FVMエアバッグのスタンドアロン実行
FVMエアバッグは、正しい展開挙動およびエアバッグ特性を検証するため、スタンドアロンで実行する必要があります。有限体積マージパラメータおよび時間ステップの制御は、解析時間を短縮し、一方で現実的な結果を与えるよう修正することが可能です。
/DT/FVMBAG/1
1.5 1.0e-05
/FVMBAG/MODIF
666000001
1 0.010 0.001 1
解析の最後における正しい有限体積の数と時間ステップを提供するために、時間ステップのスケーリング係数と全体マージパラメータの調整が必要です。
有限体積の数は、有限要素の初期数の2%から10%にスムーズに減少する必要があります。マージストラテジーでは、衝突シミュレーションで必要となる最小時間ステップよりも大きい時間ステップを提供する必要もあります。
2 0.6688E-03 0.2863E-03 FVBAG 666000001 0.0% 2.739 0.1415E-14 0.000 -0.8103E-19 0.000
** MONITORED VOLUME ID: ********TIME STEP: 0.2878E-03 FINITE VOLUME: 21940
** MONITORED VOLUME ID: ******** - FINITE VOLUME MESH UPDATE **
NUMBER OF FINITE VOLUMES : 30605
SUM VOLUME FINITE VOLUMES : 155386.459 (VOLUME AIRBA 155386.459 )
SUM AREA SURFACE POLYGONS : 227440.887 (AREA AIRBAG 227440.887 )
妥当な数の有限体積が必要であり、有限体積マージ処理によってその数がすぐに1つの有限体積まで減少することにならないようにする必要があります。
/DT/FVMBAGカード内の有限体積時間ステップは、Starter出力での初期有限要素時間ステップの出力よりも小さくする必要があります。/FVMBAG/MODIFにおけるマージパラメータCgmergは、有限体積のマージ過程がスムーズになるよう、あまり高くしないようにする必要があります。
** MONITORED VOLUME ID: 1 - FINITE VOLUME MESH UPDATE **
NUMBER OF FINITE VOLUMES : 1565
SUM VOLUME FINITE VOLUMES : 298121.912 (VOLUME AIRBA 298121.912)
SUM AREA SURFACE POLYGONS : 230093.158 (AREA AIRBAG 230093.158)
44 0.1320 0.2865E-02 FVBAG 1 1.0% 7.222 0.1104 0.000 0.4265E-01 0.000
** MONVOL ID 1 FINITE VOLUME MESH UPDATE - LOOPING - NUMBER OF FINITE VOLUMES : 1564
** MONVOL ID 1 FINITE VOLUME MESH UPDATE - LOOPING - NUMBER OF FINITE VOLUMES : 1563
** MONITORED VOLUME ID: 1TIME STEP: 0.4293E-02 FINITE VOLUME: 396
エアバッグ内の気体の動きは、気体の温度と速度のアニメーション出力をコンタープロットすることで確認する必要があります。この動きは、インフレータからエアバッグ体積へと明白に展開され、エアバッグトポロジー(内壁、バッフル、ベントホールなど)を考慮しなければなりません。
ベント面積およびベント流出は、ベントごとにプロットし、制御して、一定圧力実行と比較する必要があります。