーマット

<Deactivate
    element_type    = "string"
    element_id      = "integer"
/>

属性

element_type
非アクティブ化する要素のタイプを指定します。有効な要素タイプについては、コメント1をご参照ください。
element_id
非アクティブ化する要素のIDを指定します。

<Deactivate
     element_type = "JOINT"
     element_id   = "301002"
 />

コメント

  1. element_typeは、以下のいずれかのキーワードにする必要があります:
    キーワード
    対応するモデル要素
    "BEAM"
    Force_Beam
    "BUSH"
    Force_Bushing
    "CONTACT"
    Force_Contact
    "COUPLER"
    Constraint_Coupler
    "CVCV"
    Constraint_CVCV
    "CVSF"
    Constraint_CVSF
    "DIFF"
    Control_Diff
    "FIELD"
    Force_Field
    "FORCE"
    すべての作用の力。
    "FRICTION"
    Force_JointFriction
    "GCON"
    Constraint_General
    "GEAR"
    Constraint_Gear
    "GFORCE"
    Force_Vector_[One|Two]Body - 力とトルク
    "GSE"
    Control_StateEqn - USERSUBタイプ
    "JOINT"
    Constraint_Joint
    "JPRIM"
    Constraint_Jprim
    "LSE"
    Control_StateEqn - LINEARタイプ
    "MATE"
    Constraint_Mate
    "MFORCE"
    Force_FlexModal
    "MOTION"
    Motion_JointまたはMotion_Marker
    "NFORCE"
    Force_MultiPoint
    "PFORCE"
    Force_Penalty
    "PTCV"
    Constraint_PTCV
    "PTDCV"
    Constraint_PTdCV
    "PTDSF"
    Constraint_PTdSF
    "PTDSFF"
    Force_PTdSF
    "PTSF"
    Constraint_PTSF
    "SENSOR"
    Sensor_EventまたはSensor_Proximity
    "SFORCE"
    Force_Scalar_[One|Two]Body - 力またはトルク
    "SFSF"
    Constraint_SFSF
    "SPDP"
    Force_SpringDamper
    TFSISO
    Control_SISO
    "UCON"
    Constraint_UserConstr
    "VFORCE"
    Force_Vector_[One|Two]Body - 力のみ
    "VTORQUE"
    Force_Vector_[One|Two]Body - トルクのみ
    "YFORCE"
    Force_StateEqn
  2. ジョイント(Constraint_Joint)やジョイントプリミティブ(Constraint_Jprim)などの拘束は、自動車などのシステムを“一時的に”拘束するためによく使用されます。これにより、静的平衡が見つかりやすくなります。このシナリオでは、システムに中立平衡位置があり、自動車は、地面を表すX-Y平面のどこでも平衡に達することができます。静的平衡に達したら、この拘束要素は動解析前に“非アクティブ化”されます。
  3. Deactivateコマンドを使用して、剛体の“分割”をシミュレートすることもできます。1つの剛体が、固定ジョイントによって結合された2つの剛体のアセンブリとして定義されます。この固定ジョイントがアクティブである間は、これら2つの剛体は1つの剛体のように一体的に振る舞います。

    固定ジョイント内の力を監視でき、それらが臨界値に到達すると、破壊値(固定ジョイント)が非アクティブ化されます。これにより、元の単一剛体を構成していた2つの剛体が別々に動くことができるようになります。

  4. DeactivateActivateと組み合わせて使用することで、シミュレーション時にモデルのトポロジーを変更できます。例えば、宇宙船のソーラーパネルは離陸時は常に収容位置に格納されています。宇宙空間に達すると、パネルを固定していたボルトが非アクティブ化されます。これにより、パネルに対する拘束が解除されて、パネルが展開されます。